板オモリとは

ルアー釣りにおいてはハードルアーに貼ることで、現場ですぐにウェイトの追加が出来る便利グッズ。
ルアーを自分の好きなバランスや沈下スピードに調整できるので、「あと少し沈んでほしい!」というときや「流れが強すぎてルアーが上手く泳がない!」という場面で効果を発揮します。
仕事として年間のほとんどをフィールドで過ごしている筆者(プロガイド)ですが、板オモリの存在に何度助けられたかわかりません……。
この記事を書いた人

海外での釣りガイド、ロッドメーカーで生計を立ててる25歳。板オモリを見ると少し興奮してしまう程度に板オモリを愛してる。

地味だけど、時に釣果を劇的に変えるとても重要なアイテム。釣果アップ間違いなしの、板オモリの有効性と使い方について今日は徹底解説していきましょう。
【次ページ:こんなにたくさん種類があります】
板オモリにはたくさん種類がある!
板オモリは”ウェイトシール”や”鉛シール”とも呼ばれて、様々な種類が釣具屋さんで売られています。形状
▼シールタイプ
▼カッティングタイプ

厚さ
0.3mmくらいから1mmくらいのものまでがラインナップされてます。もちろん厚さがあるほうが重いです。ルアーに向かないタイプに注意

結局どれを選べばいいの?
オモリなので適材適所といえばそれまでですが、1枚だけ持っていくなら薄い0.3mmの自分でカットするタイプの板オモリがお勧めです。微調整が効き、貼るためのサイズも自由自在。筆者が最も使うのがこのタイプです。
板オモリのいいところ
①フローティングルアーをシンキングに出来る

市販のシンキングルアーではあまり見られないスローシンキングに設定出来たり、流れが強いポイントでも丁度良いスピードで沈むように調整することが可能です。
究極、フローティングルアーの腹部に板オモリを貼ることで、シンキングルアーに変えることだって出来ます。
もちろんシンキングルアーにオモリを貼ればさらに沈下スピードを上げることができるので、状況に合わせ「超ファーストシンキング」のルアーに変身させちゃってもOK。

②完璧なサスペンドルアーが出来る

購入時からサスペンド設定というルアーというものも売られていますが、水温や流れでサスペンドする重量というのは変わるもの。
時に沈んだり浮いたりするものが殆どですが、板オモリを使って現場で調整すれば完璧なサスペンドに設定することが可能です。

③レンジキープ能力が向上する(浮上を抑える)

前方重心になり、強い流れの中でもルアーが浮き上がりにくくしてくれます。ただし、代償としてルアーのバランスも崩れやすくなるので注意が必要です。

④ジョイントルアーの動きをナチュラルに変える

裏を返せばオモリを貼ると動きが殺されるということですね。スレた魚に効果テキメンなので一工夫入れたいときにお勧めの使い方です。

【次ページ:トップウォーターの○○率が変わる?】
⑤トップウォーターのフッキング率が向上する

シーバスのようにルアーを吹っ飛ばしてしまう…そんなシチュエーションで板オモリを使うと今までのミスバイトが嘘のように、フッキング率が向上するでしょう。

板オモリは常にボックスの中に!

釣りが上手い人の中にはこの板オモリを駆使している人が多いのも事実。
いつでもどこでもハードルアーの重さや動きを変えられる板オモリ。持っていない人はぜひボックスに忍ばせておきましょう!
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アクティブ 鉛シール 0.3 mm