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5分でわかる青物ジギング入門! 最初のタックル選びと釣り方の基本(2ページ目)

青物ジギングの基本的な釣り方

青物ジギングの釣り方

ジグを落としてしゃくり上げるのを繰り返すのは、青物にかかわらずジギングの基本。

魚の食いがたっていれば基本的な動作でも簡単に釣果を出す事が可能で、思いのほか釣るまでの敷居は低い釣りなのです。

海底または指示棚の下限までジグを落とす

ジグの投入

ポイントに到着後、船長からの指示が出たらジグを投入します。

根がかりのリスクが低いポイントでは海底まで、根が荒いエリアではラインカラーを見ながら着底寸前のところ、深場では指示棚の下限の水深を目安にします。

指示された棚までジグをアクションさせる

ワンピッチジャーク

多くの場合船長から魚探で反応が出ている水深がアナウンスされるため、そのレンジの上限までジグをアクションさせます。

アクションはリールのハンドル1回転あたりロッドを1回しゃくる「ワンピッチジャーク」が基本となります。

棚を通過したら再びジグを着底させる

指示棚の上限までしゃくり上げ、あたりがなければ再度ジグを海底に落します。

潮流や船が流れるスピードにもよりますが、おおよそ2回〜3回一連の基本動作を繰り返したらジグを回収し、投入しなおします。

基本動作のポイントやコツ

基本的な釣り方は非常にシンプルですが、細かなテクニックを駆使するとトラブルを避けながら快適に楽しむ事ができます。

ジグを落とす時はラインテンションをかける

ラインテンションを掛けて落とす

ジグを投入する際にジグが流されすぎるのを防ぐため、軽くラインテンションを掛けるのがコツ。

スピニングリールならスプールエッジに人差し指を添え、軽くラインを押さえながらラインを放出しましょう。

基本アクション「ワンピッチジャーク」のコツ

ワンピッチジャークのコツ

ハンドル1回転でロッドを1回しゃくるワンピッチジャーク。簡単に見えても最初は巻き取りとしゃくりのリズムが合わなかったりします。

リズムを掴む最も簡単なコツは「両腕を同時に上下させてしゃくる事」。ハンドルノブが12時の位置に来た時にロッドをしゃくり上げるとリズムが掴みやすくなります。

また、次のしゃくりに入る前に素早くロッドを戻すとラインのたるみによってジグがしっかりダートし、魚を誘う動きが出しやすくなります。

合わせとやり取り

合わせ

魚があたってきたらラインテンションを掛け、ロッドを軽く煽ってフッキングします。シングルフックを用いるジギングではわずかな動作でもフックが貫通するため、過度の追い合せは不要です。

フッキング後はラインテンションを掛け魚の頭をこちらに向けつつ、短いストロークでポンピンングしながら寄せていきます。

脇ばさみでロッドがのされてしまいそうな場合は、太腿の付け根や下腹部にロッドエンドを当て上半身全体を使ってファイトしましょう。

青物ジギングで釣果を伸ばしたい時のポイント

魚の食い気が高い時であれば何を落しても食ってくるような状況も珍しくありませんが、そう美味しい状況ばかりでないのは他の釣りと同じ。

反応が得られない時や、さらなる一尾を目指したい時に試しておきたいテクニックを紹介します。

ジグの重さを変えてみる

ジグのローテーション

ジグのローテーションにおいて基本とも言えるのが重さの変更です。

潮が速くジグが流されすぎる時や水深が深くなった場合は重い物に、その逆であれば軽くして最適な重量を探ってみましょう。替える場合は少しずつ重さを替えていくのがポイント。

重量の変更はジグのシルエットも変わるため、劇的に食いがよくなる場合も多々あります。

ちょうどよく「潮を噛む」ジグを探す

ジグの違い

ジャークした時にあまりにも引き重りする場合はジグが動きすぎて魚に見切られていたり、疲労感で一定のピッチでしゃくれてないなど、自然と釣れない要素が重なっていたりします。

