魚が原因の【ヒスタミン食中毒】ってどんな症状が出る?原因と対策方法は?
釣った魚を自宅に持ち帰り、調理して美味しく味わったまでは良かったのですが……。今回は、魚を食べることで起きるヒスタミン中毒の原因や症状、対策方法をご紹介します。
2022/10/20 更新
編集者
TSURI HACK編集部
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TAKEBUCHI
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ヒスタミン中毒とは?

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ヒスタミン中毒とは、魚が原因で起こる食中毒のこと。
食後に「じんましん」が出たり、嘔吐や下痢、頭痛などの症状を起こすアレルギーに似た食中毒です。
腸炎ビブリオや大腸菌などの細菌を原因とする一般的な食中毒とは発症の原因や予防方法が少し異なります。
赤身の魚が原因になりやすい?

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日本国内においてヒスタミン中毒を起こす主な原因となるのは、赤身魚やその加工品がほとんどです。
赤身魚には、カジキやマグロ、カツオやブリ、サバやサンマ、アジやイワシなどが挙げられます。
ヒスタミン中毒が起きるメカニズム

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何故、ヒスタミン中毒が起きるのでしょうか?
それは、赤身魚に含まれるヒスチジンというアミノ酸が、ヒスタミン産生菌によってヒスタミンに変換されてしまうからなのです。

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モルガン菌などのヒスタミン産生菌が常温で増殖し、魚に含まれるヒスチジンをヒスタミンへ変えてしまいます。
食品100グラム中に、6ミリ以上のヒスタミンが生成されると、食中毒の可能性が出てきます。