ライン別の使用感
エステル0.3号
「ジグ単の操作性」という面では、やはりエステルラインが一番です。
超軽量ジグヘッドでも操作感が消えることがなく、それでいてシャープに操れるような感覚。
おそらく、エステルをメインに設計されているので使用感に不足はありません。
フロロカーボン2.5lb
アクション時はエステルラインよりもややモッサリ感はありますが、フォール中は軽量ジグヘッドをしっかり捉えられます。
やや飛びにくくてライントラブルが多くなるラインですが、飛距離は必要十分に稼げましたし、実釣時にライントラブルは一度も起こりませんでした。
「夜にリーダー結ぶの苦手だな〜」という方は、迷わずフロロラインを使ってください。
PE0.3号
個人的にもっとも嬉しかったのが、PEラインの使い心地がよかったことです。
PEラインを使うと、どうしてもエステルやフロロよりも軽量ジグヘッドの操作感が薄くなりがちなのですが、このロッドはPEでアンダー1gをしっかり扱えます。
また、向かい風・ボートで使ってもガイド絡みなどのトラブルは一切起こりませんでした。
筆者のように「わざわざエステル・フロロを巻くのはメンドクサイな……」というズボラな方も安心です!
万能ロッドではない
ジグ単のアジングなら文句の無いロッドですが、「万能なライトゲームロッドが欲しい」という方には向かないかもしれません。
テトラ帯や石積みでのメバリング、外道のシーバスのキャッチ率、重ためのルアーへの対応、といったことを考えると、汎用性は高く無いと言えるでしょう。
もちろん、上記のような汎用性を持たせると、軽量ジグヘッドの操作性や感度は下がってしまうわけですが……。
もし、小さめのキャロやプラグなんかを使いたい方は、「S63UL-solid」を検討してみてもいいかもしれません。
アジングが楽しくなる!
みっちり使って魚もたくさん掛けましたが、ジグ単のアジングなら文句なしに良い竿だと思います。
使用感と価格を考えるとコスパも抜群なので、「軽いジグヘッドは何やってるかわからない」「アタリを取るのが難しい」と思っている方には、ぜひ使って欲しい1本です!
もっとアジングが面白く、もっとアジが釣れるようになると思いますよ!
※発売は2021年春頃の予定です。
▼今回インプレしたロッドはこちら
がまかつ ラグゼ 宵姫 爽 S58FL-solid
▼その他のラインナップ
がまかつ ラグゼ 宵姫 爽 S53FL-solid
がまかつ ラグゼ 宵姫 爽 S63UL-solid
がまかつ ラグゼ 宵姫 爽 S73L-solid
がまかつ ラグゼ 宵姫 爽 S78M-solid