トラウトとは
英語における「トラウト」とは、日本で言うマス類を表す呼称です。代表的なものにニジマスがおり、その他にもブラウントラウト、イワナ、ヤマメ、アマゴなどもトラウトと呼ばれます。
トラウトの中には最大70センチクラスに成長するものも存在し、釣りのターゲットとしても人気です。
トラウトとサーモンの違い
英語におけるトラウトは「湖・河川などで一生を過ごすもの」サーモンは「川で産卵して海で生活するもの」と、生活水域によって呼び分けれています。
ですが、トラウトの中にも海へ渡るスチールヘッドという種類も存在し、厳格に区別することは難しいと言えるでしょう。
サーモンとはサケ科に属する一部魚種(海へ渡るもの)に対しての呼称です。ですがサケもマスも全て同じサケ科に分類されており、生物学的には同じ種類の魚です。
サーモントラウト(トラウトサーモン)とは
サーモントラウト(トラウトサーモン)とは、「商品名」であり種を表す学名ではありません。サーモントラウトは、食用の為に海で養殖されたニジマスの事を指します。
ニジマスは淡水魚ですが、海水への適応能力があり、海での養殖が可能です。海面養殖のニジマスは身質、脂のノリが良いのが特徴です。
トラウトの釣り方
トラウトはルアー、フライ、エサ釣りと様々な方法で狙うことが出来ます。
エリアトラウトと呼ばれる、管理釣り場(釣り堀)のルアーフィッシングはゲーム性も高く、比較的簡単にトラウトを釣る事ができ、初心者やカップルにオススメの釣り場です。
トラウトのルアータックル(ロッド・リール)
一口にトラウトのタックルと言っても、出向くフィールドや対象魚のサイズは様々。ここではフィールド・対象サイズ別に代表的なタックルをご紹介します。
管理釣り場・渓流で狙う(小~中型トラウト)
■ロッド
管理釣り場・渓流といった小場所では、5~6フィート前後、パワーはウルトラライトが主流です。
ダイワ トラウトX 60UL
■リール
リールはスピニングリールの1000台番が主流です。
ダイワ レブロス 1003
■ライン
ラインはナイロンラインの2~4ポンドが主流です。3ポンド以下の極細ラインは扱いが難しいので初心者の方は3.5ポンドあたりから試してみましょう。
サンヨーナイロン ライン GT-R トラウト スーパーリミテッド
■ルアー
ルアーは5グラム以下の小型のミノー、クランクベイト、スプーンといったものが使われます。
シマノ ルアー カーディフ ふわとろ 35D-F TR-135M
ラパラ エックスラップ・カウントダウン5cm
大型河川・湖で狙う(中~大型)
■ロッド
大型河川・湖といった大場所では、長さ7~9フィート、ロッドパワーはライト~ヘビーの間で、川幅や狙う水深、どの程度の飛距離が必要かなど、フィールドの規模や狙いによって使い分けられます。
シマノ ロッド トラウトワン ネイティブスペシャル 70L
■リール
リールはスピニングリールの3000番。対象魚が中型メインであれば、2000~2500番でも良いでしょう。
シマノ 17 アルテグラ C3000HG
■ライン
ラインはナイロンラインの8~14ポンド、遠投が必要であればPEライン1.2~1.5号+フロロショックリーダーといったラインシステムを組みます。※ポンドや号数はあくまで目安です。
モーリス(MORRIS) ライン VARIVAS スーパートラウトアドバンス MAXパワーPE 1.2号
■ルアー
大場所でのルアーは飛距離が必要だったり、深いレンジを探る必要があったりで、10~18グラム前後のスプーンや、70ミリのミノーが使われたりと様々です。予め「フィールド名+トラウト+ルアー」で実績ルアーを検索したり、狙うフィールドに詳しい釣具店などで情報収集をしておくと良いでしょう。
ロデオクラフト MTレイクス
トラウトの魅力
トラウトの魅力。それは釣り味や食味にもありますが、大自然の中で竿を振り、美しい魚体に出会うその「瞬間」にもあると言えます。
みなさんも二度とは訪れないその時を探しに出かけてみませんか?