元釣具屋が「ライトショアジギングリール」の選び方を解説&おすすめ10機種を厳選

2020/11/21 更新

手軽に青物などの大型魚を狙えるとあって人気のライトショアジギング。そんなライトショアジギングのリール選びを解説し、ダイワ・シマノの中から厳選したおすすめリールとそのインプレ(レビュー)を紹介します。


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

ライトショアジギングに適したリールとは

ライトショアジギングリールの画像
堤防などを中心に青物やサワラといった大型魚を狙うライトショアジギング。その手軽さから、近年では海のルアーフィッシングの中でも1、2を争う人気ぶりです。

本記事では、ライトショアジギングに使うリールの選び方と厳選したおすすめのリールを元釣具屋の筆者が紹介します。

これからライトショアジギングを始めようと思っている方や、リールの買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ライトショアジギングリールの選び方1. 番手(サイズ/糸巻き量)

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PEラインの1.2号〜1.5号を200m以上巻けるサイズであれば問題はありませんが、リールのサイズによって操作性やパワーが異なります。

ターゲットのサイズによって適したリールの番手は異なるので、釣行するエリアでどのような魚が釣れるのかを考えて選びましょう。

小型回遊魚には3000番

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ハマチクラス(50cm前後)やサバ、タチウオなどの小型回遊魚を狙う場合は、3000番程度のスピニングリールを選びましょう。

コンパクトで軽量なため、操作性が良くて疲れにくいのがメリット。また、汎用性が高く、シーバスやエギングなどに流用しやすいことも魅力です。

大型狙いは4000〜5000番

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魚の平均サイズが大きく、80cm前後のブリクラスも混ざる釣り場では、4000〜5000番サイズを選びましょう。

リールの重量は重たくなりますが、巻き上げる力が強く、大型魚とのやりとりや重ためのジグのシャクリが楽に行えます。

また、大きいサイズのリールほど飛距離が伸びるので、3000番サイズよりもルアーを遠投することができます。

ライトショアジギングリールの選び方2. 重量と剛性

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各社から発売されているスピニングリールは、軽量な機種と高剛性な機種の2種類に大別されます。

ショアジギングには高剛性なリールだけが適しているように思うかもしれませんが、実は軽いリールにもメリットがあるのです。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

軽いリールのメリット

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軽量なリールは軽さを最優先して設計されているため、剛性重視のリールと比べればやや弱くなります。

しかし、タックル全体の重さが軽くなるのでキャストやシャクリを軽快に行え、体への負担が軽減されます。

ライトショアジギングは投げ続けてシャクり続ける釣りなので、慣れていない初心者の方や女性の方には軽量なリールがおすすめです。

高剛性なリールのメリット

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高剛性なリールは金属製のボディや高強度なローターなどが採用されており、重量が重たい代わりに、負荷がかかった状態でも力強く巻き上げられます。

パワーロスが少ないので、重めのジグでも楽にシャクることができ、大物とも安心してやりとりが可能です。

また、ショアジギングは負荷が大きな釣りなので、高剛性なリールの方がパーツの破損などのトラブルも少なく、長期間使用できます。

ライトショアジギングリールの選び方3. ギア比

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多くのリールにはノーマルギアモデルとハイギアモデルがラインナップされていますが、おすすめはハイギア(エクストラハイギア)です。

ライトショアジギングは飛距離がでるメタルジグを使用し、広い範囲を探る釣りなので、巻き取り量が多いハイギアモデルの方が効率的に釣りができます。

また、青物は速い動きに反応することが多く、ノーマルギアよりも速く巻けることもおすすめの理由です。

ライトショアジギングリールの選び方4. ドラグ力

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5kg以上のドラグ力があれば80cm程度のブリでも楽に対応することができます。5kg以下でもやりとりは可能ですが、魚の走りを止めにくいので、大型を狙う場合にはドラグ力も確認しておきましょう。

4000〜5000番のリールは大半が5kg以上のドラグ力を備えていますが、それよりも小型なリールや安価なリールの中にはドラグ力が弱いものもあります。


おすすめのエントリーモデル(1万円前後)

1万円前後の入門モデルの中から、これからライトショアジギングを始める方におすすめしたいリールを選びました。

レガリス LT4000D-CXH(ダイワ)

滑らかにラインが出るATD(オートマチックドラグシステム)が採用され、負荷が掛かりやすいライトショアジギングでもラインブレイクのリスクが軽減されています。

軽量ながら強度も十分にあり、はじめてライトショアジギングをする方でも快適にシャクり続けられるリールです。

ITEM
ダイワ レガリス LT4000D-CXH
自重:245g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:12kg
巻き取り長さ:99cm
PE糸巻き量:2号-300m
ベアリング数:5/1

