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シーバスルアーのカラー選択術!プロアングラーが現場経験から導いた“外せないカラー”とは(2ページ目)

カラーを“大枠”で抑える

今やルアーには無数のカラーラインナップがあります。やみくもに選んでもなかなか釣果には結び付きませんね。

まずは「カラーの大枠」とそれぞれの用途をおさえる所から始めましょう。

私の場合は大枠として、ナチュラル系・ゴールド系・チャート系・クリア系・その他といった感じで大別しています。

①ナチュラル系

ルアーの下地に光を反射するシルバー系・ホログラム貼りや、メッキ処理されたものをベースに、『魚に近い見た目』というイメージですね。

ホログラムの種類も縦ホロ、レンズホロ、マグマホロなどいろんなタイプがあって、反射が変わってきます。

攻めるエリアのベイトに合ったカラーを使いましょう。

②ゴールド系

ホログラムやメッキの下地がゴールドのカラーです。

有名なのはグリキン。アカキンと呼ばれる背中に、グリーンや赤を配色したものがありますね。

主な用途としては水が濁っているとき。ゴールド系の反射は濁りの中でも強烈にアピールしてくれます。

都市部の港湾など万年濁っているような場所やデイゲームで使い易いカラーです。

③チャート系

透けたり、反射したりしない、いわゆるソリッド色です。

ホワイトボディにバックが黄色が配色された「チャートバック」や全身黄色の「マットチャート」などが有名ですね。

最大の特徴は夜間の視認性が良いこと。これは人の目からも魚の目からも言えるでしょう。

光量の少ない所での使用がメインですが、日中のシェード部などの実績も高い万能カラーです。

④クリア系

透き通った配色のもの。完全に塗装のない透明の樹脂そのままのもの(フルクリア)、チャート系の透けたカラーを塗装したものなどがこれに当たります。

ナチュラル系のような反射もなく、チャート系のように目立つ事もありません。

クリアカラーは存在感のなさが最大の武器です。

都市部でアングラーが多い地域や小場所での釣りなど、ルアーを見切られがちなタフコンディションの時、実績の高い色です。

⑤その他

上記のどれにも属さないものもあります。定番カラーを幾らかあげると

・レッドヘッド:オールドルアーから人気の定番色。頭が赤い事で後ろからエラのように見える……などと言われますね。

・コットンキャンディ:魚のボディに見られる七色の虹のような光を再現したもの。一見派手に見えるナチュラル系カラー。

・ブラック系:黒はシルエットがはっきりするので、濁りの中でもくっきり見えるカラー。

あくまで大枠でOK

ベイトに傾倒している時はナチュラル系、水が濁っている時はゴールド系、光量が少ない時はチャート系、タフコンディションの場合はクリア系。

大枠がないと選択肢が多すぎてしまいます。まずはここをおさえておきましょう。

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