ヒラメについて
ヒラメはカレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属する魚で、ヒラメ科とダルマガレイ科に属する魚を総称してヒラメと呼んでいます。
沿岸の砂底を好み、昼は砂の中に頭だけだして身を潜め、夜に活動します。冬場は深場に下り、3月から7月の産卵期には浅場に移動します。
卵からかえったばかりの稚魚は一般的な魚と同じように目が両側に付いていますが、体長1センチほどになると右目は左へ移動し始め、2.5センチほどになると親と同じ形になります。
ヒラメの英名
釣りをされる方は、フラットフィッシュの愛称で親しまれていると思いますが、英名では「Bastard halibut」「Olive flounder」と呼ばれます。
ヒラメとカレイの違い
ヒラメはカレイ目の他の魚と同様に平たい体型で、背鰭と尻鰭がとても長く全体を縁取っています。
肉食性で海底の小魚やエビを食べるため、カレイに比べてしっかりとしたアゴで口が大きく歯は鋭く、獰猛な顔をしています。
「左ヒラメに右カレイ」というように両目が頭部の左半分に偏っており、目を上に向けて置くと頭が左向きになります。
カレイは砂の中のゴカイやイソメを主食としており、歯は小さく口はおちょぼ口です。
両目は、ヌマガレイなどの例外を除いては頭部の右半分に偏っており、目を上に向けて置くと頭が右向きになります。
ヒラメのルアー釣り
ヒラメは貪欲なフィッシュイーターで、泳ぎ回って獲物を探しています。
ヒラメをルアーで釣る場合は25グラムから35グラムほどの重さがあり、波の中でもしっかりしたアクションとカラーでアピールできるルアーを選びましょう。
進化し続けるヒラメ専用ミノーシリーズ!
シマノ シンキングルアー 熱砂 ヒラメミノーIII 125S
流れの速い場所や風の強い日に!
シマノ シンキングルアー 熱砂 スピンビーム
いろいろ使えるバーサタイルジグ!
アムズデザイン GUN吉 30
ヒラメのエサ釣り
ヒラメはムシエサなどは食ってこないので、アジやイワシなどを使った泳がせ釣りが基本になります。
専用の仕掛けを使えば簡単で、基本的にはエサとなる魚の上口に針を付けます。
ヒラメはエサを飲み込むのが遅いのでアタリがあっても少し待ってから合わせましょう。
タナ取りしやすい固定式の仕掛け!
オーナー 船ヒラメの基本 シングル 12-5
魚種を問わず使えるがせ釣りの万能仕掛!
フロロカーボンハリスを使用した泳がせ専用!
ヒラメの人気料理
ヒラメは透明感のある白身で熱を通しても硬くなりにくいため、塩焼き、煮付け、揚げ物、お刺身など色々な調理方法で美味しく食べることができます。
旬は本州では秋から冬、北海道では秋から初夏までで、体長の大きなもののほうが美味しいと言われています。
ウロコは細かく取りにくいので、小ぶりのヒラメは金ブラシなどでこすり、大きなヒラメは包丁でスキ引きましょう。
ヒラメのお刺身
ヒラメのお刺身は透明感のある美しい見た目とよくしまった旨みのある上品な味わいでとても美味しく食べられる調理方法です。
特に背びれにそったエンガワはコリコリした食感を楽しむことができます。
昆布締めにしてもヒラメの甘みに旨みが加わり美味しく食べられます。
ヒラメの煮付け
ヒラメの煮付けはふっくらと仕上がり、頭や切り身を煮付けにするととても美味しく食べられます。
残った煮汁でこんにゃくや大根を煮るのもおすすめです。
ヒラメのから揚げ
ヒラメのから揚げはさくっとした歯ごたえにほくほくした身がとても美味しい食べ方です。
皮も塩をふってカラッと揚げると香ばしく旨みも甘みも豊富で美味しく食べられます。
ヒラメの塩焼き
ヒラメの塩焼きはヒラメ本来の味がよく生きる調理方法です。
下味を日本酒と塩のみでシンプルに焼き上げると、しっとりた身と塩をした皮目を香ばしく食べられます。
ヒラメのムニエル
ヒラメのムニエルはバターの香りとともに上品な白身の味わいを楽しめる料理です。
旬の野菜も同じフライパンで一緒にソテーするといいでしょう。
ヒラメ釣りは魅力的
ヒラメは高級魚でもあるので、自分で釣れるのはとても嬉しいですよね。ヒラメのいそうなポイントを探すのもヒラメゲームの楽しさです。
砂浜からも釣れるので、自然も一緒に満喫できるのも魅力です。ぜひヒラメ釣りを楽しんでください!