もっと“のびのび”釣りを楽しみたい
どこに行っても人だらけ
特に都心近郊のフィールドで釣りをされる方は、そういった経験をされている方が多いかと思います。
実際、ハイシーズンの釣り公園などは混雑必至ですし、釣り禁の場所も近年増加傾向にあります。
中には、釣りは出来ても投げ(ルアー)釣りは禁止といったように、出来る釣りが制限されていたりと、中々のびのびと釣りが楽しめる環境というのは少ないですよね。
かと言って、頻繁に遊漁船に乗る余裕もない。そんな方におすすめしたいのが“沖堤防”です。
沖堤防とは
沖堤防とは、その名の通り“沖にある堤防”の事。
堤防の前が私有地(工場地帯など)であるといった理由で、岸伝いでは行けない地続きの堤防をそう呼ぶ事もあります。
その為、沖堤防へは渡船と呼ばれる、船で堤防上まで送迎してくれるサービスを利用します。
沖堤防の魅力
魚影が濃い
地続きの堤防でも、沖に張り出している堤防は釣りの一級ポイントとして人気ですよね。
船釣りや漁の一級ポイントとして“漁礁や人口漁礁”があげられますが、大海の中にポツンとある沖堤防は人口漁礁と同じような役割をしていますので、大小様々な魚が集まりやすいポイントとなっています。
実際に、沖堤防で釣りをしていると、その周辺で漁船が漁を始めるといった事もあります。
のびのび釣りが出来る
関東・関西の人気沖堤防や、夏・秋のライトショアジギングなど、シーズンによっては混雑する沖堤防も勿論ありますが、ハイシーズンの堤防や釣り公園と比べれば比較的のびのび釣りが出来る環境と言って良いでしょう。
渡船の出船や帰船の時間を気にする必要はありますが、一度沖堤防に渡ってしまえば、自分のペースで釣りをする事が出来ます。
コスパが良い
沖堤防への渡船代の相場は、3000円程度のところが多いです。
“釣果”なのか“体験”への満足度なのか、何をもってコスパが良いのかは個人差があるところではありますが
筆者の所感としては、割とリーズナブルな値段で、良いポイントで釣りが出来ていると感じています。
ワクワク感がマシマシ!?
渡船を使って沖堤防へ渡るまでの時間は、さながらプチクルーズ。
心地よい海風を感じながら「今日は大物が釣れるかな?」と、まだ見ぬ大物に思いを馳せる。乗船中のワクワク感は回数を重ねても色褪せる事はありません。
逆に、何も釣れなかった日の帰りの船は、悲壮感もマシマシな気がしますが(笑)
船釣りが苦手な人でも楽しめる!?
船酔いをするから船釣りは苦手という方も多いと思いますが、沖堤防ならそんな方も楽しめる可能性があります。
乗船時間は渡船によっても異なりますが、多くは往復で30〜60分程度かと思います。
少なくとも半日、船に乗って釣り(手元の作業)をする船釣りに比べれば、船酔いリスクは低いと言え
考え方によっては船釣りが苦手な方も、船釣りの環境(沖)に近い場所で釣りを楽しめると言えるかもしれません。