汽水域とは
川が海に流れ込んでいる河口部や、かつて海だった場所が湖となっている水域では、塩分をほとんど含まない淡水と、塩分濃度の高い海水が混在します。
そういった水域は1リットル中に0.6~31グラムの塩分を含んでおり、汽水域と呼ばれます。
汽水域には魚がたくさん!
海水魚は海、淡水魚は川や湖でしか生きられません。
しかし、浸透圧の調整を行うことで汽水域を行き来することはできます。
汽水域はカニやエビなど魚のエサとなる生き物が多く生息し、クロダイやシーバス、マゴチやヒラメ、ハゼなどその他種々の魚が往来します。
汽水域は、栄養分が豊富なんです。
川は、地中のリンや窒素などの有機物を溶かし込みながら流れ出し、それが河口部に集まります。
また、河口部は太陽光が川底まで届くような浅い水深です。
そのため、光と有機物が豊富となり、植物プランクトンが増え、魚たちの格好の餌場となります。 さらに、海水に酸素が多く含まれていることも、多くの生き物が集まる要因の一つです。
次項、汽水域で釣りを楽しもう!