クーラーボックスをカスタム!
釣りを効率化するためにカスタマイズしていくのが大好きな、TSURI HACKライターの小林です。
今回の記事では海釣りには欠かせないクーラーボックスを、保冷性を高めたり、効率的に釣りができるようにカスタムしてみたいと思います。
用意するもの
例えばアジやメバルなど、手軽に海釣りに行きたい時に重宝する、この手の小型クーラーボックス。
価格も安くて軽量。機動性を重視したい釣りでは非常に扱いやすいのですが、最大の難点は保冷性にかけるところでしょう。
また、ロッドホルダーをつけることさえできれば、タックルの持ち運びにも便利なのではないかと思います。
発泡ウレタンスプレー
先ずは保冷力を高める効果が期待できる発泡ウレタンスプレー。
色々と調べていたらこの手のクーラーボックスのカスタムには一番効果がありそうでしたので試してみることに。
エポキシパテ
クーラーボックス本体に直接穴をあける必要があるため、それを埋めるためのエポキシパテも準備。
こちらは100円均一でも購入出来ます。
ロッドホルダーとして使えそうなパーツ
次はこちら。ホームセンターに売っていた配管工事修理に使えそうなモノをロッドホルダーとして使います。
3M スコッチ 超強力両面テープ
それを取り付けるための超強力テープ。
ヘビーすぎないタックルであれば、ネジで固定しなくても、この手のテープで必要十分。素晴らしいほどに強力なので、これで固定してしまいましょう。
インパクトドライバー
穴をあける用に、ぜひインパクトドライバーも用意しておきましょう。DIYではなにかと出番が多く、効率的に作業をすすめることができます。
ウレタンスプレーで保冷力アップ!
さて準備も整ったので、早速カスタムに取り掛かります。
今回用意したクーラーボックスは、フタの部分が空洞になっているため、そこに発泡ウレタンを入れることで保冷力を向上させる作戦です。
比較的低価格のクーラーボックスがいまひとつ保冷力に欠けるのは、こうした空洞部分があることが大きな理由だったりします。
僅かな隙間もウレタンで埋めていってしまえば、保冷効果が高くなるのです。
ボディ本体への発泡ウレタン注入も考えていたのですが、ここは思ったよりも空洞になっておらず、カスタムには難儀しそう。
作業ステップ① :フタにウレタン注入用の穴をあける
インパクトドライバーでフタの内部に穴をあけていきます。勢い余って表側まで貫かないよう、慎重に進めましょう。
どれぐらい穴があると良いのか分かりませんが、程々にということでこの通り4箇所開けてみました。
作業ステップ②: 発泡ウレタン注入
次に先程開けた穴に発泡ウレタンを注入していきます。
スプレーするとスムーズに気持ちよく注入され、他の穴からも吹き出すほど。隙間ができないように充填させましょう。
もう発泡ウレタン吹き出しまくり(笑)
穴は四箇所で十分のようでした。寧ろ二箇所ぐらいでも十分だったかなといった印象です。
かなり散らかると思われますので、新聞紙を引くなりキチンと養生して挑みましょう。
またこの発泡ウレタン、こう見えてもかなり粘着性があるため、床などに付着すると厄介です。
しっかりと注入できたら、しばらくこの状態で乾燥させます。
発泡ウレタンは読んで字の如く、時間の経過とともにグングン膨らんでいきます。しっかりと乾燥するまで触らないでおきましょう。
しっかりと乾燥させること7時間ぐらいでしょうか。
吹き出た発泡ウレタンがきちんと掃除できるのか心配でしたが、乾燥したらペリッと剥がれてくれます。なので散らかっても焦らずしっかりと乾燥させましょう。
作業ステップ③ :エポキシパテで埋める
乾燥しきったら後はエポキシパテで、穴を処理します。パテが乾燥したら、綺麗にヤスリ等で表面をならし、完成です。
発泡ウレタンスプレーの注意点
発泡ウレタンスプレーは使い切りのため、一度使い始めたら最後まで使い切らなければいけません。
他にも保冷力を上げたいクーラーボックスがある場合は、そちらも準備しておくと一本を有効的に使えます。
ロッドホルダーを装着
さて次はロッドホルダーの取り付けを。先に紹介した配管工事用のサドルを使います。
カスタムと言えるような大掛かりな工事ではなく、両面テープで固定するだけの超簡単作業です。
超強力テープを使い、ペタッと貼るだけです。
発泡ウレタンは色々と時間がかかりましたが、こちらはめちゃめちゃ簡単(笑)
これを持って釣りにでかけてみましたが、移動の際など、ロッドホルダーがあるだけで随分と使いやすくなった気がします。
フィールドでも大活躍でした。
というわけで今回はクーラーボックスの『保冷力アップ』と『機能性アップ』のカスタムをしてみました。
保冷力に関しては、どの程度向上したのかは分かりませんが、ひとつ保冷剤を入れておけば、真夏じゃなければ十分な温度を保つことができそうです。(今後検証してみてもいいかもしれません)
ここから更にロッドホルダーをもう一つ付けても良いなとも考えていますし、色を変えてみてもおもしろいかもしれません。
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。
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