ビッグベイトについて
ビッグベイトとはその名の通り、大きなルアーを指す総称です。どのサイズからビッグベイトか……という明確な定義はありませんが、一般的には150mm以上のルアーをビッグベイトとして扱っているメーカーが多いです。
サイズによるアピール力で魚を引き出したり、大きなベイトをイミテートするときに有効なルアーです。
ビッグサイズのルアーなので、当然釣れてくる魚も大きいことがほとんど。また衝撃的なバイトもビッグベイトの釣りでは多く、一度味わうと病みつきになってしまいますヨ!
150〜200mmサイズ(リップ付き)
標準的なビッグベイトのサイズがこの150〜180mmサイズです。専用タックルでなくても少し強めのタックルから投げることも可能なので、入門者にもオススメのサイズと言えます。
リップ付きのメリットは抵抗を感じる事が出来て、移動距離を抑える事が可能という点です。
DRT タイニークラッシュ
多面体ボディでフラッシング効果も高く、クラス最大の集魚効果を誇ります。リップとテールが交換可能。オプションパーツを組み替えることによって様々なセッティングに対応できることがタイニークラッシュ最大の強みです。
表層から深場まで幅広いレンジを攻めることが出来ます。筆者もロクマルをはじめ、多くのビッグバスをタイニークラッシュで釣り上げています。
デプス new サイレントキラー175
ソフトシェルに包まれたボディは独特のサウンドと波動を演出できます。強い水押しとナチュラルなステイアクションの両方を演出できるビッグベイトです。
アクションはただ巻き、デットスティッキング、ジャーク&ポーズなど。アピール力も高いので魚を探すためのサーチベイトとしても優秀です。
ファットラボ ネコソギDSR
冬のデッドスローゲームを筆頭に、移動距離を抑えたアクションが得意なビッグベイトです。
リップが大きいので障害物の回避能力も高く、通常のビッグベイトでは攻められないような場所も臆することなく通すことが出来ます。
ボンバダアグア トビキチ
デッドスローゲームのために生まれたビッグベイトです。このルアーも障害物を回避するための設計になっており、ボトムを臆することなく攻められる設計になっています。
リップの脱着も可能で、トップウォーターとしても使用可能。対障害物用のバンパーもオプションパーツで用意されています。
150〜200mmサイズ(リップなし)
標準的なビッグベイトのサイズがこの150〜180mmサイズです。専用タックルでなくても少し強めのタックルから投げることも可能なので、入門者にもオススメのサイズと言えます。
リップなしにはS字形やウネウネと艶めかしく動くものが多く、抵抗がないのでスピードのある動きが得意と言えます。
ジャッカル ガンタレル
ブルーギル系のフォルムが特徴的なガンタレル。長さこそ160mmですが、高さがあるのでボリューム感はレングス以上です。
ラインを結ぶアイはスイベルとなっており、スローに見せるアクションでもストレスなく扱えるのも大きなメリットです。筆者の経験上、関東のレイクで最も活躍するビッグベイトの1つです。
デプス new スライドスイマー175
サイレントキラー175のリップを外し、ウェイトを追加することでS字形ルアーへとチューンしたモデルです。
破壊力は凄まじく、誕生した琵琶湖ではもちろんのこと全国のフィールドでビッグバスを量産しています。存在感がありながらもナチュラルなソフトシェル波動でデカバスを誘います。
デプス ブルシューター160F
ブルシューター160Fはブルーギル型のビッグベイトです。体高があるので160mmの長さにも関わらず、フルサイズのボリューム感を持っているのが特徴です。
キャストして置いておくだけでもバイトしてくる存在感を持っています。
ガンクラフ ジョインテッドクロー178SS
元祖S字系ビッグベイト。登場してから長い時間が経っていますが未だに最前線で活躍している名作。
バスはもちろんのこと海のルアーターゲットにも有効なルアーです。S字系を始めるアングラーにもオススメ。ブリなどの大型ターゲットにも対応してます。
ジャッカル ガンティア180
浮き上がりが抑えられた設計なので、その場でウネウネと焦らす動きが得意なビッグベイトです。
ゆっくり巻くだけで艶かしい動きが出せます。ロッドワークに機敏に反応してくれるのでトゥイッチやジャークでもオススメのビッグベイトです。
メガバス iスライド185
メガバスのS字系ビッグベイトです。リアルな外見と、綺麗なS字軌道を見せます。急激なダートアクションや、360°ターンなど小技も演出する事ができます。
200mm〜サイズ(リップ付き)
200mmを超えるビッグベイトになってくると重さは3ozを超えてくるものが殆どです。
リップ付きになると抵抗も大きくなってくるので専用タックルが必要になってきます。強波動で集魚効果も抜群です。
DRT クラッシュ9
社会現象にまでなった大人気ビッグベイトです。オプションパーツによって様々なシチュエーションに対応できるという点が優れています。
シャローからミドルレンジまで1つのボディでカバーできる便利なビッグベイトです。小さいバスでも釣れてしまうのがクラッシュ9の凄いところ。集魚力も高いです。
デプス サイレントキラー250
サイレントキラー175のサイズアップVerです。ボリューム感とソフトシェルによるナチュラルな波動でビッグバスにアピールします。
スローリトリーブによる強いウォブリングアクションや、デッドスティッキングによる繊細な誘いにも対応してます。
エバーグリーン ティンバーフラッシュ
