沖堤防へ渡ろう!
渡船を探す
まずは身近なエリアに沖堤防があるか確認しましょう。検索エンジンで「湾名+沖堤防」「県名+沖堤防」と検索したり、行きつけの釣具屋さんに近辺でおすすめの沖堤防がないか聞いてみましょう。
渡船のホームページをチェック
渡船屋のホームページで、出船・帰船時間、※予約の有無、沖堤防ごとのルール、釣果情報などを確認します。
いくら沖堤防と言えど、自然が相手の為、釣れない時は釣れません。多くの渡船屋は釣果情報を頻繁に更新している為、自分の狙いの魚が釣れているか、全体でどのような魚が釣れているかをチェック出来ます。
※中には事前に予約が必要な渡船屋もあります。
当日の天候・風速をチェック
悪天候の場合は、渡船屋側が渡船を中止したり、早上がりとなる場合があります。
また、渡船屋側が中止と判断しなくても、その日の天候はご自身で十分にチェックする必要があります。
数時間毎に定期便がある渡船屋もありますが、一度沖堤防に渡ってしまえば、迎えの便までは数時間は帰って来れない事になります。
アタリも取れない強風の中で数時間、豪雨の中で数時間なんて苦行は避けたいですよね。
装備を整えよう
沖堤防は魅力的な場所である反面、危険も潜んでいます。沖堤防は一度渡ってしまうと数時間は陸に戻れない、沖の天候は変わりやすいという認識を強く持ちましょう。
ライフジャケット
ライフジャケットは必須です。
仮に5mの高さから落水したとして、海水浴場のようにライフセーバーはいませんし、船釣りのように浮き輪を投げ入れてくれる船長はそこにはいません。
ライフジャケットはレンタルがある渡船屋が殆どですが、レンタル品の有無を必ず確認しましょう。
滑りにくい靴・長靴
場所によっては波が被ったり、潮汐によっては膝下まで水没するなんて堤防も中には存在します。
滑りにくい靴は必須で、フェルトスパイク・長靴などは必要に応じて用意しましょう。
※スパイクは船の甲板を痛める為、禁止している渡船もあります。
レインウェア・時期に応じたウェア
海の天候は変わりやすく、堤防上でも波をかぶることがあります。予報に限らずレインウェアを持参することをおすすめします。
また、日陰もありませんので夏は灼熱になり、冬は海風が直に当たるので極寒となります。
夏なら熱中症対策、冬なら防風・防寒対策などを徹底しましょう。
飲み物・食べ物・酔い止め・虫除け・カイロ
飲み物や食べ物なども事前に用意しておく必要があります。
また、短い時間でも船に乗りますので、船酔いしやすい方は酔い止めを用意しましょう。
沖堤防とはいえ、夏であれば虫が来る事もありますし、冬であれば痛いほどの寒さに襲われる可能性もあります。
一度沖堤防に渡ったら数時間は戻れない。仮に過酷な環境であったとしても避難する場所がない。という認識の元、必要な装備を整えましょう。
ランディングネット
不意の大物が釣れることもある沖堤防。折角の大物を逃さない為にもランディングネットは常備したいアイテム。
海面までの高さが5m以上の堤防もあります。堤防の高さを考慮してランディングポール長を選びましょう。
乗船前・乗船時・上陸時の注意点
トイレは事前に済ませておきたい
沖堤防上にトイレはなく、女性やお子様連れの方は不安なところもあるかもしれません。
定期便が来たタイミングで船のトイレを利用させてもらえる渡船もありますが、定期便に間に合わない事も考えられます。
沖堤防に慣れていない方は、短時間釣行を積み重ねて、慣れていったほうがいいかもしれません。
乗船前
渡船屋によっては、駐車場・受付・船の乗り場が別々の場所にある事も珍しくはありません。
それぞれの場所を事前に確認し、時間に余裕を持って受付を済ませましょう。
乗船時
船に乗ったらまず、荷物をコンパクトにまとめて座りましょう。
他の乗船客の邪魔にならないように、船の後方、若しくは※前方から順に詰めて乗るようにしてください。
※船の形状によっては前方から詰める場合もありますので船長の指示に従いましょう。
上陸時
船首(船尾の場合もあり)が着岸し、船長の合図が出たら上陸しましょう。
船は低速でエンジンを回し、船首を岸壁に押し当ててているので堤防から離れる事は稀ですが、不意の波で船が堤防から離れたり、バランスを崩して落下したり、船と堤防の隙間に足や体が挟まれてしまうケースもないとは言い切れません。
バランスを保ちつつ、素早く飛び乗る事を意識しましょう。
※大荷物を抱えて飛び乗るのは不安定ですので、荷物はなるべくコンパクトにしましょう。