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17年落ちの名機「トーナメント・エアリティ」をリールマニアがOHした結果……(2ページ目)

スプールとハンドルを取った姿がこちら。今となっては当たり前に搭載されているデジギアも、当時は最先端技術。誇らしくローターに刻印されています。

なによりもボディの形が時代を感じさせ、ノスタルジックな雰囲気。

ローターを外して……。

最近はマグシールドカバーで覆われている部分もこの通り。メインシャフトのベアリング直下にはワンウェイクラッチが鎮座しています。

3点留めされているネジを開けると、一気にパーツ数が増えてきます。一番左がピニオンギア、右から三番目がワンウェイクラッチ。

ハンドルが逆転する不具合は、このワンウェイクラッチが悪さをしているのです。

ピニオンギアなどを抜いた図。サビ防止のためにしっかりと白い塗料が塗られています。奥の暗いゾーンが本丸、ギアボックスです……。

まさかの真っ黒!?

ついにギアボックスに到達! しかしなんだか様子がおかしい。

うわぁ〜〜〜なんじゃこりゃ〜〜〜!! パーツクリーナーで洗浄すると真っ黒な汚れがびっしり。

ギアボックス内にも劣化したグリスが……。残さず拭き取ります。

リールの心臓部であるドライブギア。通称「黒ギア」と呼ばれる黒いギアは、この年代のリールを最後に搭載されなくなりました。

しかし、素材の柔らかさによる、黒ギア特有の滑らかな巻き心地を愛するアングラーは今も多いのです。

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