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【野良ネズミ】かわいい顔して釣れ方エグい…。使い方やタックル・フックセッティングを解説

野良ネズミ(ティムコ)を解説。発売以来、そのかわいらしいルックスに見合わない爆発力で、一時入手困難にまでなった話題のワーム。使い方やタックルセッティング、フックサイズまで細かく紹介したいと思います。(ikahime)

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目次

野良ネズミってどんなルアー?

野良ネズミ

野良ネズミはティムコから発売されているネズミ型ソフトベイト。

全長88ミリ、自重4グラム。驚異的なスピッキング性能とソフトボディならではの水絡みを伴ったアクションが特徴です。

ikahime
こんにちは。ikahimeです。今回は私自身もリザーバーを中心に釣りまくっている、野良ネズミについて解説したいと思います。

野良ネズミの特徴①:驚きのスキッピング性能

レイダウン

エラストマー素材という弾性素材をボディに使うことで、抜群のスピッキング性能を実現。オーバーハングやカバー直下も難なく攻略することができます。

ikahime
例えば写真のようなライトカバーの再奥。他のルアーではなかなかアプローチできないようなスポットでバイトを量産します

野良ネズミの特徴②:フッキングがキマる

野良ネズミ フッキング

エラストマー素材と独特のボディ形状により、フッキング性能もピカイチ。しっかりとボディが潰れることで、フッキングの妨げになっていない事が伝わりますでしょうか。

他にもエラストマー素材は食感がよいためか、バスが違和感を与えにくいこと、耐久性が高いため壊れにくいなどの特徴もあります。

3匹入りで少ないように思いますが、一般的なワームよりはるかに長持ちします

ikahime
小型ペンシルベイトのようなキビキビとした首振りアクションに合わせて、尻尾が艶めかしく動くためバスも思わず口を使ってしまいます。

野良ネズミの特徴③:タフな時も釣れる

野良ネズミ バス

☝︎写真のバスは8月の亀山ダムでの45UP。極めて濃いアオコが発生しているエリアでも釣れました。

水質が極端に悪化している時や、ピーカンべた凪の日中など……一般的に“タフ”と呼ばれる状況でも、バイトを引き出せる不思議な力を持ったルアーです。

アオコ

ホームレイクのリザーバーでは、アオコが濃すぎるとあまり釣果が良くないというのが実感です。

ikahime
絶望的な状況でも、野良ネズミならバイトを引き出せたりします。ちなみにこの時、他のルアーでは全く反応が無かったです(泣)

野良ネズミの特徴④:他のライトリグに釣り勝つ

野良ネズミ バス

友人が野良ネズミでボッコボコに釣っているのをみて、思わず「そのルアーくれ!」となったのも良い思い出。

あまりにも釣れるのでつい頼り過ぎてしまうというデメリット(?)もあります。

ikahime
「ダウンショットやネコリグなどを投げてもなかなか反応が得られない」。そんな時に投げてみてください。野良ネズミは、他のライトリグに圧倒的な差をつけて釣り勝つパワーを持っています。

野良ネズミのセッティング

オフセットフックの#1前後がベストマッチ

野良ネズミ フック

野良ネズミにはオフセットフックの#1前後のものがおすすめです。

よく使うのは、TNSオフセットの#1。あまり重たいフックを使うと、フックの自重によってボディが沈み、本来のアクションを活かせない事があるので注意が必要です。

フックセッティングの手順

フックセッティング

オフセットフックを顎の下あたりに刺して抜きます。

フックセッティング

そして、お尻のスリットの後方部分を目安にフックポイントを刺してセット。エラストマーがフックをぎゅっとホールドしてくれるため、ズレにくくなります。

野良ネズミ フッキング

このスリットのおかげでバスがバイトした時にボディが潰れ、フッキング性能を高めてくれます。

野良ネズミ ボディ
注意点として、フックポイント(針先)がボディに埋もれてしまわないようにしましょう

こうなってしまうと、柔軟性の高いエラストマー素材が仇となり、フッキングの妨げとなってしまいます。時折チェックすると良いでしょう。

ikahime
お尻の肉厚で根掛かり回避してくれますので、針先が出ている状態で使うのが正解です。
>>Next Page:使い方のコツとタックルセッティング

野良ネズミの使い方・コツ

野良ネズミ フッキング

野良ネズミはオーバーハングやカバー直下に浮いているバスを根こそぎバイトに持ち込むパワーがあります。

また、フックポイントがボディに隠れる形状であるため、アシ際やウィードトップなど、カバー・ベジテーション攻略に威力を発揮します。

基本的な使い方

高速ドッグウォークが基本となるアクションです。ソフトボディがレスポンス良く、艶かしい首振りを魅せてくれます。

上の公式動画のように、ロッドティップを高速でチョンチョンと動かす(トゥイッチ)ことで演出できます。

バイトを引き出すコツ

ポイントはストップさせないようにひたすら高速でトゥイッチする事。バスに見切られせないように、水面に落ちてしまったネズミ、虫が必死に逃げる様を演出してみましょう。

ikahime
ステイさせているだけでも尻尾がナチュラルに動きバスにアピールします。ドッグウォークだけで食わせきれないと感じたら試してみましょう。さらに、まっすぐI字引きしても釣れます

野良ネズミのタックルセッティング

ikahime
ティムコHPでの推奨タックルは以下のとおりです。

メーカー推奨タックル

  1. ロッド:ウルトラライト~ミディアムライトのスピニングロッド&ベイトフィネスロッド
  2. ライン:ナイロン&フロロカーボン3~6ポンドラインまたはPE0.3~1号

  3. フック:オフセットフック #1前後推奨

UL〜MLクラスであれば、幅広いスピニングタックルで扱えるという事がわかります。

ikahime
実際に、ULクラスに4lbラインをセットしたライトなタックルでも、PE0.8号+フロロカーボン8lbリーダーをセットした、ちょっと強めのタックルでも扱うことができます。

アクション重視=柔らかめ ランディング重視=ちょい強め

アクションをつけやすいのは柔らかめのロッド(Lクラスぐらい)です。ただし個人的にはライトカバーに絡めて使用する事が多いので、MLクラスの強めのタックルで投げてます。

ikahime
ロッドパワーを上げることは、#1のオフセットフックをしっかりと貫通させるという意味でも有効です。リールはカバーから素早く引き剥がしたいのでハイギアを推奨します。
野良ネズミ タックル

ロッド

先述したように、カバー周りで安心してファイトしたいため、やや硬めのロッドを使用しています。ただし、アクション優先であればもう少しライトなロッドが適しています。

リール

高速でトゥイッチさせるため、手首の負担が少ない軽量なリール(2000〜2500番のスピニングリール)をチョイス。もちろん、ベイトフィネスタックルで投げてもOKです。

ライン

MLクラスのロッドで使うときは、PE0.4~1号にフロロのリーダーを。ライトカバーやベジテーション周りで使う時におすすめのセッティングです。

野良ネズミの首振りアクションでイチコロ!

野良ネズミ

野良ネズミは驚異的なスピッキング性能と魅力的なアクション、抜群のフッキング性能など魅力たっぷりのルアーです。

またボディバランスの良さ、エラストマー素材の力も相まってスピッキングがバンバン決まる。そのため、キャスティングが急にうまくなった気分も味わえます。

SNSで話題になり一時期は入手困難でしたが、現在では十分な量が供給されています。

ikahime
このルアーの威力、ぜひ一度体験してみてください!
撮影・文:ikahime

ライタープロフィール


ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。

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