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フローター

おすすめフローター10選!形状ごとの特徴・選び方とマナーや注意点とは

バス釣りの可能性を広げてくれるフローター。未開のポイントを攻められる一方で、使うために求められる注意やマナーの解説と、おすすめのフローター10モデルをご紹介します! 

目次

アイキャッチ画像出典:TSURI HACK編集部

フローターについて。使用するメリット&デメリットは?

エレキ付きのフローター

フローターとはおもにバスフィッシングで使用する、浮き輪に椅子が取り付けられたような形状の簡易小型ボート

チェストハイウェーダーとライフジャケットを装着して乗り込み、足ヒレやエレクトリックモーター(エレキ)で自分の行きたいポイントへと自由に水面を移動できます。

当記事では、フローターを使用するメリット・デメリットと選び方を解説。おすすめのフローターもご紹介します!

メリット

■メリット

  1. ●岸釣りやボートでアクセスできないポイントが攻められる
  2. ●よりスリリングなファイトが楽しめる
  3. 夏は涼しく快適

 

フローターを使用する最大のメリットが、岸釣りやボートでたどり着けないポイントを攻略できることでしょう。

陸から近づけない場所はもちろん、水面までボートが降ろせなかったり、浅すぎて動力が使えない場所でその威力を発揮します。

その他にも、水面に近いことからよりスリリングなファイトが楽しめる、水に浸かるので夏は涼しくて快適といったメリットがあります。

デメリット

■デメリット

  1. ●準備&片付けに手間がかかる
  2. ●転覆や沈没、流されるリスクがある
  3. 冬は寒く使用が難しい
  4. 場所によっては使用禁止

 

