自作ルアーでビックワン、期待してますね!
筆者の挑戦が始まりました……。
ルアー製作に必要なもの
プラスチック粘土のルアー作りには、次のものを準備します。
① 0.9ミリ程度のステンレス線
② ステンレス線を切るニッパー
③ プライヤー
④ ガン玉
⑤ プラスチック粘土
⑥ 耐熱カップ・お湯
⑦ 割り箸
⑧ ラメや目玉、ラトルなど
⑨ スプリットリング
⑩ フック類
あると良いかも
なくても問題ありませんが、ルアーに仕込むことでオリジナル感やアピール力が増すアイテムについてご紹介!
目玉
プラスチック粘土同様、ダイソーで見つけた目玉。ルアーチューン用として釣具店でも様々なタイプの目玉が売られています。
ラメ類
ダイソーには星型や丸型、貝殻を砕いたシェルパウダー、付箋など、ルアーのアピール力を高められそうな装飾アイテムが沢山あります。自分好みのものをチョイスしてください!
ラトラー
ワームに挿入して、ラトル音を鳴らすことが出来るようになるアイテムです。釣り具屋さんや通販で種々のタイプが手に入るでしょう。
フェザーフック
自分ルアーは綺麗に動かすのが難しいかもしれませんが、フェザーフックを付けるだけで、アピール力も高まるのでオススメです。
がまかつ フェザートレブル #10
ストロー
プラスチック粘土は軽めの素材ですが、フックを付けたり、大きく作ったりすると完全に浮かせるのは困難です。
そんな時は、発泡スチロールやストローをフローティング材として使いましょう!
ストローは使う大きさにカットし、両端を熱で炙って閉じ、粘土の中に埋め込みます。
では、ルアーを作っていきましょう!
オリジナルルアーの作り方
※工作には「熱湯・釣り針」を使います。火傷・怪我のないよう、作業には十分に気を付けて下さいね。
※お子様は大人の方と一緒にやりましょう。
ステンレス線で骨格を作る
ミノー風
ミノー風に作る場合は、ステンレス線をプライヤーなどを使ってこのような形に折り曲げ、成形します。
重心を置きたい位置に任意の重さのガン玉を噛ませておきます。
フックアイとなる部分は、お互いが出来るだけ離れている方が良いかもしれません。
オモック風
沖縄の伝統漁具であるオモック風に作る場合は、ステンレス線を2箇所で折り曲げて細長いOの字を作ります。両端を曲げてアイをつけると、フックセッティングの自由度が増すのでオススメです。
オモックを作るときとと同じやり方でも問題ありません。(実のところ、中央部分を捻る必要はありません)
オモリはアイレットとなる方につけるのが筆者のオススメですが、自由に重心を設定してみて下さい!
粘土を溶かす
出来るだけアツアツの熱湯を耐熱カップに注ぎ、プラスチック粘土をしばらく浸します。お湯が熱ければすぐに柔らかくなります。作業中はポットがあると便利です。
粘土が十分に柔らかいうちなら、異なる色の粘土とも良くくっつきます。完全に練り合わせて新しい色を作ったり、部分ごとに色を変えたりして工夫することが出来ます。
十分に柔らかいうちにラメやシェルパウダーなどの反射アイテムを練りこんでもGOODです。
骨格に粘土を合わせて成形する
柔らかくなった粘土を火傷に十分に気を付けながら骨格に装着し、ルアーを成形していきます。
アイの部分が粘土で隠れてしまわないよう、注意が必要です。
程なく粘土が硬くなってくるので、また熱湯に浸けて柔らかくしながら形作っていきましょう。
浮力材やラトルを入れたい場合は、この行程で入れるようにします。
ルアーの形がある程度できたら、アイレット付近を熱湯で柔らかくして目玉を埋め込みます。軽くつける程度では外れやすくなるので要注意です。
フックを装着する
スプリットリングを噛ませ、アイにフックをつければ完成です!
ダブルフック、トレブルフック、アシストフック、フェザーフックなどを駆使して様々なセッティングを試してみると良いかもしれません。
次項、出来上がったルアーを使って釣りをしてみました!
実際に使ってみよう!
筆者が自作ルアーを製作し始めたのは約2ヶ月前。
その後、実際に使ってみたり、様々な形を試してみたりするものの、なかなか1尾を釣り上げられないまま時間が経ってしまいました……。
ルアー作りも難しく、粘土の成型もそうですが、オモリの位置やフックの付き方でもバランスがガラッと変わり、理想の動きが出ずに苦しんでいました。
しかし、そろそろブラックバスを釣りたいところ。
例年なら、子バスのスクールが活発に泳ぎ回る時期ということで、丸く成型した小粒のボディーに、トレブルフックを1本セットしたルアー「レディバグちゃん」を選択しました。
1.3グラムのシンカーを入れ、水中でふわふわと漂う動きをしてくれます。全長2.5センチ程度と小さいためアピール力は低いかもしれませんが、サイズ問わず釣れるのでは、と期待しました。
果たして、どんな結末が待っているのでしょうか……。
いざ実釣
橋の下の護岸にルアーを沿わせて、スローに引きます。
何度かキャストを繰り返すうちに、ついにアタリが!!
釣れた―!!!
しかもかなりいいサイズ!
正直、筆者が作ったルアーでは釣れないだろうと諦めかけていただけに、釣れたことへの喜びはひとしおでした……。
他にも
同じ日に同じルアーで、子バスが複数匹釣れました。
水温が温かい状況が続き、エサとなる生き物も増えたことでバスの活性が高まったのかもしれません
スペシャルな1尾を手にしよう!
筆者が工作をするのは小学生以来でしたが、自分で自由に物を作る楽しさや、それを使って魚を釣り上げる喜びを得ることが出来ました。
大人の皆さんも是非、少年・少女に戻ってルアー作りを楽しまれてはいかがでしょうか。
ヒノデワシ プラスチックねんど おゆまる1000 12色