レゼルブ(DSTYLE)をインプレ
こんにちは、ikahimeです。小型の羽根モノルアーであるDSTYLE(ディスタイル)のレゼルブについて実釣を交えてインプレしていきます。
発売は2017年のレゼルブ。3年ほど経った現在、「めっちゃ釣れる!」と言う評価を耳にすることが多く、小型の羽根モノルアーの代表格ではないでしょうか。
発売当時、DSTYLE×ジャッカルコラボの第1弾ルアーとしてリリースされ、青木大介氏の人気からしばらく品薄傾向が続いていたことを思い出します。
さらに派生モデルの小さな「レゼルブJr」が発売され、今後は大きな「レゼルブビッグ」の発売も予定されています。記事執筆段階でビッグはまだリリース前でしたので、とりあえず手持ちの「レゼルブ」と「レゼルブJr」を持ってフィールドに繰り出してみました。
SPEC
レゼルブ
Length | 70.0mm |
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Weight | 5g |
Type | Floating |
Color | 8 |
Hook | HAYABUSA社製 FINAフック |
レゼルブJr
Length | 48.0mm |
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Weight | 2.3g |
Type | Floating |
Color | 11 |
Hook | HAYABUSA社 瞬貫トレブル#10 |
レゼルブの特徴
軟質素材の羽パーツ
軟質プラスチック製の羽パーツ。優しい波動や音を発生します。金属製の羽の様な微調整が必要なくて楽ですね。また、柔らかいのでフッキング時に邪魔になりません。
また、羽の先端には目のシールが貼り付けられており、ボディと合わせて「水面で戯れるベイトフィッシュの群れ」を演出してくれます。羽根モノルアーにバイトしてくる理由として「威嚇説」と「食性説」がありますが、レゼルブは後者を狙っている、ということだと思います。
細身のシルエット
ベイトフィッシュライクな細長シルエット。目が上下に付いていて横たわって浮くのが面白いですよね。弱って泳力を失ったベイトフィッシュを演出します。
フックはフロントのみ
フックはフロントにトレブルフックが1つ。高品質なHAYABUSA社製FINAフック採用。フッ素系コーティングが施され、抜群のフッキング性能です。
テールは黒いメルティヘア
テールは黒いメルティヘア素材。水面で止めた時にもフワフワすることで誘ってくれます。また、近づいてきたバスのバイトを誘発する効果もあると思います。
ウェイトは固定重心
ウェイトは固定重心タイプでフックの少し後ろにウェイトボールが仕込まれています。やや後方に搭載されることで十分な飛距離を生み出しています。
レゼルブを使って感じた魅力
まさに瀕死のベイトフィッシュ
細身のシルエットと、浮き姿勢が水平なので「水面で瀕死のベイトフィッシュ」っぽいことが強みです。特にワカサギを偏食している様なフィールドでは、ただ浮かせておくだけでも集魚力がありますね。公式の説明で「数匹のベイトフィッシュが絡み合う」イメージ、とありますが巻いた時はまさにそんなイメージです。
虫パターンも再現
全体のシルエットが小さいので、虫パターン的に使用できるのも強みです。特にJrについてはその傾向が強いですね。その際は必ずしも巻く必要はなく、トゥイッチなどで水面上をもがく虫をイメージしてみてください。また、トレブルフックがフロントのみですので、少し込み入ったカバーや浮いた木の奥などを狙えるのも虫ルアーっぽいですね。
ブルーギルの捕食音
泳がせてみると軟質素材の羽が良く水を噛んで、ポコポコと水泡を発生してくれます。また、その時の音がブルーギルが水面で捕食するときのパチパチとした音に少し似ているように感じました。(ブルーギルに限らず小型のベイトフィッシュも発生する音)
人間が聞いてもいい音ですし、もちろんバスが聞いても美味しそうな音なのは、間違い無いでしょう。
レゼルブのここが惜しい
羽根の目が取れてしまう
使い込むうちに羽根の目が取れてしまいました。少し強度が弱い気がします。無くても釣れますが、気持ち的にシールで補修しておきたいですね。
対応リトリーブスピードは狭い
対応するリトリーブスピードはそこまで幅広くないため、巻きスピードの調整による誘い方の変化はつけにくい様に思います。(軽量なため早巻きすると水面から飛び出し破綻する。)ただし一番いい音が出る巻きスピードでかなり食わせ能力が高いのでそれほど問題ではないです。Jrは軽量なためさらに対応リトリーブスピードは狭めです。
アピール力は弱い
アピール力は弱めです。水深のある垂直岩盤エリアなどで使う際は少し物足りないですね。どちらかといえばシャローエリアでの使用が有効です。
レゼルブのタックル〜ロッドは柔らかめがおすすめ〜
UL〜Lクラスの柔らかいロッドで、引っ張りすぎずにゆっくり巻きすることが大切です。あまり強い力で引っ張ってしまうと、ルアーが本来持っている泳ぎの性能をスポイルしてしまうからです。
私はレジットデザインのWSS 61ULで投げました。ラインはフロロカーボン4lbです。自重が5gあるのでフロロカーボンでも十分な飛距離が出ます。ただしjrの方は3gと非常に軽量ですので、PEラインで飛距離を稼いでも良いですね。
レゼルブJrについて
一回り小さい「レゼルブJr」もあります。基本的な構造はほぼ一緒で、レゼルブの良さをほぼそのまま活かしダウンサイジングしたモデルですね。
羽根の「目のシール」が無いのが大きな違いです。
小さく軽いため、オリジナルサイズと比べてよりせわしなく、ハイピッチに動きます。2.3gと非常に軽量ですがULクラスのスピニングであれば全く問題なく使用できました。より扱いやすくするためにPEラインで使用しても良いですね。
羽根モノ入門にもおすすめ
羽根モノルアーを使ってみたいけど、フルサイズは抵抗があるというユーザーの要求に答えてくれるルアーだと思います。虫系っぽいライトな使い方で比較的イージーにバスを連れてきてくれるからです。まだお使いになられていない場合、ぜひ試してみてくださいね。