仕事の疲れは消えない。それでも“釣りにいきたくなる理由”ってなんだろうか?

2020/05/15 更新

金も時間も労力も消費する。なのに、なぜ釣り人は釣りに行ってしまうのか?ほとんど『病』ともとれる、この現象を自身の経験から考察してみました。


アイキャッチ画像撮影:TSURI HACK編集部

釣りの日は仕事以上に早起きな人たち

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こなしても、こなしても、片付かない業務。

『仕事は終わらせるものではなく、切り上げるもの』。そのように、かつての上司に教えられてきた私(編集部T)も、気づけばもう30歳。

20代の頃より、確実に体力の衰えを感じるこのごろ……にもかかわらず、釣りに行くときの足取りは異常なほど軽い

いったいなぜなのでしょう?

それは不治の病のせい?

撮影:TSURI HACK編集部
少なくとも私の周りには、この不治の病と闘病する人が多く存在します。

どれだけ疲れていても、雨の日であろうが雪の日であろうが、喜んで竿を振り続ける人たち。

休日だけでは飽き足らず、仕事の出勤前と終業後のわずかな時間も無駄にするまいと、フィールドへ繰り出すアングラーもいるほどです。

世間のイベントごとにもわりと無頓着。「釣り納めは大みそか、初釣りは元日」という猛者まで存在するのが、その中毒性を物語っています。

じつは“休日は家で休んだほうがいい”という説も

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以前、休みの日にアウトドアに没頭すると、かえって疲れをためてしまうという説を耳にしたことがあります。

これは家以外の空間に行くことで、無意識のうちに緊張状態を強いられるという、人間の動物的な背景が影響しているそうです。

旅行から帰って来た時に、「家がやっぱり一番落ち着く」と感じるのも、ひょっとしたら上の説に基づく、素直な気持ちの表れなのかもしれません。

そこで考えてみた。

撮影:TSURI HACK編集部
でも、それでも気づけば湧いてくる釣りにいきたいという気持ち。

いったいこれはどこからやってくるのか?

釣り歴20年を迎えた私が考える、5つの自論をご紹介したいと思います。

※紹介する自論は、あくまで釣り人目線で思う、かたよった内容です。学術的根拠はありませんが「それ、あるかも~」ぐらいに、最後まで楽しんでいただければ幸いです。

 

【次ページ:釣り欲は、ほとんど本能に近い?】

自論①:狩猟本能がそうさせる

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かつては趣味ではなく生活のため。つまり「漁」として存在していました。自然との知恵比べともとれる釣りは、言わば魚との追いかけっこ

人間にも狩猟本能というものが備わっていて、「獲物を捕らえる=食糧確保」の図式が成り立っているという仮説。

釣れないとつい焦って不安に駆られる(スーパーで魚が買える現代では、だれも困らないし責めもしないのに)のは、人間に脈々と流れる遺伝子がそうさせているのかも?

自論②:他の趣味ではまかなえない快感を味わいたい

GTを抱っこする釣り人
撮影:TSURI HACK編集部
魚が釣れた瞬間に訪れる、なんとも表現しようのない『高揚感』。

手が震えるほどの感動を与えてくれる、自己記録魚との出会いなど……およそ釣りでしか味わえない快感は、記憶の中に確かに存在します。

また、バラシやラインブレイク、ボウズなどで得た悔しさは釣りでしか取り返すことができないのも、懲りずにフィールドへと向かってしまう理由ではないでしょうか。

自論③:無心で物事に集中したい

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「釣りをしている間だけは、誰にも邪魔されたくない」そんな風に考えるアングラーの方も少なくないと思います。

仮に友達と釣りに行っても、本当に集中している間は無言。ただただ、魚と向き合うことだけに全神経を集中させていたり。

少し前、陶芸に挑戦したときにも同じような感覚に陥ったのですが、何も考えない時間を作るということも人間にとって必要なのかもと感じます。

 

【次ページ:スリルと不確定が釣り好きを加速させる】


自論④:非日常のスリル

フッキングの画像
提供:ChillTrip
魚をかけた瞬間、「バラすまい」と思うと同時に、高鳴る心臓 ― 。

日常ではあまり経験できない、スリリングな瞬間が釣りには訪れます

失敗できないという、ある意味プレッシャーにも思えることが時に心地よいと感じる。だからこそ釣りあげたときの快感も上昇するわけでして。

そんな風に人々は釣りという沼にハマっていくのでしょう。

自論⑤:生き物が相手である以上、ゴールがない

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とある有名プロが書籍の中で、

「仮にオリンピックに出るような陸上選手に、100メートル走で勝負を挑んでも、負ける確率の方が圧倒的に高い。ただ、釣りは生き物が相手である以上、ベテランが初心者に負ける可能性も十分にあり、そこにおもしろさがある」

と、そんなことを綴っていました。

どれだけ考え、準備を入念に行っても、最後は魚次第によって風向きが変わってしまう。

2度として同じような釣りが展開できないからこそ、みるみるうちに人々は釣り中毒に侵されてしまうのではないでしょうか?

以上、結論は出ませんが。

ヒラマサ
撮影:TSURI HACK編集部
みなさんも少なからず、共感をいただけたのではないでしょうか?

いろいろ考えても、結局は「よくわからんけど、なんとなく慢性的に釣りに行きたい」というのがホンネ。

私たちの人生を豊かにしてくれる趣味、『釣り』。愛する一方で、こんな金食い虫に魅せられてしまった自分を、ちょっぴり恨んだりもするのですが。

2018年も残すところあとわずか。どんな素敵な思い出を、釣りは私たちにもたらしてくれるのでしょうか?

「もうオフシーズンだから」といって、部屋に隠居していてはダメですよ! “最後まで何が起こるかわからない”のも、釣りの大きな魅力なのですから。
(文:編集部T)

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