自然型河川とは?
護岸にフェンスなどが少なく、自然の中にある川という印象を受ける自然型河川。
一般的に定義されているというわけでもないために明確な区分もなく、シーバスアングラーからアバウトな要素で呼び分けられていることがほとんどです。
今回は自然型河川の特徴に迫り、攻略方法を解説します。ホームフィールドが都市型河川のアングラーも、自然型河川に惹かれてしまうかもしれませんよ!
自然型河川の魅力
自然型河川はほとんど護岸されておらず人工物も少ないため、自然の中での釣りを楽しめることが魅力です。
まさに非日常的な時間で、そのロケーションに魅せられる釣り人は少なくありません。さらに、エントリーも都市型河川に比べて大変なことが多く、時には藪や木々をかき分けることもあります。
そんな苦労の末に手にした魚は非常に感慨深く感じさせてくれることでしょう。
自然型河川にはどんな川がある?
近年自然型河川として人気を博している秋田県の雄物川をはじめ、関東では利根川や相模川、中部では木曽三川に九頭竜川などがあります。関西では紀の川、その他にも日本最後の清流と呼ばれる四万十川や筑後川などの自然型河川が存在します。
どの川もそれぞれ異なった雰囲気があり、雄大な自然に生きるシーバスの美しさに惹かれ、全国から釣り人が集まります。
都市型河川との違い
都市型河川と自然型河川、どちらにも違った魅力があります。具体的にどんな違いがあるか見ていきましょう。
雨の影響を受けやすい
自然型河川の多くは上流部にダム湖などがあることで急に流れが速くなったり、増水することもあります。
時に恩恵を与える増水ですが、同時にアングラーに危険を及ぼす可能性も。気づけばあっという間に水が増えてしまうこともあるため、川の状況には気を配り、少しでも様子がおかしければ陸に戻る決断をしてください。
ウェーディングが主体
自然型河川の河川敷は濃い藪や木々が茂っていることが多く、水辺に立てる場所は限られます。そのため、川の中での移動でポイントを渡り歩く場合も多いです。
流れの強い場所では膝程度までを意識し、踏み出しすぎないようにしましょう。
人工物が少ない
付近に市街地があることが少ないため、橋などの人工物があまりないことも特徴として挙げられます。
地形変化や流れの有無などの要素で魚を探すことになることが多く、マップアプリなどで細かく把握しておく必要があります。
アベレージサイズが大きい?
自然型河川はベイトが豊富であることや、ほとんど人が入らないようなポイントが多くあるためにアベレージサイズが大きい傾向があります。
流れの強い河川であればシーバスもそれに順応し、都市部では考えられないほどにパワフルな引きを感じさせてくれます。
ポイントの選び方
基本的には橋脚などの人工物が少ないため、ブレイクなどの地形変化や、川の地形的に常に流れが発生するところを探し出して釣りをすることが多いです。
魚が好む場所については大概一緒であるため、ベイトの有無などと照らし合わせながらポイントを選びましょう。
川のカーブ
カーブしているところは基本的に内側はシャローとなり、外側は流れの早いディープとなります。
つまり、ブレイクや流れが強い箇所も存在する上に、シャローに入ってくる活性の高い魚も狙うことができます。
河川合流部・流れ込み・中洲
3つのポイントに共通するのは、“流れがぶつかり合う地点”ということです。
流れの変化はもちろん、地形変化にも富んだ超1級ポイントであるため、必ず抑えておくべきポイントといえるでしょう。
流心
川には基本的に流心と呼ばれる流れの筋が存在します。その筋があるところは地形も掘れているため、ブレイクラインに沿った釣りの展開も可能。
目で判断する場合は水面の色やヨレ、手元で判断する場合には動きの強いルアーで一定のスピードでリトリーブし、“抵抗が一番強い箇所”が流心となります。
流れが最も重要!?攻略方法とは
自然型河川は人工物によるストラクチャーも少ないフィールド。ポイント選択ひとつとっても、重要な要素は“川の流れ”に詰め込まれています。
基本攻略はドリフト
人工物が少ない自然型河川においては、流れを利用する“ドリフト”での攻略が基本といえるでしょう。
特に注意すべきなのはルアーの頭の向き。上流側へ向けるのか、下流側へ向けるのかを使い分け、ドリフトを行いましょう。
ボトムも無視できない!?
多くのシーバスは上げ潮と同時に河川内へと遡上します。海水は比重が重いために川の水の下へと潜りこみ、川底の付近を中心に流れます。
その流れに乗って泳ぐシーバスを狙うためには、ボトムの攻略が必要となるでしょう。
清流域でアユを捕食するシーバスにおいても、アユが川底で苔をはむような動作に好反応を示す場合があります。ボトムも意識しつつ、広い手段で攻略の糸口を見つけましょう!
自然型河川におすすめのルアー7選
自然型河川の強い流れにも対応しやすいルアーを中心にチョイスしました。
それぞれの強みを理解した上で、ポイントにマッチするものを選んでみてください!
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