同じジグを使い続けて引き感を重く感じたら、思い切って別形状のジグに交換してみましょう。

エッジが薄く流線型のジグに替える

水の抵抗を受けにくくジグの後方に水を流すため引き感が軽くなり、アクションも大人しめになります。深場や潮流が速い時、魚が低活性な時にマッチします。

エッジが厚くフラットな形状のジグに替える

エッジが厚いジグは水の抵抗を受けやすく、ジグ本体が派手に動いて水をかき回すため引き感が重くアクションも派手な傾向があります。潮が緩い場合や魚の活性が高い時に有効なシェイプです。

「ちょうどよく潮を噛む」ジグに替える事は、魚の活性に合わせやすくなるのはもちろん、アングラーが快適に使い続けられる効果もあるため釣果を伸ばすのに最適なテクニックなのです。

アクションやスピード、誘うレンジを変えてみる

ジグのアクション

基本のワンピッチジャークで魚の反応が得られない時にはアクションを変えるのも有効です。

具体的にはジャークやフォールのパターンを変えたり、誘うレンジを変えるなどの方法があります。

ワンピッチジャーク

リールハンドル1回転でロッドを1回しゃくる基本のアクション。単純な動作でジグがほどよくダートとフォールを繰り返し、食わせの間も自然に作れます。

アピール力も適度にあるのでまずはこのアクションで魚の反応をうかがってみましょう。

ジャカジャカ巻き

しゃくりのピッチを更に細かくした早めのアクション。アングラーによりリズムは様々ですが、リールハンドル半回転あたりロッドを1回しゃくるイメージでやると良いでしょう。

魚が動きすぎるジグを嫌っていたり、ワンピッチのスピードでは見切ってしまう時に有効です。

ロングフォール

ジャークで誘い上げていくアクションでは魚が追ってこない、または食いきらないような低活性時にはフォールを織り交ぜるのも有効です。

ロッドを大きめのストロークでしゃくり上げ、ラインスラックを出しつつゆっくり元に戻すように操作します。

フォールアクション単体で使っても良いですが、ワンピッチジャーク5回→ロングフォールという具合に混ぜて使うのもオススメです。

誘うレンジを変える

同じアクションでも誘うレンジの長さ(ジグをアクションさせる長さ)を替えると魚の反応が変わる場合があります。

指示棚の中だけで反応がなければ、プラス5m下まで落したり、プラス5m上まで誘い上げてみるなど「釣るレンジ」を変えてみましょう。

カラーを変えてみる

メタルジグのカラーを変えてみるのももちろん有効です。潮色や天候、時間帯によって同じ海域でもカラーによるアピール力にも差が生まれてきます。

基本はシルバー系

シルバー系のジグ

青物ジギングにおいて基本となるのがシルバー。水が澄んでいたり、日中の晴天時など水中の光量が十分な状況で力を発揮します。

同じシルバーでもホロが入っているものや、鏡面のような仕上げになっている物があり、それらの違いを試してみるのも良いでしょう。

深棚や曇天時、濁り潮なら目立つカラーに

アピール系カラーのジグ

水中の光量が少なくなる曇天時や、濁り潮や深場ではアピール力を補うカラーに変えてみましょう。

ピンクやグローなど有効なものは状況によりけりですが、シルバー系だけでは反応が得られない場合はアピールカラーに変えるのも有効な手段です。

投入の速さが釣果を分ける事も

魚群を追いながら釣る青物ジギングでは、ポイントに着いてからいかに早く投入できるかが釣果を分ける事も。

とくに魚がジグをシビアに見切ってくる状況では、他の魚が釣られるのを見て群全体が沈黙してしまう事もしばしばあります。

いち早くジグを投入できるよう、船速が落ちるタイミングで投入の準備をしておきましょう。

青物ジギングに挑戦してみよう

青物ジギング
一見ハードルが高いように見える青物ジギングですが、タックルや基本的な事をおさえてしまえば初心者でも大物と巡り合えるチャンスのある釣りです。

他の釣りでは味わえない強烈なファイトは、一度体験すると病みつきになる事うけあい。基本を学んで夢のある釣りを楽しんでみましょう!

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