明暗部

ベイトフィッシュとなる小魚は光のある場所に集まる習性があります。
これに対し、シーバスのように体が大きいフィッシュイーターは、小魚から自分自身の存在に気付かれにくい場所に身を隠します。
ゆえに橋脚の明暗部は、捕食することを意識したシーバスが集まりやすい場所なのです。
もちろんなんでも良いわけではありません。良い明暗部というのも存在しますので、後述にてみていきましょう。
良い明暗部を見つけよう

シーバスが身を隠す行為をより確実に出来るのは、明暗のコントラストがくっきりした場所です。
橋脚の高さが低いほど、暗い側には光が届きません。
ぼんやりした場所より、くっきりと分かれた明暗部が理想的なのです。
内田の経験的には白熱灯がアツい

これは経験上になりますが、LEDよりも白熱灯の光の方がベイトフィッシュが集まりやすい傾向を感じています。
LEDには紫外線が含まれていないためだと考えられますが、ベイトフィッシュの群れの有無が釣果に影響を与えます。
ブレイク

シーバスのポイント選びで、ブレイク(高低差のある地形変化)も外せない一級ポイント。
彼らは深みのある場所で、上を通るエサを待ち構えているのです。
ブレイク×潮位変化がカギ

ブレイクがあったとしても、潮位変化が伴わないと捕食しない事が多いです。
潮位が高く、ブレイクの上側でも水面までの高さが十分にある場合、シーバスの活性はあがりません。
また、潮位が引いても水量が十分に残るようなブレイクでも同様です。小魚は深い側に移動する必要がなく、明確な時合いは発生しません。
水中にブレイクがあり、潮位変化によって干上がるくらいの場所がベストです。
内田流!ブレイクの見つけ方

ではブレイクを見つけるには、どうしたら良いのでしょうか?
もっとも良いのは、潮位が低いタイミングで現場を見る事です。地形の変化がよくわかります。
ブレイクといっても地形変化だけではなく、岩が沈んでブレイクを作っていたり、沈んだテトラの端部がブレイクになっていたりすることも。
潮位が高い時にルアーがボトムに触れる速さで、ブレイクを推し量ることもできます。しかし、全体の把握はできません。
この地形把握に関しては、経験の多いアングラーほど入念にやっています。
それほどシーバスフィッシングにおいて重要度の高い要素なのです。