ウッド製の強波動系ビッグベイト。ビッグベイトブーム全盛期に圧倒的な人気を誇ったルアーです。
今もなおデカバスに対して高い効果を発揮する色褪せない名作ルアーです。
200mm〜サイズ(リップなし)
200mmを超えるビッグベイトになってくると重さは3ozを超えてくるものが殆どです。リップなしはリップ付きに比べて抵抗は軽減されますが、それでも専用タックルを用意した方が良いでしょう。ジャイアントベイトと呼ばれるマグナムサイズのルアーもコチラにカテゴライズされます。
デプス newスライドスイマー250
ド級のマグナムサイズS字系ルアーです。それでいてロッドアクションにも機敏に反応。圧倒的集魚力で魚を寄せながらも小技で口を使わせる事ができるのがスライドスイマー250の凄いところです。
ジャッカル ダウズスイマー220
人気プロの秦拓馬氏がプロデュースしたのがこのダウズスイマー220SF。アクションを加えた時に動きが破断したり、飛び出したりする事なく、綺麗なダートアクションを演出できるのがこのルアーの最大の特徴です。
ジャッカル ギガンタレル
ガンタレルのサイズアップバージョンがこのギガンタレルです。サイズが上がる事で従来のサイズでは反応しなかったモンスターバスにも口を使わせる事ができます。ブルーギルだけでなく、フナなどのベイトを捕食しているバスにも有効です。
カエス KRK205
ウエイトボールを追加したり減らしたりする事でフローティングからシンキングまで自由自在に調整が出来るビッグベイトです。抵抗も少なく、スピードのあるアクションを演出できます。積極的に動かして使いたいビッグベイトです。
ガンクラフト ジョインテッドクローマグナム230タイプF
ジョインテッドクロー178のサイズアップバージョンです。オリジナルのキレのあるS字アクションはそのままにボリューム感がアップ。ストラクチャー側での細かな操作が出来るマグナムベイトに仕上がっています。
ソフトスイムベイト
ワーム素材にようなソフトなボディで作られているビッグルアーをソフトスイムベイトと呼びます。ナチュラルなソフトボディが特徴で、硬い波動にスレたバスもイチコロにしてしまうパワーを持っています。
フィッシュアロー ハドルトラウト6インチ
国内外問わず、ビッグバスハンターに愛されるスイムベイトです。トラウトをモチーフとしていますが、ベイトフィッシュを追うビッグフィッシュに対してはどんなフィールドでも有効なルアーと言えます。使い方も簡単で、ただ巻くだけできっちり魚を釣れてきます。
イマカツ ステルススイマー
フックをボディ内部に隠す事で、通常のスイムベイトでは通すことのできないカバーやストラクチャー際を攻める事が出来るルアーです。フックが隠れる事で障害物の回避能力向上に加えて、バスにも警戒心を与えないというメリットもあります。
ビッグベイト用タックルの選び方
ビッグベイトのタックルと言っても投げたいルアーの重さや使用用途によって様々な選択があります。基本的には投げたいルアーの重さが楽に扱えるパワーのタックルを選択すると良いでしょう。またビッグベイトを扱うのにはベイトタックルが圧倒的にオススメです。
ロッド
一般的なビッグベイトの重さである2〜4オンスを扱うのならXHパワー以上が楽でしょう。
2オンス程度であればHクラスのジグロッドでも場合によっては可能かもしれません。
6オンス超えなどのルアーを扱う場合はジャイアントベイト用のロッドを選択するのがベターです。
リール
一般的にビッグベイトはローギアのリールが良いと言われていますが、筆者はハイギアのリールをオススメします。
理由はビッグベイトでも積極的に動かしていくアクションなどでは巻き取り量が重要になってくるからです。また、ファイトも圧倒的に楽になります。
ハイギアだと引き抵抗が気になる……という人はロングハンドルにカスタムするのも手かもしれません。
シマノ 20エクスセンスDC SS XG
自重:220g
最大ドラグ力:5.0kg
巻取り長さ:91cm
PE糸巻量(号-m):1.5-255
フロロ糸巻量(lb-m):14-95
ライン
キャスト切れ防止や、ファイトを考慮するとある程度強いラインを使う必要があります。
基本は2ozのルアーで4号(16LB)以上。重量に合わせて糸は強くしていきましょう。
ただ、S字系ルアーなどは糸が太すぎると泳ぎが変わるので注意。ラインはナイロンがオススメです。
ビッグベイトの釣りを楽しもう!
初めはその大きさに抵抗があるかもしれません。それでも使い続けるとビッグベイトは他のルアーでは味わえないような興奮を必ず与えてくれます。また、ビッグベイトでしか釣れない魚がいることにも気がつくでしょう。
お気に入りのビッグベイトを相棒にフィールドへ出かけてみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
Always had high hopes.
I wanted Monsters,I want Monsters…
Put my past Trophy’s .I vie for new Trophy’s.2019:5100g
2020:5110g
2008:4800g
2019:4600g#sences#transcendencejp pic.twitter.com/DbNIWc6LNH— ビックリマン高田雄介 (@bikkurimantkd) April 7, 2020
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。
国内での釣行はバスフィッシングがメイン。関東在住ながら琵琶湖のモンスターバスフィッシングが得意分野です。