極小イカ型ワーム「タイニースクイッド」とは
タイニースクイッドは、ジャクソンが発売しているイカ型の小型ワーム。ソルト用ワームとしては、珍しい「バックスライドフォール」をさせることができます。
独特な形状とアクションは、メバルをはじめとするライトソルトウォーターの新しい手札となるでしょう。まずは、具体的にどのようなシーンでタイニースクイッドを活用できるのかご紹介いて行きます。
イカパターンの攻略に
イカパターンといえば、主に、2月下旬から起きる富山湾のホタルイカパターンや、10月下旬ごろから釣果が聞かれ出すヒイカパターンなどが挙げられます。
小イカがメインベイトとなるシーズンは、フィッシュイーターがイカを偏食。このようなシーンでタイニースクイッドを使用すると、良い釣果に繋がるはずです。
あみパターンでも効く
冬から春にかけて全国的に起こりやすい「あみパターン」は、難易度が高いことで有名です。速く沈んでしまうルアーや大きなルアー、アクションが強すぎるルアーにはほとんど魚が反応しなくなってしまいます。
このような特徴を持つあみパターンのときにも、タイニースクイッドであれば、漂わせるようにアクション出来るため、フィッシュイーターのバイトを引き出せます。
タイニースクイッドの使い方
タイニースクイッドは、イカを再現しながらも独特の形状をしています。そのため、多彩なアクションでフィッシュイーターにアプローチしていくことが可能です。
代表的なアクションと使うシチュエーション、タックルセッティングについてまとめましたので参考にしてみてください。
ただ巻きとドリフト
イカは直線的な動きをする特徴があります。タイニースクイッドでこの動きを再現する時は、針を頭側から刺して、ただ巻きが効果的です。
表層からボトムまでのレンジを探り、魚の反応が得られる層を見つけると釣果アップにつながります。また、潮の流れやある程度の風があるときには、ドリフトをしてみましょう。
遊泳力がないイカが流されてるようなイメージで流して行くと、流れのたるみやストラクチャー付近に差し掛かったタイミングでバイトを得られます。
バックスライドフォール
タイニースクイッドだからこそ、実践したい『バックスライドフォール』。
タングステンネイルシンカーの0.9~1.3グラムを、頭の膨らんだ部分にセットし、小型のオフセットフック(ワイドゲイプ)を使用するのがおすすめです。
そして、釣果をあげる最大のポイントは、フロロカーボンラインを使用すること。PEラインだと浮力が抵抗となり、フォールが不安定になってしまったり、フォール中のアタリを取り辛くなったりする可能性があります。
タイニースクイッドのラインナップ
タイニースクイッドのカラーラインナップは全10種類。イカは夜間に行動することが多いので、それに合わせたカラーラインナップが特徴です。
グローやホワイトに加え、濃いめのカラーはイカをイメージさせたい場合に、ラメが入ったカラーはあみパターンを攻略したいときにおすすめです。
バックスライドフォール用のアイテム
ここではタイニースクイッドのバックスライドフォールに必要なアイテムをご紹介します。アクションを上手く引き出すためには、セッティングが大事ですので、ぜひ参考にしてみてください。
オフセットフック
タテカン型のラインアイを採用することで、結束部が左右にずれることを防ぎ、フッキング率を高めてあるオフセットフックです。
オフセット部分を長めにし、ワームのズレを軽減する工夫がしてあります。カルティバ独自のMFコーティングによる貫通力の高さも魅力です。
Cultiva B-99 マルチオフセットフック #4
ネイルシンカー
高比重のタングステンを使用したネイルシンカーです。小型である上に先端が細長く尖っているので、小型のワームであっても素材を切り裂きにくくなっています。
一度差し込んでしまえば、シンカーの段差がしっかりとワームにホールドされ、抜ける心配もありません。
Jackall ネイルシンカー 0.9g
フロロカーボンライン
素材を厳選して高強度を実現した、根ズレに強いフロロカーボンラインです。比重が高いので水へのなじみが早く、風によるラインスラックも抑えられます。
カラーはナチュラルで、水中における違和感の少なさも魅力です。
ダイワ 月下美人 TYPE-F 150m 3lb
タイニースクイッドでスレた魚を攻略!
現在の釣り場で、魚にプレッシャーが掛かっていないのは稀なことです。タイニースクイッドがあれば、ただ巻きやドリフトだけでなく、バックスライドフォールを活かしてスレた魚を攻略できます。
ぜひ、唯一無二の存在ともいえるタイニースクイッドを使ってみてください。