シーバス、サーフからのフラットやライトショアジギングで使用。LTコンセプトゆえの自重の軽さでアクション多様の釣りでも多少疲れにくい。供回り式ハンドルですが、ガタツキが少なく、ストレスにならない程度と感じます。定価2万円を越える同社のXHのリールと比べると巻き重りはありますが、実売数千円で買えることを考えればコストパフォーマンスでは最高です。




ナスキー C5000XG(シマノ)

素材の密度が高くて高強度なハガネギアが採用されており、滑らかな巻き心地を実現しつつ、パワフルな巻き上げ力も備えているタフなリールです。

さらに、シマノ独自の防水機構であるコアプロテクトが導入されているため、リール内部に海水が浸入するのを防ぎ、塩ガミなどによる回転性能の低下も軽減されています。

ITEM
シマノ ナスキー C5000XG
自重:300g
ギヤ比:6.2
最大ドラグ力:11kg
PE糸巻量:2号-320m
巻き取り長さ:105cm
ベアリング数:4/1

購入してから週1回の釣行を約2年続けています。不具合なく使用できており、耐久性に申し分はありません。価格は1万円台ですが、機能的にもHAGANEギア、コアプロテクトが導入されておりタフな環境でも安心して使用しています。このリールでの最大の釣果は72センチのメジロを釣り上げましたが、まだまだ余裕がありました。


レグザ LT4000D-CXH(ダイワ)

高剛性の金属ボディを搭載しており、負荷が掛かってもたわみが少なく、安定した巻き取りができる高剛性なリールです。独自の防水機構であるマグシールドも搭載され、同価格帯では耐久性も抜群。

金属ボディながらも軽量に設計されているので操作性も良く、リーズナブルな価格で軽さと剛性を求める方におすすめです。

ITEM
ダイワ レグザ LT4000D-CXH
自重:275g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:12kg
巻き取り長さ:99cm
PE糸巻き量:2号-300m
ベアリング数:5/1

19レグザの特徴である、金属ボディ・ねじ込み式ハンドル等の高剛性、そしてこの型式に採用されたラージTハンドルと合わさりシーバス、サーフ、ショアジギ等の遠投かつハイパワーな釣りには最適です。 巻き心地も滑らかで、シャリ感も無く正に必要充分の性能を満たしています。 19レグザシリーズ全般に言えますが、自重はそれなりなので軽量さを求める方には正直合わないでしょう。しかし、この性能がありながら実売価格アンダー2万円。これは満足できる品物です。




おすすめのミドルグレードモデル(2万円〜3万円以下)

2万円〜3万円のミドルグレードモデルの中でも、ひときわライトショアジギングに適しているリールを集めました。

ストラディック 4000MHG(シマノ)

上級モデルにも採用されているマイクロモジュールギアやサイレントドライブを搭載した、滑らかな巻き心地が魅力のリールです。

ロングストロークスプールによって従来モデルよりも飛距離がアップしており、ボディは金属製なので剛性と耐久性にも優れています。

ITEM
シマノ ストラディック 4000MHG
自重:280g
ギア比:5.8
最大ドラグ力:11kg
巻き取り長さ:95cm
PE糸巻き量:1.5号-200m
ベアリング数:6/1

デザインは金属感が前面に出た、シマノらしい質実剛健な印象。仕上げなどは前作よりも高級感がありますね。巻いた感じは、巻き出しこそやや重さを感じるものの、巻き始めると良い意味で慣性が効いた心地よいもの。この辺は流石にギアの性能を感じますね。言い過ぎかもしれませんが、使ってみた感じ、重さと、巻いている間に僅かにシャカシャカ音がする他は、ほぼ18ステラと同じように感じました。 この価格なら文句なし。




ブラスト LT4000-CXH(ダイワ)

軽量で剛性が高い設計コンセプトは先述したレグザと同様ですが、ギアやローター部などの各種パーツの素材が異なり、耐久性が高い上に5gも軽量化されています。

大型のハンドルノブが標準装備されているので、深場からの巻き上げや大物とのやりとりも快適に行えます。

ITEM
ダイワ ブラスト LT 4000-CXH
自重:270g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:12kg
巻き取り長さ:99cm
PE糸巻き量:1.5号-200m
ベアリング数:6/1

サステイン 3000XG(シマノ)

ギアやボディの剛性と各部の防水性能が高く、なおかつ軽量なリールです。ドラグワッシャーは上級モデル譲りのカーボンクロスワッシャーが採用され、滑り出しがスムーズかつ高耐久。

ローターが軽量なので巻き感も軽く、ライトなタックルで青物を狙う方にはイチオシです。

ITEM
シマノ サステイン 3000XG
自重:235g
ギヤ比:6.2
最大ドラグ力:9kg
巻き取り長さ:91cm
PE糸巻き量:1.5号-270m
ベアリング数:8/1