フローターの多くは組み立て式で、畳んだ状態で釣り場まで運んで組み立てる手間が必ず発生します。

帰る時にはそれらを片付ける必要もあり、荷物も多く重量もそれなりにあるので、岸釣りの手軽さと比べると重労働には間違いありません。

下半身が水中に入った状態で使うため、水温の低い時期に使うのは基本的に難しいでしょう。

さらに空気が抜けて沈没・転覆する可能性があったり、流れのある場所で流されたりと、命に関わるデメリットも

また、水域によってはフローターそのもののが禁止されている場合もあるので、釣り場へ行く前にフローターが使えるのか入念に調べておく必要があります

フローターの形状と選び方

フローターは大きく4つの形状に分けられます。形状による違いと選び方を解説します。

O型

O型フローター

O型は浮き輪に椅子が付いただけのような、シンプルな形状。

収納時には小さく収納できるものが多く、価格もリーズナブルなことが特徴。

一方で乗り降りがしにくく、水の抵抗を受けやすいのでスピードが出ないといったデメリットがあります。

U型

U型フローター

O型のフローターをさらに乗り降りしやすくしたのが、U型のフローター。

前方が開いているので乗り降りしやすく、釣った魚をランディングしやすいことが特徴です。

一方で、O型フローターよりも旋回しにくく、小回りが効かないのがデメリットでしょう。

V型

V型フローター

U型の後方部分(船首)を尖らせ、スピードを出しやすくしたのがV型フローター。

荷物を載せられるスペースも広くなるので、時間をかけて大きめの止水域で釣りをするのに適しています。

旋回性能にやや劣り仕舞寸法も大きめなことと、価格も高めなのがデメリットでしょう。

H型

H型フローター

フローターの中で最も安定性が高く、ボートに近い感覚で扱えるのがH型。

H型フローターのほとんどにはオールが付いており、エレキの搭載が可能な機種もあるので広い範囲の移動が可能です。

安定感・安全性が高い一方で、4つの形状の中では最も高価なうえ、重量も重くサイズも大きいため持ち運びに労力がかかります。

フローターを使う上での注意点とマナー

フローターでの注意点の画像
撮影:TSURI HACK 編集部

フローターを使った釣りは岸釣りやボート釣りにはない危険性もあり、使用時には注意が必要。

また、他の釣り人へのマナーを持って使うことも大切です。

荒天時や波が高くなりやすい沖には出ない

フローターはあくまでも岸付近の、穏やかな止水域で使用するための道具。

大規模な河川や湖など、波が高かったり流されやすい場所での使用は厳禁です。

ボートのように沖に出るための乗り物ではないことを念頭に置きましょう。

ボートや船の航行に注意

フローターはシルエットが小さく、水面上ではボートや船から非常に視認しずらい存在なうえ、スピードが出ないので回避行動を取るのも難しい乗り物です。

そのため、フローターに乗っている最中は常にボートや船の航行に注意を向ける必要があります。

そもそもボートや船が頻繁に通る水域では、フローターを使うのは避けましょう。

万が一ボートや船が近づいてきた際には、大声で呼びかけたりホイッスルを吹くなど、こちらの存在に気づかせる行動をとりましょう

岸釣りアングラーの邪魔をしない

岸から釣りしている人が多い場所で、フローターを使うのは控えるようにしましょう

また、自分が浮く事で岸からのキャストを妨げてしまう経路を航行するのもトラブルの元。

どうしても岸釣りアングラー近くの水面を通らなければならない時は、一声かけるなどコミュニケーションを取りトラブルを避けましょう

タックルや電子機器の水没に注意

フローターに乗ると腰あたりまで水面がくるので、スマホや車のリモコンキーなどの水没リスクが大幅に高まります。

電子機器類は完全防水仕様のバッグにしまっておくのが安心でしょう。

もちろん、ロッドやリールも水没する可能性が高くなるので、濡らしたり落とさないようにタックルを扱う工夫も忘れてはいけません。

ライフジャケットは必須。乗り降りは安全な浅瀬で

ただでさえ動きにくくなるウェーダーとフィンを装着するうえ、浮き輪のように足を入れるフローターは、乗り降りで転倒する危険があります。

入水ポイントは足元が安定した岸から近く、浅瀬になっている場所を選びましょう。

また、沖でフローターから降りたり、フローターの上に立つのは自殺行為なのでNG。

そして、万が一沈没や落水しても溺れることのないよう、ライフジャケットは必ず装着しましょう。

フローターおすすめ10選!さまざまな形状・メーカーをピックアップ

バイソンウェーブ BW148V-TS

国内メーカーとしては圧倒的な知名度を誇る「バイソンウェーブ」のV型フローター。

0.9mmと分厚いPVC生地を使用しており、擦れなどの摩擦に強いことが最大の特徴です。

V型ならではの積載量の多さや、スピードの出しやすさにも優れています。

形状V型
全長1.48m
全幅110cm
重量7kg
最大積載量130kg

バイソンウェーブ BW184H-T

一人乗りボート並みの横幅60cmを実現し、体格のある人でも使用しやすいH型のフローター。


目線が他の型よりも高いため釣りがしやすく、移動も速度も高いモデルです。


体格の大きな方はもちろん、荷物をたくさん載せたい方、波に強いフローターが欲しい方にもおすすめ。

形状H型
全長1.84m
全幅126cm
重量16kg
最大積載量140kg

バイソンウェーブ BW123C-T

旋回性能の高いO型と、乗り降りのしやすいU型のハイブリッドであるC型形状のフローター。


リュック式の収納バッグが標準装備されており、O型ならではの持ち運びのしやすさも備えています。


重量も軽めでコンパクトなので、小規模な野池などをランガンする方におすすめです。

形状C型
全長1.23m
全幅107cm
重量6kg
最大積載量110kg

ジョイクラフト JU-5N

ゴムボートなどで有名なジョイクラフトから販売されている、U型のフローター。


生地にはゴムボートと同じ強度の高い防水生地が用いられ、地面や木の枝でも穴が開きにくくなっています。


U型ながらアルミ製のオールが付属しているので、足ヒレ以上に早く進むことも可能です。

形状U型
全長1.31m
全幅108cm
重量7.5kg
最大積載量90kg

ジョイクラフト JT-9N

積載量が多く、たくさんのルアーやロッドが積載可能なH型フローター。


後部にはエレキモーターの搭載も可能で、足ひれでは不可能なスピードでの移動が可能。


穏やかな日の湾内限定であれば、ソルトウォーターでも活躍してくれるでしょう。

形状H型
全長1.60m
全幅107cm
重量10kg
最大積載量140kg

Classic Accessories Teton

アメリカのアウトドアメーカー「Classic Accessories(クラシック・アソシエイツ)」が販売している、リーズナブルなU型フローター。


1万円台という破格ながらしっかり使える構造で、気軽にフローターでの釣りを体験してみたいといった方におすすめ。


ECサイトの口コミでも評価が比較的高く、気軽に使用する分には申し分ない性能を有しています。

形状U型
全長1.08m
全幅102cm
重量4kg
最大積載量113kg

Caddis Sports Premier Plus

アメリカで人気の高いフローターメーカー「Caddis(カディス)」のV型フローター。


148kg(人間を含む)という最大積載量が特徴で、多数のタックルや荷物の積載が可能。


規模の大きなフィールドを積極的に移動しながら釣りをしたい、色々なルアーを試したい、そんなアングラーにおすすめです。

形状V型
重量7.44kg
最大積載量148Kg

フーターズ F-165H

バイソンウェーブのフローターは欲しいけど価格が…という人におすすめなのがフーターズのフローター。


なかでもF-165Hは安定性が高く、積載量も多いH型のモデル。


0.9mmのPVC生地製を熱溶着した構造で、安全性の面でも優れたフローターです。

形状H型
全長1.65m
全幅120cm
重量13.5kg
最大積載量120kg

フーターズ F-145A

同じくフーターズのV型フローターがF-145A。


フローターをこれから本格的に始めたい方にピッタリな価格と性能を持っており、安全性にも大きな問題はありません。


旋回性と直進性能に優れ、持ち運びにも便利なコンパクトタイプ。


フットポンプが付属しているので、買ってすぐに使えるのもポイントです。

形状V型
全長1.45m
全幅115cm
重量9.8kg
最大積載量120kg

バスプロショップス ロストレイク O型フローター

アメリカの大型釣具店「バスプロショップ」のオリジナルフローター。


シンプルなO型形状であり、小回りの良さとコンパクトな仕舞い、軽さが最大の特徴です。


価格も2万円台とお財布にも優しいので、気軽にフローターの釣りを楽しみたい人におすすめのモデル。

形状O型
全長1m
全幅100cm
重量3.2kg
最大積載量79kg

フローターを使って未開のポイントを開拓!

フローターの画像

撮影:TSURI HACK 編集部

フローターはこれまでたどり着けなかったポイントを開拓し、釣りの幅を広げてくれるアイテム。

とくに釣り場のハイプレッシャー化が進んでいる近年において、釣り人の少ないポイントで釣りができることは大きなアドバンテージとなるでしょう。

一方で、岸釣りやボート釣りとは異なる危険性や、マナーを持って使う事が求められる道具でもあります。

正しく使って、これまで得られなかった釣果を目指してみましょう!

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