モバイルなショアジグロッドを探していた!
こんにちは、編集部しみけんです。
昨今はモバイルロッド(パックロッド)が流行し、各社からたくさんロッドが発売されていますね。
かく言う私も電車釣行や遠征釣行が多く、ちょっといい(2〜3万円ぐらい)モバイルなショアジギングロッドを探していました。
ラテオ モバイル106M-4がいいかんじ
ロッドを探してみて気づいたのは、2〜3万円ぐらいの“ちょうどいい”価格帯のロッドが非常に少ないということ。
そんな状況で目を付けたのがラテオ モバイル106M-4。
シーバスロッドですがショアジギングにも良さそうだったので、使用感を細かくインプレします!
実釣時のタックルセッティング
リール:ツインパワーXD C5000XG
ライン:PE1.5+リーダー6号
上記のタックルセッティングで、30/40gのメタルジグを用いてシオ(カンパチの幼魚)やギンガメアジなどの回遊魚を狙い、丸3日半ほど釣りをしてみました!
オリジナルラテオを上回る軽さ
ラテオ モバイル106M-4の自重は158gです。他のロッドと比較してみると……
オリジナルのラテオ106Mが160g、ラブラックスAGS106Mが175g、モアザンEX110Mが160g。
なんと、カタログスペック自体がかなり軽いんです。継数が増えるのにオリジナルラテオより軽いとは、一体どういうことなのでしょうか(笑)
その理由はわかりませんが、リールを付けてラインを通し、実際にジグをシャクってみると、“体感の軽さ”もかなり軽いです。
そもそも自重が軽いので当然なのかもしれませんが、「モバイルロッドは重そう」と思っている方は驚くはずですよ!
オートマチックなキャストフィール
適正ウエイトは10〜50gと記載されており、50gのジグまでキャストしてみましたが、しっかりとフルキャストすることができました。
投げる前は“モバイルロッドゆえの不安”がありましたが、いざ投げてみると不安は一切感じません。
上の写真をみても、どこで継がれているのかまったく分からないのではないでしょうか?
また、キャストフィールはマイルドな印象を受けました。
ロッドがしっかりと曲がり込んでくれるのでウエイトが胴に乗りやすく、オートマチックにルアーを弾き飛ばしてくれるようなフィーリングです。
リリース時のスイートスポットも狭くないため、誰が投げてもしっかりと遠投できると思いますよ!
ただし、穂先だけで雑に投げると何度かラインが穂先に絡んだため、キャストするときはしっかり胴までウエイトを乗せるようにしましょう。
40gのジグをストレスなくシャクれる
このロッドを使ってみて、一番感心したのが“シャクリやすさ”です。
というのも、まず第一に、グリップが長いのでグリップエンドを脇挟みしてシャクることができます。シーバスロッドは10ftクラスでもグリップが短いものも多く、そういったロッドはシャクリ続けるのがかなり大変です。
身長186cm(腕長め)の筆者でもストレスなくホールドできたので、大半の方がしっかりと脇挟みでジグをシャクれると思いますよ。
また、グリップの長さに加えてブランクがしっかりと仕事をしてくれるのもジグをシャクリやすい理由です。
40gのジグをシャクると4番ガイドあたりまで曲がり込み、そこからしっかりとブランクが反発して戻ってくれます。
曲がりっぱなしになるロッドはシャクリが大変でジグも動かないため、シーバスロッドながら“40gのジグをしっかり動かせる”というのはこのロッドの大きな魅力です!
ファイトに一切不安なし
実釣時は40cmクラスの回遊魚が主体でしたが、ロッドを曲げ込んでみた感じだと、PE1号でブリクラスは難なくキャッチできるように思えました。
さすがにそれ以上の超大型魚となると厳しいと思いますが、使うルアーとラインを考慮すれば十分すぎるパワーでしょう。
キャストの項でも言及しましたが、ファイト時のロッドの曲がりを見ても、どこで継がれているのか分からないぐらいロッドが綺麗に曲がります。
ファイトはモバイルロッドを使う上でもっとも不安になる部分だと思いますが、「言われないとモバイルロッドだと分からない」ぐらいのレベルです。
また、パワーがあると言っても硬いわけではなく、一度魚の引きを受け止めて曲がり込み、そこからジワッと復元するような調子なので釣り人に優しいロッドに感じました。
ビギナーの方でも大型魚をキャッチしやすく、細いラインでも大型魚と勝負ができるロッドだと思います。