軽い巻心地、自重もしっくりくる重さ。なんといってもデザインがかっこよすぎる。リールて飽きがきたりしますがサステインはデザイン共に巻き心地がいいのですごく長く使えると思います。


おすすめのハイクラスモデル(3万円以上)

3万円以上のハイクラスモデルの中から、ライトショアジギング極めたい方におすすめのリールを集めました。

ルビアス LT4000-CXH(ダイワ)

軽量化に重点をおいた最新モデルで、ボディ全体はもちろんローター部も軽量化され、巻き出しが非常に軽くなっています。

それでいて、モノコックボディが採用されたことによって大型のギアが搭載され、巻き上げもパワフル。軽さにこだわりたい方におすすめのリールです。

ITEM
ダイワ ルビアス LT4000-CXH
自重:215g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:10kg
巻き取り長さ:99cm
PE糸巻き量:1.5号-200m
ベアリング数:9/1



ツインパワー C5000XG(シマノ)

金属製のボディとローターを備えており、とにかく剛性と耐久性が高いリールです。金属製ローターは回転時に慣性が大きく働くので、安定した滑らかな巻き心地を誇ります。

加えて自重も適度に軽く、どんな釣り人やロッドともマッチするので予算が許すならば迷わずおすすめできる1台です。

ITEM
シマノ ツインパワー C5000XG
自重:260g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:11kg
巻き取り長さ:101cm
PE糸巻き量:2号-300m
ベアリング数:9/1

回転が滑らかなのはもちろん、一番驚かされたのはパワー。引き抵抗の大きなビッグバッカーを巻くのがとにかく楽で、50センチぐらいのカンパチが掛かっても楽々巻けます。ファイト中の巻きが以上に滑らかなのは、このリールの剛性を物語っていると思いました。初めは巻き始めが重く感じましたが、3日使うとかなり軽くなりました。




セルテート LT4000-CXH(ダイワ)

ダイワの汎用スピニングリールの中で、最高の強度と耐久性を誇ります。アルミ製モノコックボディと大口径ギアによる、パワフルで滑らかな巻き上げが魅力です。

先述したルビアスと比較すると自重の軽さは劣りますが、回転は同等かそれ以上に軽く、強さと回転レスポンスを超高次元で両立させています。

ITEM
ダイワ セルテート LT4000-CXH
自重:235g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:12kg
巻き取り長さ:99cm
PE糸巻き量:1.5号-200m
ベアリング数:10/1

今までカルディア4000CXHを使用していました。軽さではさすがにカルディアには敵いませんが、巻いた時の剛性感は別物です。これは魚を掛けてからの巻き取り時に顕著に現れます。特にデカいヤツを掛けた場合の巻き取りのスムーズ感、パワー感が違います。同じようなサイズの魚を掛けているのにひと回り小さい魚を掛けたような感じです。それぐらい楽に上がってきます。ボディ素材の違いが大きいのではないでしょうか。




ステラSW 4000XG(シマノ)

シマノのスピニングリールで最高の強度と耐久性を持つリールです。全ての性能面において妥協がなく、ギアやドラグなど各パーツが専用設計。

オフショアジギングにも対応するパワーと耐久性を備えているので、ブリを絶対に獲りたいという方におすすめです。

ITEM
シマノステラSW 4000XG
自重:355g
ギア比:6.2
最大ドラグ力:11kg
巻き取り長さ:101cm
PE糸巻き量:2号-240
ベアリング数:12/1

荒磯からのハードロックやショアジギングを大好物としていますが、これまた根魚を根に潜らせず、一気に、ぶっこ抜く強さを持ち合わせてます。更にさらに1m10kgのブリを掛けた時も、ドラグを上手く活用してキャッチすることが出来ました。まさにステラのパワー王者であり、剛性も併せ持つ無敵の番手と思っています。


ライトショアジギングはリールにこだわろう!

ショアジギングリールの画像
ショアジギングは他の釣りと比較してもアクションが多く、負荷も大きい釣りです。

それゆえにリール選びが大切で、しっかりとした性能を持つリールを選ぶことで、安心して快適に釣りができます。

ぜひ、リール選びにはこだわってみて、ライトショアジギングを楽しんでください。
撮影:TSURI HACK編集部

ショアジギングのコツを動画で解説

by TSURIHACK TV

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

さまざまなジャンルの釣りを楽しんでいますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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紹介されたアイテム

ダイワ レガリス LT4000D-CXH
シマノ ナスキー C5000XG
ダイワ レグザ LT4000D-CXH
シマノ ストラディック 4000MHG
ダイワ ブラスト LT 4000-CXH
シマノ サステイン 3000XG
ダイワ ルビアス LT4000-CXH
シマノ ツインパワー C5000XG
ダイワ セルテート LT4000-CXH
シマノステラSW 4000XG
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tsuki
tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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