野良ネズミってどんなルアー?

野良ネズミはティムコから発売されているネズミ型ソフトベイト。
全長88ミリ、自重4グラム。驚異的なスピッキング性能とソフトボディならではの水絡みを伴ったアクションが特徴です。
野良ネズミの特徴①:驚きのスキッピング性能

エラストマー素材という弾性素材をボディに使うことで、抜群のスピッキング性能を実現。オーバーハングやカバー直下も難なく攻略することができます。
野良ネズミの特徴②:フッキングがキマる

エラストマー素材と独特のボディ形状により、フッキング性能もピカイチ。しっかりとボディが潰れることで、フッキングの妨げになっていない事が伝わりますでしょうか。
他にもエラストマー素材は食感がよいためか、バスが違和感を与えにくいこと、耐久性が高いため壊れにくいなどの特徴もあります。
3匹入りで少ないように思いますが、一般的なワームよりはるかに長持ちします。
野良ネズミの特徴③:タフな時も釣れる

☝︎写真のバスは8月の亀山ダムでの45UP。極めて濃いアオコが発生しているエリアでも釣れました。
水質が極端に悪化している時や、ピーカンべた凪の日中など……一般的に“タフ”と呼ばれる状況でも、バイトを引き出せる不思議な力を持ったルアーです。

ホームレイクのリザーバーでは、アオコが濃すぎるとあまり釣果が良くないというのが実感です。
野良ネズミの特徴④:他のライトリグに釣り勝つ

友人が野良ネズミでボッコボコに釣っているのをみて、思わず「そのルアーくれ!」となったのも良い思い出。
あまりにも釣れるのでつい頼り過ぎてしまうというデメリット(?)もあります。
野良ネズミのセッティング
オフセットフックの#1前後がベストマッチ

野良ネズミにはオフセットフックの#1前後のものがおすすめです。
よく使うのは、TNSオフセットの#1。あまり重たいフックを使うと、フックの自重によってボディが沈み、本来のアクションを活かせない事があるので注意が必要です。
ハヤブサ TNSオフセット FF307 #1
フックセッティングの手順

オフセットフックを顎の下あたりに刺して抜きます。

そして、お尻のスリットの後方部分を目安にフックポイントを刺してセット。エラストマーがフックをぎゅっとホールドしてくれるため、ズレにくくなります。

このスリットのおかげでバスがバイトした時にボディが潰れ、フッキング性能を高めてくれます。
注意点として、フックポイント(針先)がボディに埋もれてしまわないようにしましょう。
こうなってしまうと、柔軟性の高いエラストマー素材が仇となり、フッキングの妨げとなってしまいます。時折チェックすると良いでしょう。
野良ネズミの使い方・コツ

野良ネズミはオーバーハングやカバー直下に浮いているバスを根こそぎバイトに持ち込むパワーがあります。
また、フックポイントがボディに隠れる形状であるため、アシ際やウィードトップなど、カバー・ベジテーション攻略に威力を発揮します。
基本的な使い方
高速ドッグウォークが基本となるアクションです。ソフトボディがレスポンス良く、艶かしい首振りを魅せてくれます。
上の公式動画のように、ロッドティップを高速でチョンチョンと動かす(トゥイッチ)ことで演出できます。
バイトを引き出すコツ
ポイントはストップさせないようにひたすら高速でトゥイッチする事。バスに見切られせないように、水面に落ちてしまったネズミ、虫が必死に逃げる様を演出してみましょう。
野良ネズミのタックルセッティング
メーカー推奨タックル
- ロッド:ウルトラライト~ミディアムライトのスピニングロッド&ベイトフィネスロッド
ライン:ナイロン&フロロカーボン3~6ポンドラインまたはPE0.3~1号
- フック:オフセットフック #1前後推奨
UL〜MLクラスであれば、幅広いスピニングタックルで扱えるという事がわかります。
アクション重視=柔らかめ ランディング重視=ちょい強め
アクションをつけやすいのは柔らかめのロッド(Lクラスぐらい)です。ただし個人的にはライトカバーに絡めて使用する事が多いので、MLクラスの強めのタックルで投げてます。

ロッド
先述したように、カバー周りで安心してファイトしたいため、やや硬めのロッドを使用しています。ただし、アクション優先であればもう少しライトなロッドが適しています。
シマノ 22 バンタム 267ML
リール
高速でトゥイッチさせるため、手首の負担が少ない軽量なリール(2000〜2500番のスピニングリール)をチョイス。もちろん、ベイトフィネスタックルで投げてもOKです。
シマノ 24 ヴァンフォード 2500SHG
ライン
MLクラスのロッドで使うときは、PE0.4~1号にフロロのリーダーを。ライトカバーやベジテーション周りで使う時におすすめのセッティングです。
シマノ ピットブル4 0.8号
野良ネズミの首振りアクションでイチコロ!

野良ネズミは驚異的なスピッキング性能と魅力的なアクション、抜群のフッキング性能など魅力たっぷりのルアーです。
またボディバランスの良さ、エラストマー素材の力も相まってスピッキングがバンバン決まる。そのため、キャスティングが急にうまくなった気分も味わえます。
SNSで話題になり一時期は入手困難でしたが、現在では十分な量が供給されています。
ライタープロフィール
ikahime
「バス釣り情報発信サイトikahime(イカヒメ)」を運営するikahimeです。ザ・アマチュアアングラー目線で、釣行記や製品レビュー等を書いています。リールカスタム、レンタルボートが大好き。バスはあまり釣れない、いわゆる「道具バサー」。
復刻されたT.Dハイパークランクを投げてみました?
モグリなのでオリジナルは使ったことが無いですが…
ギュンと潜って、タフなチタンリップも良い感じ‼️
[復刻]DAIWA T.D.ハイパークランク1066Ti インプレ。そそるチタンリップ。 https://t.co/XtDlno2rLx @@ikahime_netより
— ikahime (@ikahime_net) April 16, 2020