質実剛健、ふたたび

SGとLGの2シリーズの違いを聞いてきた
感度・操作性重視のSGシリーズ
SGはSensitivity of Graphiteの略。ダイワ公式のカタログには下記のような説明があります。
高弾性HVFナノプラスを軸にX45コブラシールドで締め上げ、SGはレスポンス向上と復元力に優れる3DXを搭載。高い感度と操作性に徹底的にこだわり、ワーミングを軸とした釣法で本領を発揮。およそ第3~4ガイドから曲がり始め、シリーズ共通のコンセプト・ラインスラックの巧みなコントロールを強く体感できるのがこのシリーズだ。
開発担当の方に話を聞くと、高弾性カーボンを使用するSGは、感度重視のワーミングの釣りにはもってこいのロッド。
SGにはLGにはない3DXという技術が搭載されています。分かりやすく言えば3DXは曲がってから戻るスピードが早くなるというもの。
ティップガイドも軽いガイドを採用する事で、感度に優れるモデルです。
キャスタビリティ性としなやかさに優れるLGシリーズ
LGはLimberness of Graphiteの略。
従来のDAIWA作品には少ない中弾性素材をメインに採用。しなやかに曲がって曲がってからの戻りが遅くなるのが中弾性。ルアーの重みをブランクに乗せやすく、より軽いルアーへの対応力を高めキャスタビリティを向上。軽量と粘りがLGの特徴。
SGとは対照的に、手首を返すだけでしっかり曲がり、飛んでくれるキャスタビリティに優れるのがこのLGシリーズ。
クランキングロッドにはグラスコンポジットよく使われますが、中弾性カーボンを採用したのは、ワーミングにも使えるようにするため。
LGのガイドにはあえて重いガイドを採用することで、竿のしなりを邪魔しない設計がなされています。
注目Point②:X45コブラシールド
ネジレ剛性を高めるのが“X45”。ティップからエンドにいたるまでDAIWA独自のテクノロジーX45を、最外装に先端から採用されています。
注目Point③:2ピースモデルもラインナップ!
前作のブラックレーベルは1ピースが主体で、7フィート以上のモデルはグリップジョイントでした。今作はセンターカットの2ピースモデルがラインナップされているので、軽自動車アングラーには嬉しいところですね。
また、SGは“並継”を採用し、レスポンスを重視。LGは投げやすさを重視し“印籠継”を採用。径の差が少ないため、しなやかに曲がる設計になっています。細部までこだわりが詰め込まれたロッドに仕上がってます。