ハスゴップについて
ハスゴップは人気バスフィッシング製品を手掛けるブランド一誠(issei)から発売されている、プロップハードプラグです。ベイトタックルでもスピニングタックルでも扱える、扱いやすいルアーとして開発されています。
レングスは95ミリで日本の各地で捕食されているベイトフィッシュにマッチしたサイズ。ウエイトも11グラムと柔らかいライトな竿から少し硬めの竿まで投げることが出来るルアーです。フックは#6を前後に搭載しています。
isseiらしい捻りの効いたi字系プラグ
ハスゴップは今やブラックバス用プラグのジャンルの1つとなったI字形のプラグです。ただし、よくあるI字形プラグとは一味違うisseiらしい捻りの効いた自発的アクションを誘発する機構が搭載されています。金属パーツや極短いリップなど、すべてのパーツが連動してバスに口を使わせるルアーです。
ハスゴップの特徴
ハスゴップは琵琶湖原産の淡水魚、”ハス″の稚魚をモチーフして作られています。琵琶湖周辺ではハスの稚魚を″ハスゴ″と呼び、ハスゴのプロップベイトという意から、ハスゴップと名付けたと製作者である村上晴彦氏は説明しています。ハスをモチーフとしていますが、もちろんハスが生息していないフィールドでも有効なルアーです。
ハスゴップはI字形では珍しく重心移動システムを採用しており、遠投が可能なルアーとなっています。ウエイトはキャスト時に後方移動し、着水後ジャークを入れると前方へウエイトは戻ります。アクションを殺さずに飛距離アップに成功しています。
前にプロップ、後方はブレードで自発アクションを発生
ハスゴップには2種類の金属パーツが搭載されています。前方アイに付けられたプロップと、後方のブレードです。この2つは動き出すスピードに差があり、前のプロップはゆっくり巻いても回ることに対し、後方のブレードは一定以上の抵抗がかかって回り始めます。そのラグがリトリーブ中のランダムなアクションを生み出し、意図しない自発的アクションを演出することが出来ます。
レンジキープを容易にする極小リップ
ハスゴップには極小のリップが採用されています。これは通常のミノープラグのロールアクションやウォブルアクションを演出するためのものではありません。この極小リップで水を受けることで浮き上がらずレンジキープをしやすいというメリットを生んでいます。またブレードとペラの抵抗によって横を向かないようにバランスをとる機能もあります。
ハスゴップの使い方
ハスゴップはI字形プラグであるため、アクションの基本は一直線に姿勢を変えずに泳ぎます。ウォブルやロールにスレたバスに非常に有効なアクションです。そこにプロップとブレードの水中攪拌、ランダムな回転によるフラつきがバスに対してバイトチャンスを与えます。
オリジナルのセッティングでフロロカーボン12ポンドを使用した場合、潜行深度は3~10センチです。ナイロンラインを使用した場合は少し浅くなります。ルアーの特性上太い糸よりも、細糸のほうがアクションを殺さないのでお勧めです。
基本はただ巻きでOK
ハスゴップの基本アクションはただ巻きです。ゆっくりとただ巻きをすることでバスが″吸いつくように″バイトしてくるでしょう。あまりに早い巻きスピードだとプロップで抵抗を受けすぎてしまい、バズゴップの持ち味である自発的アクションを出すことが出来ません。ゆっくり巻くことを心がけましょう。
応用技その1「ストップ&ゴー」
ハスゴップはただ巻きが基本ですが、追ってきても食わせきれない時や明確に食わせる障害物があるときはストップ&ゴーが有効です。ハードプラグのI字系が水中でストップすることで、追ってきたバスとの距離が詰まり思わずバイトしてしまうことがあります。ハスゴップは金属パーツが付いているので、急な減速加速による水流変化も期待できます。
応用技その2「デッドスローリトリーブ」
ハスゴップはデッドスローリトリーブでも効果を発揮します。前のブレードがゆっくり動き出すスピードで巻くと、後ろのブレードは回りません。これに水の中の流れが絡むと後ろのブレードが予測不能なフラッシングをします。スローシンキングなので横に引きながらもレンジをゆっくり刻んでいくことも出来ます。
ハスゴップの自発的アクションでバス釣りを楽しもう
ハスゴップはただゆっくり巻くだけで、誰でも自発的アクションを出すことが出来るオートマチックなルアーです。天才デザイナーの村上晴彦氏が細部にこだわりの機能を搭載し、スレたバスにも口を使わせるルアーに仕上がっています。ぜひフィールドでハスゴップの威力を体感してみてはいかがでしょうか。