本当は釣りに行きたいんだけど……
待ちに待った連休。 さぁ、釣りに行こう! と意気込む、釣り好き!まっちゃん。
どうやら釣り以外の遊びがしたいらしいです。(パパショック)
せめて、海のそばで
釣りには行けないけど、せめて海のおそばにいさせてください。
……ということで、家族のレジャーは潮干狩りに決定!
宝探しのような感覚で楽しめて、食べてもおいしい。きっと子供たちも喜んでくれるはず!
今回はマテ貝採りにチャレンジ!
潮干狩りといえば、アサリやハマグリなどが有名ですよね。
ですが、何やら「マテ貝」なる一風変わった貝を採るのがブームになってるのだとか。うーん、これは挑戦してみたい。
マテ貝って?
全体的に薄茶色の細長い殻を持っており、全長15センチ程の2枚貝です。
基本的には砂の中で生活していますが、水管を水中に出してプランクトンを捕食することもあるようです。
食用として重宝されており、貝料理でお馴染みのバター焼き・酒蒸し・塩茹は絶品なのだそう。
どんな場所で採れるの?
東北以南の穏やかな内海の砂浜に生息していると言われています。
アサリの潮干狩りが出来る砂浜でも、場所によっては生息しないこともあります。マテ貝採りに出掛けられる際は現地の確認や過去の実績を調べて向かうようにしましょう。
管理された潮干狩り場もありますので、問い合わせてみることもいいかも知れません。
採り方が面白い!
塩分濃度に敏感なマテ貝は、塩を振りかけ塩分濃度を急激に変化させると巣穴からひょっこり飛び出す性質を持っています。
この性質を利用して、砂に“塩”を振りかけて誘う特殊な手法が子供から大人まで魅了してやみません。
道具を準備
さぁ、いよいよ出発! ということで、マテ貝採りにあったら便利なアイテムをピックアップしてみました。
ドレッシングボトル
塩を持ち運びやすくするには、100均などでも販売してあるドレッシングボトルがオススメ。
容器先端が細長いので塩を穴に投入しやすく、キャップ式なのでサッと取り出して使えて便利です!
スコップ
潮干狩りと言えば砂と貝を掻きわける、熊手がポピュラーです。しかし、マテ貝採りは砂を水平かつ、広範囲に掘る必要があるようです。
先が平たい大きめのスコップを持っておくと、効率良く巣穴を見つけることが出来ますよ。
お子様には軽量な草かきがオススメです。
長靴
上げ潮で水に浸かる場合や、場所によっては岩や牡蠣があることもありますので、怪我防止のためにも長靴を履きましょう!
また、海水や汚れを気にすることなく潮干狩りに集中できるウェーダーもおすすめですよ。
バッカン※バケツなどでもOK
採ったマテ貝の保管や道具の収納には、バッカンがオススメ!
クーラーボックスでもいいのですが、意外と歩くことも多いので、軽量で持ち運びやすい点でバッカンは優秀です。
容量が小さくなりますが、水汲みバケツでもOKですよ。
実際に採ってみた
ノリノリの子どもたちと一緒に、いざマテ貝採りへ!
①水平に砂を掘る
ポイントを決めたらスコップで砂を10~20センチ程度水平に掘っていきます。
広範囲に掘り下げ、巣穴である1センチほどの穴を探しましょう。
穴に塩を投入する
穴を見つけたら塩を振りかけ数十秒待ちます。
マテ貝が居たら、塩分濃度の変化にひょっこり顔を出してきます。
ゆっくり引っ張り出す
穴から出てきたマテ貝をしっかり掴み、引っ張り出します。
無理やり引っ張ると身切れする場合がありますので、ゆっくり優しく引っ張るのがポイントです。
砂糖ではどうだろう?
似たようなものならと安易な考えで持ってきたのは、砂糖です。
何度も振りかけ待ちましたが、一向に飛び出す気配はありませんでした。
やはり塩分濃度の変化に反応しているのですね。
みんなで出掛けてみよう
潮の関係上、2時間程度のマテ貝採りとなりましたが、70本ほどゲットすることができました。
採ったマテ貝は海水に浸し、砂抜きを行いながら持ち帰ると帰宅してすぐに調理出来ますよ。
釣りに行けない連休。採って楽しい食べて美味しい“マテ貝潮干狩り”に出掛けてみてはいかがでしょうか?
この日の晩御飯は早速「マテ貝パスタ」と「バター焼き」で美味しく頂きました。
自然の恵みに感謝! 同時にパパは思いついてしまいました。
マテ貝って、釣りエサとしても良いんじゃないか……!?