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台風前後釣れる説?!台風がもたらす釣りへの影響や波浪のメカニズムを解説(2ページ目)

高潮が発生するメカニズム

高潮

出典:PIXTA

台風が直接本土の上陸しない場合でも、警戒が必要な高潮。

では、なぜ高潮が発生してしまうのか、そのメカニズムを見ていきましょう。

吹き寄せ効果

台風の風が海岸に向かって吹くことで、海岸の付近は海面が上昇します。

これは、吹き寄せ効果と呼ばれ、風速が早ければ早いほど海面の上昇度はさらに増すでしょう。

吸い上げ効果

台風が接近すると気圧が下がり、空気が水面を押さえ込む力が弱まって海面が上昇します。

これを吸い上げ効果と呼び、通常よりも気圧が1ヘクトパスカル低い場合、約1センチ程度の海面上昇が起こります。

台風前後、釣れる説!?

波

出典:PIXTA

皆さんは「台風の前後は魚がよく釣れる」と言った噂を耳にされたことがあるでしょうか。

しかし、一概に「良く釣れる」とは言えないかもしれません。

台風前は釣れるのか

台風前は低気圧の影響で、魚の活性が高くなると言われています。

しかし、波が高すぎるとルアーをうまく泳がなかったり、風により糸フケが出すぎてしまうことがあります。

台風前、少しでもうねりや風が強くなるようであれば、釣行を控えた方が得策かもしれません。

台風後は釣れるのか

台風後は、台風で荒れてしまった影響が色濃く残っています。

魚の種類にもよりますが、底荒れや豪雨により発生した水潮により、釣果が出しづらくなる場合があるでしょう。

また、台風一過は暑さも厳しくなるため、熱中症のリスクも高そうです。

台風の影響を受ける魚

台風の影響を受けやすいと考えられる釣り対象魚には、どのようなものがいるのでしょうか。

アオリイカ

エギング

出典:PIXTA

水潮や濁りを嫌うアオリイカは、台風のような大雨の後は深場に落ちてしまうと考えられます。

そのため、オフショアや水深の深いポイントを狙うことで釣れるケースがありますが、ショアからは狙い辛くなるかもしれません。

アジやイワシ

アジ

出典:PIXTA

比較的泳ぐ力の弱いアジやイワシなどのベイトフィッシュは、荒れている場所よりも穏やかな場所を好む傾向があります。

台風などによって海が荒れると、台風の影響を受けにくい深場へと移動すると考えられます。

ヒラメやキス

ヒラメ

出典:PIXTA

台風によって浅場は底荒れが起きてしまうため、ヒラメやキスは深場に移動してしまいます。

また、ヒラメがいたとしても、濁りすぎてしまい、仕掛けやルアーに気づかないことも多いでしょう。

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