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身近な外来魚「ブルーギル」生態・外来魚問題・流入の経緯・釣り方を詳しく解説

身近な淡水域に生息しているブルーギル。初心者でも簡単に釣れるターゲットですが、外来魚であるゆえにちょっと嫌われている一面も。しかし食べたら意外に美味しいなんて情報も。本記事ではブルーギルの基本情報から外来魚問題、食べ方や釣り方について詳しくまとめました。

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

ブルーギルの基本情報

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出典:PIXTA
分類
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門 脊椎動物亜門 Vertebrata
条鰭綱 Actinopterygii
上目 棘鰭上目 Acanthopterygii
スズキ目 Perciformes
亜目 スズキ亜目 Percoidei
サンフィッシュ科 Centrarchidae
ブルーギル属 Lepomis
種(学名) Lepomis macrochirus
種(英名) Bluegill
種(和名) ブルーギル

ブルーギルは、北アメリカ大陸原産のサンフィッシュ科の魚です。本来日本には生息していない魚でしたが1960年に移入され、その後人の手によって全国に広められた歴史があります。

繁殖力や環境適応能力が高く、外来魚問題として度々話題に上がってしまうことも多い魚です。

形態

ブルーギルは全長20~25センチ前後まで大きくなることが多い魚ですが、それ以上のサイズも確認されています。

日本で釣り上げられた最大記録は滋賀県琵琶湖における29センチ・810グラム、世界最大としては40センチ程度で2.15キロの記録もあります。

体は鯛のように扁平しており、特徴的なのはエラ蓋にある濃紺の模様。これが由来で、ブルー(青)ギル(エラ)と名付けられました。

体色は幼魚の時は淡い水色や黄色、成魚になるにつれて青紫や暗褐色の体色に変化します。

生態

食性は肉食で、小魚や小さな虫、魚の卵等、動物性のものであれば何でも食べます。

産卵期は6~7月頃にかけてで、この時期になるとオスは婚姻色が出て、アゴの下あたりが朱色を帯びます。

産卵は底が砂地の場所にすり鉢状の産卵床を作り、そこにメスが卵を生んだ後、オスが孵化するまで産卵床を守ることが特徴です。産卵床は浅場に作られるため、オスが卵を守っている姿を見受けられます。

分布域

日本におけるブルーギルの分布域は、ほぼ全国。繁殖力や環境への適応能力が高く、動物性のエサがある淡水域で流れの緩やかな場所であれば、池・湖・川を問わず生息できます。

本来の分布域は、移入元となった北アメリカ大陸です。

外来魚問題

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出典:PIXTA

ブルーギルは特定外来生物に指定されており、生態系への影響が懸念されています。そのため、許可なく輸入・販売・飼育・放出した場合は、懲役または罰金の罰則が定められています。

移入の経緯

日本への移入の経緯は、1960年に遡ります。当時の皇太子がシカゴ市長から寄贈された15匹を日本に持ち帰ったのが最初です。

それらは食用に出来ないかと研究された後、1966年に静岡県伊東市の一碧湖に放流されました。その後、人の手によって様々な形で全国的に放流された記録が残っています。

現在は生態系への影響が懸念されているブルーギルですが、当時そのような認識はなく、「ブルーギルはおめでたいプリンスフィッシュである」として放流された経緯もあるようです。

影響

ブルーギルが生態系への影響を懸念されている理由が、その強い繁殖力や環境適応能力、そして肉食性であることです。

小型の魚ではあるものの数が増えやすく、魚の卵や稚魚、虫等を食べてしまったりすることが知られており、在来種への影響が懸念されています。

駆除活動

特定外来生物に指定されているブルーギルは、生体の持ち運びなどが厳しく禁じられており、地域によっては底引き網等によって捕獲・駆除活動が行われています。駆除されたものは肥料にする等して有効活用されているようです。

また、条例で捕獲(釣獲)したブルーギルのリリース(再放流)が禁じられている都道府県もあります。

人間との関わり

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ブルーギルは日本においては人の手によって移入・放流された魚で、元々の移入目的には食用も含まれていました。

また、綺麗な見た目なので飼育したいという方もいるかもしれませんが、それには注意点もあります。

飼育

ブルーギルは環境適応能力が高く、エサも動物性のものであればよく食べるので、飼育は簡単とされています。ただし、特定外来生物に指定されているため、無許可の飼育は違法です。

もし飼育を考える場合は、定められた手続きを踏む必要があります。

食用

原産国の北アメリカにおいては食用にされている魚です。身は白身で淡白、鯛やスズキに似ていると言われています。

ブルーギルには顎口虫などの寄生虫がいるリスクがあるため、生食は避けるべきです。

ブルーギル釣り

ブルーギル釣りの画像

撮影:TSURI HACK編集部

ブルーギルは初心者でも手軽に釣れる魚です。リリースが禁じられていることもありますが、身近な釣りターゲットであるとも言えます。

よく釣れる時期

ブルーギルは春から夏にかけて簡単に釣ることができます。環境適応能力が高いため、夏場の高水温下でも活発に行動しています。しかし、冬はエサをほとんど取らず、釣ることは難しいです。

釣れる場所

流れが緩やかで水草などの隠家がある場所、または流れ込みのように酸素が豊富な場所を好みます。それゆえに池や湖、川の中~下流域、用水路などが有望なポイントです。

暖かい時期には岸際を泳いでいる姿が見えるので、探してみたりすると良いでしょう。

釣り方

ブルーギルはルアー釣りでもエサ釣りでも狙えます。道具は、安価なものや他の釣りで使っているものの代用で十分。以下でルアー釣り・エサ釣りの釣り方を説明します。

▼ルアー釣り

ルアー釣りでは小さなブルーギルの口に合わせて、小さなルアーを使うのがポイント。2~3インチのワームを、ダウンショットリグやノーシンカーリグ、ワッキーリグで使うのがおすすめです。

竿とリールは、ブラックバス用のものやアジ・メバル用のものが最適です。

▼エサ釣り

食欲旺盛なブルーギルは、エサ釣りでも簡単に釣れます。短い延べ竿にウキ釣り仕掛けがあれば十分。エサはサシ虫やミミズといった活きエサの他、小さく切った魚肉ソーセージやパンでも釣れます。

エサが苦手な方は、エサの代わりにワームの切れ端やビニール片を針に付けるのがおすすめです。十分に釣果を得ることができます。

釣り入門におすすめ!

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出典:PIXTA

ブルーギルは全国どこでも簡単に釣れて、20センチを超えれば強い引きも楽しめるので、釣り初心者にはおすすめの魚です。

定められたルールや注意点を守った上で、ブルーギル釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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