堤防から大アジを狙う!
サビキ釣りなどで人気のターゲットであるアジ。
よく釣れるサイズは20cm前後ですが、堤防(岸)から30cmを超える大アジが釣れるのをご存知でしょうか。
今回は、そんな大アジを釣るための仕掛けについて解説します。
秋〜冬は大アジシーズン
春頃から豆アジが接岸してきて数釣りを楽しませてくれますが、大アジが釣れやすいのは秋から冬にかけてです。
とは言っても、大アジは群れの数が少なく、豆アジ・小アジのように釣るチャンスが多い訳ではありません。
接岸するタイミングは朝マズメ・夕マズメであることが多く、ポイントも堤防の先端付近などに限られます。
大アジにおすすめの仕掛け
大アジを狙うのにおすすめの仕掛けをご紹介します。
投げサビキ(飛ばしサビキ)
サビキ釣りの仕掛けにウキ(半遊動)が付いたものです。大アジを釣るためには沖の深場を狙うことが重要なので、必ずウキを付けましょう。
大アジのタナは底付近のことが多いので、ウキ下をきっちり底に合わせられるようになっておきましょう。
ハヤブサの「リアルアミエビ」はアミエビそっくりで喰いが良くておすすめです!
ハヤブサ 下カゴ飛ばしサビキセット リアルアミエビ 4本鈎 HA230
カゴ釣り
カゴ釣りは、潮流が速い状況でコマセと刺しエサ(サビキ)の同調がさせやすい仕掛けです。投げサビキとの使い分けは、潮流の速さを基準にしてください。
コマセをオキアミにすることで、マダイやイサキ、メジナといった魚も同時に狙うことができます。
ハヤブサの「リアルアミエビ」はサビキと刺しエサを併用できるタイプなので、幅広い状況に対応できます。
ハヤブサ 天秤カゴ釣りセット リアルアミエビ&から鈎 2本 HA240
ぶっこみ釣り
ウキを使用せずに置き竿で釣るタイプの仕掛けです。重ためのオモリを使用することでしっかり底付近が狙え、操作も多くないので初心者の方にもおすすめ。
水深が深すぎる場所や潮流が速い場所では、コマセが仕掛けと離れた所へ流れてしまうため、その様な状況は少し苦手です。
ささめ針の「ぶっこみデカアジ」はフロートが付いているので仕掛けがフワフワと漂うため、喰いが良くてイチオシです。
ささめ針 ぶっこみデカアジセット
仕掛け選びのポイント
豆アジ・子アジ釣りは、対象となるアジの口が小さいので0.5〜3号程度の小鈎を使うことが多いのですが、大アジの場合は7〜8号程度がおすすめです。小さすぎる針を使うと、すっぽ抜けが多くなるので注意してください。
また、大アジの引きはかなり強いため、複数匹掛かった場合でも耐えれるように2号以上のハリスを選んでおくと安心です。
大アジを狙うコツ
警戒心が強い大アジは小型のアジとは少し習性が異なります。そのため、以下の3点を意識して釣りをしてみてください!
時間帯
良型のアジはそれだけ長い期間を生きているので、警戒心が強いことが特徴です。それゆえにエサを食べに回遊してくるのは、朝マズメや夕マズメの短時間に限られます。
もちろん、夜間や日中もチャンスが無いわけではありませんが、釣れる確率が圧倒的に高いのは朝夕の薄暗い時間帯です。
沖を狙う
大アジは遊泳力が高いため、潮通しが良い沖目を回遊する傾向があります。そのため、堤防の先端や沖向きに釣り座を構えるのがセオリーです。
潮が動いているいるところで釣れるので、投げサビキやカゴ釣りの場合は、ウキがしっかり流れるポイントを探しましょう。
また、コマセを1点に効かせてアジを集めるために、毎投同じポイントに投げ込むことも釣果を伸ばすコツです。
底を狙う
警戒心が強い大アジは、イワシや豆アジのようにコマセにつられて表層付近まで浮いてくることは稀です。そのため、狙うべきタナは底。
投げサビキ・カゴ釣りの場合は、仕掛けが浮かないようにウキ下をきっちりと底に合わせましょう。
特に、潮流が速くなると仕掛けが浮きやすくなるため、潮が速くなったと感じたら小まめにタナの調整を行ってください。
情報収集もしっかりと!
最後になりましたが、大アジを釣る上でもっとも大切なのは「情報収集」といっても過言ではありません。
釣れるタイミング・場所が限られるがゆえに、釣具店などの釣果情報をよく見て釣行しましょう。
また、大アジが釣れると釣り場が混み合うので、トラブルなどに気をつけて釣りを楽しんでくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。