バンクシャッドMIDを検証
こんにちは。TSURI HACKライターむっちんです!
今回インプレするのは、エバーグリーンから発売されている「バンクシャッドMID」。
関和学プロが「誰でも集中力を切らさず、巻き続けられるように適度な引き抵抗」「オールシーズン使いやすいシャッド」というコンセプトの元、プロデュースしたシャッドです。
関東では実績が高いと評判のシャッド……果たしてどうなのでしょうか?
▼こちらも名作。ソウルシャッドのインプレです。
バンクシャッドMIDのインプレ
飛距離
今回はベイトフィネスタックルでキャスト。キャスタビリティーはまずまず。おかっぱりが多い僕には重宝しそうです。
同じぐらいのサイズのシャッドの中では、投げやすい(飛距離が出しやすい)と感じました。
バンクシャッドMIDのキャスタビリティーの高さは、公式でも謳われているとおり、「タングステン重心移動システム」によるものでしょうか。
固定重心の方が泳ぎは安定しますが、こと飛距離となると、やはり重心移動がいいですね。
とはいえ、自重は軽い(6.8g)のでベイトフィネスタックルで使うことが前提でしょう。
アクション
同クラスサイズのシャッドの中では、“やや強め”なアクションだと感じます。ほどほどに巻き抵抗もあり、集中力が保てそうです。
関和プロいわく、「リーフワイドなリップが心地よい巻き感(ウォブリング)を生み出す」とのこと。狙ってそのように設計してあるのでしょう。
マディウォーターで生まれたとだけあり、ピリピリとした繊細な動きではなく、アピール力のある泳ぎをしてくれます。
シャッドとクランクベイトの中間のアクションで、オールシーズン使うことが可能だと感じました。
さすが「冬の厳寒期だけでなく、オールシーズン使えるシャッド」を売り文句にしているだけはあります。
昨今のフィールドコンディションを鑑みると、サーチベイトとして、とりあえずバンクシャッドから投げてみるというのもアリかもしれません。
根掛かり回避能力
潜行レンジは約2~2.5m。おかっぱりではボトムを叩きすぎないか心配でしたが、足場がそもそも高い場所など、この潜行レンジが生きてくるシュチュエーションは少なくありません。
ボトムを感じながらのタダ巻きが基本。スローフローティング仕様のため、リーリングを止めれば浮かせて障害物を回避できます。
ソウルシャッド58とのボディ比較。バンクシャッドMIDは、ややボディがファットになっているのがわかりますね。
ボディの容量が大きいことによる浮力が、回避能力の高さ、アクションの強さに貢献しているのでしょう。
直進性能だけでいうとソウルシャッドに軍配が上がるので、そこはシチュエーションによって使い分けができそうです。(この二つはイイ感じに性格が異なります)
より込み入ったストラクチャーに、止むを得ずシャッドを通さなければいけないときなど、バンクシャッドの出番かと思います。
おかっぱり目線の設計か
投げやすいウエイト、アクション、回避性能など……総合的に見てもおかっぱり向きのシャッドではないかと。
たとえば「ベイトフィネスタックルしか持ち歩いていないような状況で、魚を広くサーチしたい」。そんなときはバンクシャッドのアピール力の高さが武器になりそうです。
バンクシャッドMIDの投げどころ
写真のようなハードボトムは、シャッド全般相性がいいストラクチャーですね。
水中にこのような石(ゴロタ)が沈んでいるエリアで、ゆっくりタダ巻きさせるのが定番でしょう。
二回入りなおして仕留めた50アップです。
「ゴロタに当たったら止めて浮かせる」といった動作を繰り返して、浮かせたタイミングでバイトしてきました。
クランクベイトでは強すぎると感じてしまう季節や、プレッシャーのかかったフィールドなどで投げてみてはいかがでしょう?
※おまけ 根掛かり回収機をお忘れなく!
ハードボトムをシャッドで舐めるように泳がすため、必ずルアー回収機も携帯しています。
これまでルアー回収機のおかげで、失わずに済んだルアーは数知れず……。捨て網などは絶望的ですが、岩にスタックするような根掛かりであれば、結構な確率で回収できます。
僕が使っているのはダイワのルアーキャッチャー。大体2000円くらいですね。ルアーを二個回収したら、十分元はとれるかと思います。
バンクシャッドMIDのタックル
まとめ
一概にシャッドと言っても、様々なアクションやコンセプトの違いがありますよね。そんな中でバンクシャッドMIDは、クランクベイトに近い性質をもつシャッドだと感じました。
ローテーションの一角にぜひ、バンクシャッドMIDを入れてみてはいかがでしょうか? あ、ルアー回収機も忘れずに!笑
エバーグリーン バンクシャッドMID
ライタープロフィール
むっちん
九州熊本県在住。毎日ウキウキしながらフィールドへ足を運びバス釣りしています。フィールドへ足を運ぶからこそ、感じること・学べることがあると思っています。
僕なりにバスフィッシングの楽しさ、魅力、素晴らしさをお伝えできればと思っています。モットーは「明日はもっと釣れる」。