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【ブラックバスの釣り方講座】10分で読める王道ルアーフィッシング“バス釣り”入門(3ページ目)

バス釣りのシーズナルパターンとスポット解説

ブラックバス

バスは季節によって行動パターンが変わります。

シーズナルパターンを理解して釣りをすることが、バス釣りの醍醐味とも言えるでしょう。

ここでは季節ごとの行動パターンをポイント別に紹介します。

春のバス釣り

春はバスが産卵行動を起こす時期です。

産卵は早いところで3月頃から始まり、梅雨前くらいまで。産卵は浅瀬で行われるため、その周辺で釣りをするとよいでしょう。

また産卵行動に伴って、1年の中でも50センチを超える大型のランカーサイズを狙いやすい時期ともいえます。

▼ アシ

春は水生植物のアシが有力なスポット。

その理由は、水深が浅くバスの産卵場所に適していることや、浄化作用によって水質が良いことが挙げられます。

またバスのエサとなるザリガニが春になると這い出して来ることも魚を寄せる理由です。

▼ ブレイク

ブレイクとは水中にある段差(水深差)のこと。

春のバスは産卵前や産卵後に、シャローに近いブレイクをコンタクトスポットとする傾向にあります。

目視では見つけにくいので、陸っぱりであれば底を探れるソフトルアーで水深の変化を探し、ボートであれば魚探を使って見つけてみてください。

夏のバス釣り

夏は日差しが強く、それに伴って水温もぐいぐい上昇していきます。

バスの適水温は約20度前後とされているため、夏の水中は過酷な環境といえます。少しでも水温の低い場所を探すのが定石です。

エサを追う時間は、涼しい朝・夕マズメに集中しやすく、この時間帯を狙って釣行するのも良いでしょう。

▼ 流れ込み

夏のバス釣り定番スポットが流れ込みです。

流れがあり酸素やエサも豊富なため、バスが集まってきやすいスポット。

人間にとっての扇風機や冷房の役割があると考えてみると、バスが寄ってくる理由が分かりやすいでしょう。

▼ 岩盤

水通し良い岩盤は、夏のバスがサスペンドするスポットです。

木が覆いかぶさって影を形成している場所はとくに1級スポットです。

トップウォーターの他、ラバージグやソフトルアーを使い、縦方向に探るのもいいでしょう。

秋のバス釣り

秋のバスは冬に備えて荒食いを行います。

高かった水温が徐々にバスの適水温へと変わってゆくことも、行動を活発にする理由です。

行動範囲が広がることで、バスの居場所が絞りにくい季節でもあり、攻略には手返し良く広範囲をチェックできるハードルアーを使うのがおすすめです。

▼ ワンド

ワンドとは入り江状になった地形のことを指します。ベイトが集まりやすく、秋のバスもそれをもとめ差してきます。

ベイトが水面で追われていればトップウォーター、レンジが深ければバイブレーションやミノーなどを使ってみましょう。

▼ リップラップ

 

岩場のことを表すリップラップ。

リップラップは岩の隙間にバスの餌となるエビやハゼなどが集まりやすいスポット。

ワンド同様、秋のバスがエサを求めて寄り付きます。根掛かりしやすいので、狙う際にはクランクベイトやソフトルアーを使い攻略していきましょう。

冬のバス釣り

冬の低水温期になるとバスは動きが鈍くなり、1年の中でも特に釣果に恵まれにくい季節と言えます。

他よりも水温の高い場所などを探すことが先決です。

冬のバスを狙う時は、バスの目の前で止めることができるルアーや、リアクションバイトを誘えるルアーを使うのがコツです。

▼ 温排水

工場などから出ている温排水は、冬のバスが集まる1級スポット。

寒さを嫌うバスが集まってきます。もし温排水が出ているスポットを発見したら、さまざまなルアーをローテーションしながら攻略してみましょう。

▼ テトラ

テトラは冬バスの定番スポット。

テトラのある場所は水深が深いことが多く、入り組んだテトラの間にバスが身を潜めています。

根掛かりしにくいリグを使ったソフトルアーでのアプローチや、リアクションバイトを狙ったメタルバイブレーションなどで攻略していきましょう。

釣果はアクションで大きく変わる

初心者と上級者で大きな釣果の差を生む要因。

多彩な動かし方があり、それぞれのルアーに適したアクションをすることが釣果の鍵です。

ハードルアーとソフトルアーの基本的なアクションを紹介します。

バス釣りで使うアクション(ハードルアー)

バス釣りで使うハードルアー

▼ タダ巻き

リールを巻くだけのアクションがタダ巻きです。

ハードルアーが巻くだけで起こす本来のアクションでバスを誘います。

ただし、本当にただ「巻く」だけでなく、ゆっくり巻いたり、早く巻いたりしてみると釣果に差がつきます。

▼ ストップ&ゴー

リールを「巻いたり止めたりする」アクション。

タダ巻きではバスが追いきれないと思われる時、変化を加えることが狙いです。

ストップ&ゴーでは、巻き始めや止めた瞬間にバスがバイトしてくることが多いです。

▼ トゥイッチング

トゥイッチングはロッドを細かく動かして、逃げ惑う小魚を演出するアクション。

主にミノーで使われるテクニックで、水が澄んでいる場所で効果的です。

ロッドアクションの回数を変えたり、途中で止めたりして、不規則な動きを上手く演出するのが釣果を伸ばすコツです。

▼ ジャーキング

ロッドを急激に強く引っ張ることで、動きにメリハリをつけるアクションです。

ルアーが激しく左右へ水を切るように動くことでバスを誘います。連続してロッドを動かし、時折ポーズを入れつつ誘いましょう。

おもに、ミノー(ジャークベイト)などで多様するアクションです。

 

バス釣りで使うアクション(ソフトルアー)

ソフトルアーはゆっくりと動かすのが基本。

底でじっとしているような低活性なバスや、警戒しているバスに対して丁寧にアピールするようアクションさせていきましょう。

▼ ズル引き

ボトム(底)をゆっくりと這うようにトレースするソフトルアーの基本アクション。

引っ張るのは、ロッド操作でもリールを巻いてでも構いません。ズル引きはバスを誘えるだけでなく、地形の把握も同時におこなうことができます。

▼ ボトムバンプ

底でルアーを飛び跳ねさせるようにおこなうアクション。

エビやザリガニ、ハゼが驚いて飛び跳ねる様子をイメージしながらおこないましょう。

飛び跳ねさせる高さは20~30センチ程度をイメージしておくとよいでしょう。

▼ シェイキング

ソフトルアーを細かく震えさせるアクション。

弱った小魚や、水に落ちてもがくミミズのような動きを演出することが可能です。

できる限りルアーの移動距離を抑えつつ行うのがコツで、ラインだけを震わせるようにすると上手くアクションさせられます。

▼ スイミング

スイミングは無警戒に泳ぐ小魚を演出するアクション。

中層を真っ直ぐ泳がせたり、ロッドアクションでリフト&フォールさせながら泳がせてみましょう。

反応がないときは、泳層を変えたり、引っ張るスピードを意識的に変えてみましょう。

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