ドラグが緩すぎるデメリット
魚が寄らない
ドラグでラインを放出しすぎると、魚に反転させて走る余裕を与えることになり、当然魚は寄ってきません。
魚が走り回って周りの釣り人とラインが絡んだり、障害物に巻かれたりして獲物を逃すことに。釣り人が多い状況では、素早く魚を取り込むのもマナーです。
ラインがヨレる
ドラグを出しながらハンドルを巻くと、ラインにヨレ(ネジレ)が蓄積していきます。
ラインがヨレるとトラブルを起こして絡まったり、ラインが痛んで強度が低下したりすることに。「ドラグが緩い=ラインに優しい」というわけではありません。
針が貫通しない
ドラグが緩すぎるあまり、フッキングの際にズルズルと滑ってしまうようでは、針の刺さりが甘くなります。
針の刺さりが浅いと、すっぽ抜けが起こるだけではなく、針が曲がりやすくなるのです。
ドラグを締めすぎるデメリット
ラインが切れる
当たり前ですが、ドラグの設定をラインの限界以上にすると、ラインは切れてしまいます。
とくにフッキングの際に大きな衝撃がラインに加わるため、アワセ切れを起こす原因にも。伸びの少ないPEラインを使う際は要注意です。
ロッドをのされやすい
ドラグが出ないということは、魚の引きが吸収されずにロッドや釣り人に伝わるということです。
そのため、大型の魚が近距離でヒットした場合は、ロッドをのされた状態になりがち。そうなると一気にラインに負荷が掛かり、切れてしまいます。
針が伸びる
針の強度に対してドラグが強すぎると、針が伸びてしまいます。
掛かりを優先した細軸の針やオープンゲイブの針、トレブルフックは伸びやすいため、とくに注意が必要です。