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「時間がない」は言いわけ。短時間でランカーサイズを釣りまくる男“内田聖”とは(2ページ目)

家庭と釣りの両立


編集部I
釣りの話の前に、家庭や仕事についてお聞きしても大丈夫ですか?

内田
お答えできる範囲なら(笑)

編集部I
お子さんが二人いらっしゃると伺っています。お子さんの年齢はおいくつですか?

内田
上が小学校低学年の女の子。下が年少の男の子ですね。

内田さん親子

休日の内田氏。家族との時間もとても大切にしている。

編集部I
やんちゃ盛りですね(笑)子育てに加えて、本業もされていると。

内田
そうですね。月~金は平均して大体20時ごろまで仕事をしているイメージです。

編集部I
なるほど……それを聞くと釣りをしている時間が無いように思えますが……。

内田
いえ、それでも年間150日ほどは釣りに行ってるんですよね。プロデュースルアーのテストもありますし。

編集部I
150日!?どのようなスケジュール感なのでしょうか?

内田
基本的に土日はどちらかの日中しか釣りに行かないので、メインは平日のショートタイムですね。

編集部I
ショートタイムというと……。

内田
平日は1時間前後、家庭もあるので車で30分ぐらいのポイントがメインです。

いつでも家に戻れるように移動は最小限。軽装で気軽な釣りがフェイバリット。

釣りに行ける時が時合


編集部I
話には聞いていましたけど、本当にショートタイムなんですね。

内田
そうですね(笑)自分の場合は“釣りに行ける時が時合”。自然と短時間で釣果を出す釣り方にシフトしていました。

編集部I
なるほど。失礼かもしれませんが、聞かせてください。

それはルアーのテストがあるから。という義務的なことも関係あるのでしょうか?

内田さんが担当するルアー。もちろん細部まで余念がない。

内田
それは一切ありませんね。自分が楽しい釣りじゃないとやらないので(笑)

シーバス・チヌ・メバルと、四季に応じたターゲットを追いかけるのが本当に楽しいんです。


編集部I
なるほど……。私も愛知県西部で20年以上過ごしていましたが、それほど魚影が濃いエリアではないようなイメージがあります。

釣果を出すことも難しい中で、しかも短時間。失礼かもしれませんが、にわかには信じられません。


内田
よく言われます(笑)確かに、魚影が濃くないと言われてしまうような要素は揃っています。

地図を見てもらうとよくわかると思いますが、外洋向きでも基本は内湾。フレッシュな魚や、サイズの良い魚は出づらいです。

更にいえば川から山も遠いため、川の流れもたるくて地形はフラットですし……。

編集部I
それでも釣果を出すための秘訣があると?

内田
自信過剰ではありませんが、そういうことになりますね(笑)

2018年のハイシーズンでは90UPを複数本キャッチしているそう。
初夏からはチニングへ。60アップという驚異のサイズをたたき出している。
冬はメバリング。“良型が出づらい”といわれる「愛知県知多半島」で圧巻の28センチ。

内田流!ショートタイム釣行のポイント選択


編集部I
短時間釣行で釣果を出す秘訣があるということで、伺ってみたいと思います。

内田
そんなに大層なものでもなく、単純なことなんですけど……

ポイント選択が全てです。


編集部I
ポイント選択ですか?

内田
短時間だから、魚が確実にいそうなポイントを効率的にランガンする必要があるんですよね。

ここで反応がなければ、すぐに移動しよう。そう思えるポイントをたくさん知っておくことが重要なんです。


編集部I
具体的にお聞きしてもいいですか?

内田
つまり、ストラクチャーですね。

編集部I
というと?

内田
潮回りやベイト、雨や風など爆釣に関係する要素はいくらでも存在します。

でも、これは状況に左右されますよね?ひとつ変わらないものがあるとしたら、ストラクチャーなんです。


編集部I
釣りに行ける時が時合となると、状況を待っていられないということですね。

内田
そうですね。ストラクチャー=流れのあたる橋周りなどを意識すると思うんですが、これだけではすぐに周りきってしまいます。

岸壁沿いや、岩・ブレイクなどの目に見えないストラクチャーなど、魚が隠れやすい場所をたくさん知っておくことが重要ですね。

毎年地形が変わるような場所。観察に余念がないからこそ、ポイント選択に自信が持てるそう。

編集部I
なるほど。目に見えないストラクチャーを探す方法はあるのでしょうか?

内田
竿を振らずに観察することですね。

釣りに行ける時が大潮の干潮付近と重なる場合に、なるべく高い位置から色んな場所を見て回ってみてください。


編集部I
なるほど。普段どのぐらいランガンするのでしょうか?

内田
どのぐらい……日によりますが、ダメな時は2投で次に行っちゃいますね(笑)

編集部I
それだけの頻度で移動となると、相当数なポイントを引き出しにされているんですね。

内田
自分の場合、移動範囲が限られているので。狭い範囲内の方がポイントも見つけやすく、ランガンもしやすいですよ。

編集部I
今でもポイント開拓はされていますか?

内田
それこそメバリングなんて最近はじめたばかりなので(笑)

ポイント開拓含め、釣り方まで学ぶことが多いですね。


編集部I
なるほど……。忙しい今でもジャンルを増やす、その原動力はどこにあるんでしょうか?

内田
新しい発見があると嬉しいんですよね。ワクワクしないと釣りじゃありませんから!

どうして釣れたんだろう?を振り返るとワクワクが止まらないのだとか。

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