赤潮の一種?|“夜光虫”が光る海で、魚が釣りにくい理由

2020/02/28 更新

ナイトゲーム中、ラインやルアーの軌道がぼんやり光ることがあります。その原因となるのが「夜光虫」です。夜光虫が釣りに与える影響や、理由をまとめました。


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海が怪しく光らせる夜光虫

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普段ナイトゲームを楽しんでいる釣り人なら、ぼんやりと青く光る海を1度は経験されたことがあるかもしれません。

光っているものの正体は「夜光虫」と呼ばれるプランクトンの一種で、日本近海でよく見られるのはノクチルカという種です。

この夜光虫……。釣りにとっても悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

ノクチルカは「赤潮」の一種

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ノクチルカは直径2ミリほどになる大きな原生生物で、球のような形に触手と鞭毛を持っています。赤潮を形成する代表的な種のプランクトンです。

春夏の海水温が温かくなる時期によく大量発生しますが、比較的規模が小さく、毒性もないと言われています。

刺激に反応して光る!

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夜光虫は、物理的な刺激を受けると光るという特徴があります。

よく波打ち際で明るく光る様子が見られるのはそのためです。

ルアーやラインの軌道が光って見えるのも、その特徴によるもの。夜光虫の発光が、ルアーやラインを悪目立ちさせてしまいます。

次項、夜光虫って釣りに悪影響なの?

夜光虫は釣りにどう影響する?

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夜光虫は釣り人にとって、良い影響ではなく悪い影響を与えると一般的に言われています。具体的に、どのような悪影響があるのでしょうか。

釣りへの影響1:ベイトが居ない

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夜光虫が集まっているポイントは魚にとって視認性が良く、ベイトフィッシュが外敵から見付かりやすい上に、泳いでいく軌道が光るため、逃げづらくなります。

ベイトフィッシュは夜光虫の集まるポイントには寄り付かなくなり、フィッシュイーター達も餌を求めて他のポイントへ散り散りに。

お目当てのターゲットが減ってしまう分、釣果も少なくなってしまうでしょう。

釣りへの影響2:魚の警戒心を煽る

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夜光虫によって海中が明るくなるため、警戒心の強いメバルなどは活性が低下し、普段より狙いにくくなりそうです。

さらに、ラインやルアーの通る場所が光ることも、魚の警戒心を煽ってしまう要因に。

魚がルアーに気付きやすくはなりますが、容易に見切られてしまいます。

釣りへの影響3:低酸素状態に陥る?

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夜光虫は漁を脅かすような赤潮とはならず、魚への影響もそれほど強くないという考え方があります。

一方で、夜光虫が大量に魚のエラに付着し、魚が呼吸困難に陥ってしまう可能性は否定できません。

ターゲットがそのような状態なら、狙うのは当然困難になるでしょう。

夜光虫がいるときは、釣り方を工夫しよう!

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夜光虫が発生しているポイントでの釣りは、厳しいものがあるかもしれません。

しかし、夜光虫=釣れないということではない筈です。

釣り場に夜光虫が居る時は、どのような釣り方で釣果に結び付ければ良いのでしょうか。

夜光虫の影響が薄そうなポイント、水深を狙う!

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夜光虫の影響が心配な晩でも、潮の流れの効いているポイントや、風裏のポイントでは夜光虫が集まりにくく、比較的釣りがしやすくなります。

また、夜光虫が濃いポイントでも水深さえあれば、ボトム付近の魚が狙えるかもしれません。

「静」の釣りで行く

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夜光虫が光るのは、ルアーやラインが衝突するから。夜光虫の間をすり抜けて巻くのは不可能ですが、スローな釣り方にシフトすれば、夜光虫の影響を抑えられるかもしれません。

ゆっくり巻く、潮の流れに乗せて漂わせる、などの「静」の釣りならチャンスがあるかもしれません。

隣接した夜光虫が集まらないエリアを狙う

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潮の流れが早いエリアや外洋の潮が直接当たるエリアがあれば、そこを狙うのもオススメ。

他の場所が夜光虫の影響を受けている中で、一点だけ影響が少ない場所があるのであれば、魚が集中して潜んでいる可能性は非常に高くなります。

綺麗だけど、釣り人にとっては厄介者。

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暗い海に浮かび上がる青い光。景色の一つとしては綺麗に思える夜光虫も、釣り人にとってはちょっと厄介者かもしれません。

春夏の釣行では夜光虫との遭遇率も高まりますが、ポイント選びやアプローチ方法を工夫して釣りをエンジョイされてください!

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