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釣って楽しい、食べておいしいアジがいっぱい釣れるボートアジング!

ライトソルトゲームで人気のアジングですが、船から狙う“ボートアジング”が近年人気上昇中です。ボートアジングでは、オカッパリから狙えないようなポイントで釣りができるのはもちろん、オカッパリ定番の時間帯である夜だけでなく、日中の釣りも楽しむことができます。
また、数もサイズもオカッパリとは桁違いに釣れることから、アジングの新たなカテゴリーの一つとして定着しているのがボートアジングです。
ボートアジングのトレンド? デイバチコン

またボートアジングと言ってもスタイルは様々で、ガイド船のように小型船で釣りをするスタイルと、乗合などの大型船のスタイルでは釣りがまったく違います。
小型船では、おもにラン&ガンしてストラクチャー際に群れているアジを狙います。大型船では、エサ釣りの方と同船して、コマセに集まったアジをワームで狙います。
いずれの釣りも日中に楽しむことのできるアジングで、しかも底まで落としてアクションさせればお子様でも女性でも楽しむことができる釣りなので、ファミリーフィッシングにもピッタリです。
ボートアジングのシーズン

ボートアジングでは日夜問わず、通年アジを狙う事ができます。その中でもハイシーズンとされるのは秋シーズンです。数はもちろん、アジのサイズが他のシーズンより大きいことが特徴で、30センチを超える尺アジだけでなく、時には40センチオーバーを釣ることができます。
ただ、アジングの魅力はサイズでも数でもなく、高いゲーム性です。春の豆アジの繊細なアタリを掛けていく楽しみ方もありますので、様々な楽しみ方で一年中楽しめることがボートアジングの魅力です。
ボートアジングのタックル

ボートアジングでは、ジグヘッド単体で釣りをする“ジグ単”の釣りと、逆ダウンショットやキャロライナリグなどを用いる“バチコン”と呼ばれる2つの釣りで釣りを行います。
アジの繊細なアタリを取る感度と、ルアーの操作性が求められるボートアジングでは、絶対的にアジング専用タックルが有利になってきますので、安価な物でも良いので専用タックルを用意しましょう。
ロッド
ロッドは5フィート台後半~6フィート台前半の長さで、パワーはUL~Lクラスのロッドを使用します。ジグ単の釣りではオカッパリで使用するロッドと、ボート用でロッドの違いはありません。バチコンの釣りについてもバチコン向けの6フィート後半のロッドがありますが、潮流れのきつくない30m以浅の場所であればジグ単のロッドでも対応できます。
リール
1000~2000番クラスのなるべく軽量なリールがアジングにはおすすめです。アジングロッドは非常に軽量化が進んでおり、重いリールではバランスが取れず、操作感が損なわれ、アジの繊細なアタリも取りづらくなってしまいます。また、ライトラインを使用する釣りですが、アジの引きは大きさの割には強力です。その為、ドラグ性能の高いリールでないと、ラインブレイクの危険性が高くなってしまう為、ドラグ性能の高いリールをセレクトしましょう。
ライン
ジグ単とバチコンで大きく使用するラインは変わってきます。まずジグ単では、メインラインにエステルの0.2~0.3号、リーダーにフロロの4ポンドほどを使用します。バチコンではPEラインの0.3号とリーダーにフロロの8ポンド、逆ダン仕掛けならフロロの4ポンドを捨て糸に使用します。
いずれのラインも感度最優先のラインを使用し、アジの触るようなアタリや抜けるようなアタリなど、わかりにくいアタリを感じることができるラインセッティングにしましょう。
>>次ページではジグ単&バチコンでの狙い方を解説
ボートアジングのリグ
ボートアジングではジグヘッドリグで釣るジグ単と呼ばれる釣法と、逆ダウンショットやキャロライナリグを用いて行うバチコンの二つのリグを駆使してアジを狙います。使うワームについての差はありませんが、仕掛けがまったく違う釣りですので、それぞれご紹介したいと思います。ジグ単

ダイレクトな操作感とアタリを掛けていく楽しさが魅力のジグ単は、アジを釣るという目的と同時に、アジングを楽しむためのリグでもあります。
キャスティングしてから目的のレンジまでルアーを沈めて、ゆっくりリトリーブや、テンションフォール、ちょんちょんとアクションさせるなどのアクションでアジを誘います。ボートでは1.5~3グラム程度の重さのジグヘッドを多用します。
バチコン

捨て糸にナス型オモリ8号程度(30グラムくらい)をセットして完成です。バチコンの魅力は、重いオモリを使用するので深場のアジを攻めるのが非常に容易になることです。
また、キャスティングしないので、風などの状況に左右されづらく、使い方は底まで落としてシェイク、リフト&フォール、リトリーブなどのアクションでアジを誘います。
ボートアジングのルアー

ボートアジングでは、1~3インチ程度のワームを使用します。活性や、アジのサイズでワームの形状や大きさをセレクトしていくのですが、ジグ単とバチコンで使うワームに違いはありません。
日中でも夜間でも、カラーは非常に重要で、アタリカラーを持っていないとまったく反応が得られないなんてこともありますので、ワームのタイプもカラーも複数用意しておくと安心です。
もし1タイプだけという事であれば、2インチ程度のストレート系ワームのクリアにグローラメが入ったものが、比較的対応する範囲が広く、初めての方にもおすすめです。
ボートフィッシングの沼、ボートアジング!

テクニカルで繊細な釣りであるアジング。ボートアジングではアジの群れを探して、アジの群れの中で釣りをします。だからと言っていつも入れ食いという訳ではなく、アジの反応するパターンを見つけないとまったく釣れないなんて事もあり、その中でパターンを見つけた時の快感は、格別のものです。
またボートアジングのパターンは再現性が高いので、パターンを見つけると入れ食い、見つけられないと無反応となることも多く、そんなツンデレ感もボートアジングに病みつきになる魅力の一つです。あなたも是非ボートアジングにどっぷりハマってみましょう!
筆者の紹介
須江一樹
横浜市新山下から出船するシーバスガイド&チャーターボート「アイランドクルーズ」の船長として、日夜東京湾の魚を追いかけている。
サポートメーカーは、テイルウォーク、ハイドアップ、テトラワークス、イチカワフィッシング。趣味は淡水の釣り。
アイランドクルーズ HP
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