コスパ最強の2019年新作リールを“格付け”
2019年もフィッシングショーで多くの新製品が発表されました。その中でも、注目度が高いのは「リール」ではないでしょうか。
ということで、実際にフィッシングショーで触ってきたリールの中から、“勝手に”コスパ順で格付けすることにしました!
コスパの定義
コスパと言うからには、価格とスペックのバランスが大切。単に安いリールでは、コスパがいいとは言えません。
そこで、コストとクオリティに厳しい編集部の、「この値段でこのスペックは買いだな!」という直感を基に格付けしました!
元バイヤーが格付けします
今回の“格付け師”を務めるのは、元釣具屋の編集部S。ロッド・リールのバイヤーを担当していたため、厳しい目でチェックしますよ!
第3位 セルテート(ダイワ)
第3位はダイワのセルテート。もともと剛性の高さを追求してきたシリーズですが、今作はLT化されて軽量化を施している点も注目です。
2500番で比べると、旧型から35グラムも軽くなっており、「強いから重たかったリール」が「強いのに軽いリール」に進化。
これで剛性も上がっているとなると、過去最高のセルテートであることは間違いないでしょう。
ただ、ここまで強くて軽くなったのだから、2000番以下もリリースしてほしいところ。随時追加されるのを期待したいですね。
ダイワ セルテート LT3000-CXH
▼新型セルテートを特集した記事です
第2位 バリスティック(ダイワ)
第2位はダイワのバリスティック。魅力はなんといっても、自重の軽さと巻き出しの軽さです。
マグシールドを搭載していないために淡水専用とされていますが、実機を確認すると海で使うこともできそうです。(もちろん使用者責任で)
コンパクトボディの2500番までのラインナップのため、トラウトやバスがメインターゲットですが、コアなアングラーはアジングに最適なことに気付いているでしょう。
すこし尖ったスペックではありますが、このフィーリングが実売価格3万円前後ならお買い得すぎますよ!
ダイワ バリスティック FW LT2500S-C
▼新型バリスティックを特集した記事です
第1位 ヴァンキッシュ(シマノ)
堂々たる1位はシマノのヴァンキッシュです。前作からのわずかな値上げで、ここまでの軽量化と剛性のアップが図られた上に、ロングスプールまでも搭載されています。
外見や巻き感の違いはありますが、歴代ヴァンキッシュの中で「もっともステラに近づいた」と断言できるでしょう。
ステラと使い分けるならば、“巻き続ける釣りにはステラ、ストップ・ゴーを繰り返す釣りにはヴァンキッシュ”。
発表されるやいなや、釣具店への問い合わせが殺到しているようなので、しばらくは品薄状態が続くかもしれません。それだけ“いいリール”ということなのです。
シマノ 19 ヴァンキッシュ C3000XG
▼新型ヴァンキッシュを特集した記事です
お気に入りのリールを探そう!
今回は編集部が勝手に格付けをしてみましたが、釣り人それぞれが「なにを重視するか」によって、いいリールやコスパのいいリールは変わってきます。
また、これだけリールの性能が向上した現在、ある程度どのリールを選んでも十分快適に釣りができるのも事実です。
そのため、外見なども含めて“気に入ったリール”こそが、その釣り人のベストなリールなのではないでしょうか。