釣具散らかりすぎ……
釣具を片付けるということが苦手過ぎる、TSURIHACKライター小林です。
気付けば量も増え、散らかって仕方がない釣具たち。そこで、この機会にキチンと片付けておこうと一念発起。重い腰を上げ、釣具収納棚のDIYをしてみたいと思います。
ボクと同じように「釣具の収納スペースが足りない!」と、お困りの読者の方々の参考になれば幸いです。
☟以前、ロッドスタンドのDIYにも挑戦しています。そちらもご参考に。
下準備
設計図と製作イメージ
DIYでとても大切なこと。それは事前の準備です。ということで設計図を。
どんな目的でどんな物を収納し、それをどこに置くのか? そんなことを事前にキチンと考えておくためには、非常に重要な段取りです。
と言っても、きっちりしたものでなくてもOK。手書きでサラサラっと、書いてみましょう。頭の中で考えていることを実際に可視化してやるイメージです。
完成した棚は部屋のこの辺りに設置したいと思います。ルアーボックスをはじめ、ワームの袋、フック、ラインや小物を収納するイメージです。
また、釣具以外にも本などの収納もできるようにしたいので、それを見越しての製作とします。片付けたい釣具に対して、やや余裕をもった大きめの寸法。その分、収納力は上がる予定です。
材料と道具を揃える
設計図を元に材料を揃えます。2×4(ツーバイフォー)材で支柱を作り、そこに棚となる天板を設置する簡単設計。
用意した木材
- ・2×4材 …2本
- ・
1×4材 …2本
- ・1×6材 …2本
今回は2400mmの2×4(ツーバイフォー)材2本と、その兄弟的な存在の1800mmの1×4(ワンバイフォー)材、1×6(ワンバイシックス)材を各2本ずつ用意。
コスパに優れ、実用性も高い木材のため、DIYをする際にはかなり重宝しています。全部で3,000円ほどでした。参考までに。
その他、必要な材料
- ・ダボ、ビス
- ・塗料
- ・L型アングル
- ・ディアウォール
工具
- ・インパクトドライバー
- ・のこぎり
- ・スケール
- ・紙やすり
- ・木工用ボンド
材料のところで紹介しているディアウォールが今回の要。実際に製作を進めながら紹介していきたいと思います。
釣具の収納棚をDIY
手順1)材料を切る
設計図を元に材料をカット。塗料を塗って、組み立てていくので、その前に材料を寸法に合わせます。
手順2)天板を作る
次に天板を作っていきます。ここで活躍するのが、手に持っているダボです。
インパクトドライバーで穴を空け、1×4材と1×6材のダボ継ぎをします。
ダボと合わせて木工用ボンドで接着すると、よりしっかりとした天板を作ることが可能です。
はめ込むサイズに合わせカット。カットした断面は紙やすりで綺麗に仕上げていきます。
手順3)塗料を塗る
必要に応じて塗料も塗りましょう。
今回使った塗料は、余っていた「木材保護塗料」を使用。木目をしっかりと残してくれるだけでなく、水性のため塗りやすいのが特徴です。
手順4)支柱のセッティング
材料のカット、塗装が終わりましたので、組み立ての工程へと移ります。
ここで、ディアウォールの登場。このアイテムは壁に穴を空けずに棚を設置できる便利アイテム。1,000円を切る価格で手に入れることができます。
こんな感じに支柱が完成。ディアウォール内部のバネが突っ張ることで、固定されるという仕組みです。これなら賃貸でも安心です。
手順5)棚を付ける
今回は2×4材サイズに合わせた、鉄のL型アングルを使用しました。
インパクトドライバーを使って、ビスで固定していきます。
そこに天板を組み合わせてあげるとこんな感じに。どうですか? 一気に“棚っぽく”なったでしょう?
見た目以上にガッチリと固定されているため、ある程度重いモノを乗せても心配なさそうです。
釣具の収納棚が完成!
今回は四つ段をつけました。早速、釣具を置いてみました。うん。なかなか良いですね!
どこに何があるのかが明確に分かるため、これで買った物がタックルボックスに眠り続けるなんてことが減りそうです。
何より釣りに行くための準備が捗りそうです。
かなりノンビリと作っていましたので、着手してから8時間ほどで完成しました。
なかなかこうした時間を充てることもできずに、今までかなり適当に釣具の収納をしていました。
そんなこともあり、埋もれて日の目を見ることのないルアーたちが山のようにありましたが、今後は減るんじゃないでしょうか。
読者の皆さんも、釣具の収納に困っているならば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。
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