“もっと釣れる”ロックフィッシュゲームの極意!金丸竜児氏に聞いてきました
近年人気を博しているロックフィッシュゲーム。ポイント選びからリグ選びまで、何かと考えることが多い釣りでもあります。今回は人気のハタ系ターゲットをもっと釣るために、ロックフィッシュゲームの第一人者『金丸竜児プロ』に極意を聞いてきました
2022/10/31 更新
制作者
釣り好き!まっちゃん
執筆や動画コンテンツを通じて『釣りの楽しさ』『自然の素晴らしさ』を発信して参ります(^^)
釣り好き!まっちゃんのプロフィール
アイキャッチ画像撮影:釣り好き!まっちゃん
もっと釣りたい

一度味わうとクセになるパワーファイト、またショアから超高級魚が釣れることから、ファン急増中のロックフィッシュゲーム。
筆者である「釣り好き!まっちゃん」もロックフィッシュゲームが大好き。でも、釣れずに肩を落とし帰路につくこともしばしば。
もっと釣るためには、どうしたらいいのでしょうか?
この人に聞いちゃいました

釣りが上達したければ上手い人に聞け! ということで、ロックフィッシュゲームの第一人者「金丸 竜児」プロにレクチャーをお願いしました。
金丸竜児
RUDIES代表であり、APIAアンバサダー・Xtradaプロスタッフの肩書を持つ。
ライトゲーム・ロックフィッシュをメインに、メディアでの活躍も幅広い。
正真正銘の凄腕アングラー。
先生、もっと釣りたいです

そもそも、釣れる人・釣れない人にはどんな差があるのでしょうか?
さっそく先生に聞いてみました。
ほーん……なるほど

金丸先生に聞いてみると、釣れている人は基本的なことがしっかり出来ているとのこと。
ちょっと掘り下げて質問していきたいと思います。
動画版はコチラ
ポイント選び

金丸先生はどんなことを意識され、場所を絞り込んでいますか?
まずはターゲットが「居ついているであろう場所」を探すことですね。
ハタ系のターゲットは、基本的に身を隠すようにして捕食活動を行います。
この際に隠れる場所というのがシモリやウィードになる訳ですから、この条件を満たすポイントを探してみます。
なるほど。ポイント選びの際には、現場に足を運ばれていますか?
当然現場を直接見ることが一番いいでしょうね。でも、時間の都合など全てがそういう訳にはいきません。
そんなときはスマホの航空写真アプリを活用して、シモリやウィードのある場所を探します。むしろ航空写真で見た方がシモリが分かったりすることもありますからね。
なるほど。事前の下調べが非常に重要ですね。他には何か基準となることはありますか?
ターゲットは基本的に潮上を向いて捕食していることが多いです。
なので、潮流を見て立ち位置やルアーのトレースコースを決めていますね。

足場の確保です。ロックフィッシュゲームは磯場にエントリーすることが多いので転倒や落水の危険性があります。
どんな釣りでもそうですが、安全第一の釣行をお願いしたいですね。
リグの選び方

大まかに分けるとテキサスリグ・直リグ・ジグヘッドこの三つですよね。
使い分けとしては……沈みが早い直リグはラン&ガン。ジグヘッドはピンポイントアプローチ。その中間に位置するのが、テキサスリグといったイメージです。
うーん……テキサスリグは中途半端なので、あまり使いません(笑)
テキサスリグは沈むのが早く、またフックがボトムで倒れてしまうので根掛かりが発生しやすいんですよね。コスパはいいのですが
なるほど。コスパで選びがちですけど、少し考えた方が良さそうですね
釣果が大事ですが、まずはやはり根掛かりを回避すること。それを踏まえると直リグ・ジグヘッドをオススメしたいですね!
ウエイト選択のポイント

続いてウエイトについて聞かせてください!
自分の場合、とにかくボトムを取ることを優先して、ヘビーシンカーを選びがちなんですけど……
うーん……重くしすぎると釣りにくいし、根掛かりしやすくないですか?(笑)
巻きの時でもアタリはあるんですが、ターゲットはほとんどがフォールでアタックしてきます。
フォールスピードが速すぎると喰わせる時間がないんですよね。
ですのでウエイト選択は、
かろうじてボトムに到達できる重さを基準にしましょう。
根掛かりのリスクも減らせますよ?

プラグやメタルジグ

金丸さん、プラグってロックフィッシュゲームで使います?
キジハタ・アカハタを狙う場面では使いません。しかし、
泳ぎ回って捕食をする“オオモンハタ”には有効ですね!
彼らは青物かと思わせるくらいに泳いでいますからね(笑)
有効ですよ! 飛距離が必要な場合や小魚を捕食している場面なら、かなり強いです
ワームの選び方

ターゲットの捕食対象を大きく2つに分けると、“エビ・カニ類の甲殻類、小魚系”どっちかのパターンであることが多いです。
たしかに釣り具屋さんに並んでいるワームも、この2種が多いですよね。
ロックフィッシュゲームでも、マッチザベイトが重要です。これを場所や季節に応じて使い分けています。
カラー選択はこれがオススメ

あとはカラーですよね。
最近のワームはラインナップが多すぎでは?
たしかに数多くのカラーがありますよね(笑)
自分の場合、光量のある日中なら“ナチュラル系”をメインに使用しています。
そうですね。
朝マズメや夕マズメの光量が低いシーンには“アカキン・クロキン”が強い傾向にありますね。
僕も愛用しています(笑)

なら、ナチュラル系・アカキン系は必須という訳ですね。他のカラーはどうでしょう?
キジハタでいえば、ヤツら海藻帯で釣れることが多いんですよ。
そんな時に活躍してくれるのはグリーン系。これマジで釣れるんでタックルボックスに入れておいて下さい!
ハタゲームにチャレンジしよう

最近色んな媒体でハタゲーム(ロックフィッシュゲーム)というワードを聞くことが増えたんじゃないかと思います。
釣って楽しいのはもちろん、食べても美味しい魚たちなので、とても魅力的な釣りです。
TSURIHACKユーザーの皆様には、是非!今年の夏は身近に楽しめるハタゲームにチャレンジして頂きたいです。
by 金丸 竜児
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