海が怪しく光らせる夜光虫
普段ナイトゲームを楽しんでいる釣り人なら、ぼんやりと青く光る海を1度は経験されたことがあるかもしれません。
光っているものの正体は「夜光虫」と呼ばれるプランクトンの一種で、日本近海でよく見られるのはノクチルカという種です。
この夜光虫……。釣りにとっても悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
ノクチルカは「赤潮」の一種
ノクチルカは直径2ミリほどになる大きな原生生物で、球のような形に触手と鞭毛を持っています。赤潮を形成する代表的な種のプランクトンです。
春夏の海水温が温かくなる時期によく大量発生しますが、比較的規模が小さく、毒性もないと言われています。
刺激に反応して光る!
夜光虫は、物理的な刺激を受けると光るという特徴があります。
よく波打ち際で明るく光る様子が見られるのはそのためです。
ルアーやラインの軌道が光って見えるのも、その特徴によるもの。夜光虫の発光が、ルアーやラインを悪目立ちさせてしまいます。
次項、夜光虫って釣りに悪影響なの?