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リールマニアが熱弁!ダイワの隠れスーパー技術「ツイストバスター」ってなんだ?(2ページ目)

技術者魂の結晶

ツイストバスターの画像

撮影:TSURI HACK編集部

実験は初歩の初歩、糸ヨレを数えるところからスタートし、さまざまなテーパー角のラインローラーで実釣と検証を重ねたようです。

コンピューターによる計算ですぐに角度を割り出せそうですが、糸の太さや竿の角度によってヨレ方が異なるため、“実釣スタイル”にこだわってデータが集められました。

まさに、技術者魂の結晶と言っても過言はない代物なのです。

その歴史は長い

ツイストバスターの画像

撮影:TSURI HACK編集部

じつはこの技術、90年代後半にはもう登場していたんです。知らなかった方も多いのではないでしょうか?

現在はツイストバスター2とフロロライン専用設計のツイストバスターRがあり、エントリーからハイエンドモデルまでのダイワ製全スピニングリールに搭載されています。

気づいてないかもしれませんが、いまお使いのリールにも搭載されているはずですよ。

もっと知ってほしい!!

ツイストバスターの画像

撮影:TSURI HACK編集部

ダイワのサイトでは「(ツイストバスターは)空気のようなもの、しかしその大切さに気づいて欲しい」と語られています。

同社のマグシールドやAGSといった技術は大々的に宣伝されていますが、ツイストバスターの名前を聞くことは少なく、まさに空気のような存在になっています。

日々新たな技術やリールが登場していますが、20年近くも釣り人を支え続けている技術があることを、リールマニアはもっと知って欲しいと思うのです。

筆者紹介

佐藤稜真

某リールチューンメーカー在籍時、全国のイベントで年間100台以上のリールをメンテナンスしていた経験を持つ。

中学生の頃からカタログのスペックを暗記するほどのリール好き。関東のフィールドでのエリアトラウト・シーバスフィッシングをメインにしている。

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