シーボーグ200Jについて
シーボーグ200Jはダイワから発売されている電動リール。コンパクトなボディながら強力なモーターを搭載しており、青物からイカまでさまざまな釣りに対応。
今回はそんなシーボーグ200Jについて詳しく見ていきましょう!
シーボーグは電動リールのハイエンドモデル
シーボーグシリーズは、ダイワ製電動リールのハイエンドモデル。下位機種にはレオブリッツ・レオブリッツSがラインナップされています。
▼シーボーグシリーズを特集した記事です
200番サイズは“究極の近海スペック”として知られる
究極の近海スペックともいわれる200番サイズ。PEライン3号を200メートル巻ける糸巻量と、38キロの最大巻上力を誇ります。
シーボーグ200Jのラインナップ
オリジナルモデル
最大ドラグ力を8キロに設定しており、オーソドックスなシングルハンドルを装備。幅広い船釣りに使える、もっとも人気のある仕様です。
ダイワ シーボーグ200J
ダイワ シーボーグ200J-L
ダブルハンドルモデル
最大ドラグ力を6キロに設定したフィネスドラグを備える、ダブルハンドルモデル。細いハリスを用いる、タイラバなどのマダイ釣りに最適です。
ダイワ シーボーグ200J-DH
ダイワ シーボーグ200J-DH-L
LTDモデル
マジョーラカラーが目を惹く2017年限定のモデルです。オリジナルモデルをベースにJOGレバー、スタードラグ、ハンドルナットにメタルパーツを採用。
スペックはオリジナルモデルと同じです。
シーボーグ200J<注目の機能>
シーボーグ200Jにはハイエンドモデルの名にふさわしい、さまざまな機能が搭載されています。
ここでは、注目の機能をピックアップして紹介するため、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
操作性抜群のJOGパワーレバー
ダイワの電動リールを象徴する機能です。従来はボディの右上部分にあった巻き上げレバーを、リールの中心に配置。
クラッチのオンオフや巻き上げなどの動作が、指一本でできるようになり、船釣りをより快適なものにしています。
海水の侵入を防ぐマグシールドボールベアリング
磁性を持つオイルの壁を作ることで、海水や埃の侵入を防ぎ、リールの初期性能を長く維持します。
海水を浴び、餌の汚れが付着する電動リールにとっては、非常にうれしい機能といえるでしょう。
MAGMAXモーターでパワー無双
抜群のパワーを誇るMAGMAXモーターは、大型の青物も浮かせるパワーを誇ります。特殊ネオジウム磁石を採用しているため、回転数を問わず安定したトルクを発揮。
釣人の操作に、タイムラグなくリニアに反応するレスポンスの高さも魅力です。
ハリスを守るATD
出だしがスムーズで、魚の引きに追従して粘りながらラインを放出するドラグシステムです。
船釣りでは想定外の大物がヒットすることも多いため、ドラグ性能は非常に大切。必要最小限のラインを送るため、ファイト時間を短縮して素早く魚を取り込めます。
シンクロレベルワインドでフォールが速い
仕掛けを落とし込む際に、スプールに同調してレベルワインドが左右へ動きます。これによってラインの放出抵抗が減り、仕掛けの高速落下が可能に。
水深が深いポイントでも仕掛けを素早く送り込めるため、手返しよくアプローチできます。
電動スロー巻上げ
低速時の巻き上げを、よりスローに設定。タチウオ釣りに代表される微速で巻き上げる誘いが、だれでも簡単になりました。
シーボーグ200J<おすすめの釣り>
シーボーグ200Jは近海を中心にさまざまな釣りで活躍します。ここでは、おすすめの釣りやターゲットをチェックしておきましょう。
タチウオ
関西・関東を問わず、タチウオ釣りはシーボーグ200Jの大得意分野。コンパクトで自重が軽いため、軽量なタチウオ竿との相性も抜群。
ロッドワークを駆使した誘いはもちろん、電動スロー巻上げを使った電動微速釣法にもおすすめです。
タイラバ
タイラバで広く用いられる0.8号のPEラインにも対応しており、深場の釣りで威力を発揮するでしょう。
手巻きよりも巻上スピードが安定し、速巻きから微速巻きまで対応。フィネスドラグを搭載したダブルハンドルモデルがおすすめです。
コマセ釣り
軽量かつコンパクトなため、コマセを巻く際のしゃくりも快適。イサキやアジ、マダイはもちろん、良型の青物がヒットした際も安心です。
ライトのませ/ライト泳がせ
モーターのパワーが強いため、小型電動リールながら、近海でのノマセ釣り・泳がせ釣りを楽しめます。
10キロクラスのブリを狙う際は、大型電動リールを使いたいところですが、不意の大物には十分対処可能。同じく、近海でのアンダーベイト(落とし込み)にもおすすめです。
イカ
従来は500番サイズの電動リールがイカ釣りの主流でしたが、シーボーグ200Jならばパワーの強さゆえに快適に釣行できるでしょう。
水深150メートル前後でのマルイカ、ヤリイカ、スルメイカにおすすめ。多点掛けの状態でも、しっかりと回収することができます。
シーボーグ200J<使い方・他機種との比較>
ここでは、シーボーグ200Jの購入を検討されている方に知ってもらいたい、使い方と他機種との比較について見ていきます。安い買い物ではないだけに、要チェック!
バッテリーは必需品
シーボーグ200Jは高性能ゆえに、安定した強い電源でないと、本来の性能を発揮できません。そのため、電力が安定しない船電源はNG。
ダイワから販売されているBMバッテリーがおすすめですが、価格が高いことがネックです。予算を抑えたい方は、性能はやや劣りますが鉛バッテリーがおすすめ。
とにかく、まずは“脱船電源”を目指しましょう!
定番の鉛バッテリー
ウッドマン シーキングバッテリー 12V8Ah
リールに直付けでコードレス
ダイワ スーパーリチウム BM2600C マゼンタ
▼電動リールのバッテリーを特集した記事です
釣行後のメンテナンス
電動リールは釣行後のメンテナンスも大切。必ず冷水で水洗いをし、海水と塩の結晶を落としましょう。オイルの流出を防ぐためにも、水へのドブ漬けやお湯で洗うのは厳禁。
また、コネクター部分のグリスがなくなると、錆や接触不良の原因になるため、コネクターグリスをこまめに補充してください。
レオブリッツ200Jとの比較
シーボーグ200Jの下位機種に当たるレオブリッツ200J。マグシールドの有無と、モーターのパワーが大きく異なります。
ともに近海の船釣りを楽しめる200番サイズの電動リールですが、青物までターゲットにする場合はシーボーグ200Jがよいでしょう。
ダイワ レオブリッツ200J
▼レオブリッツ200Jを特集した記事です
フォースマスター400との比較
自重が75グラム軽く、糸巻量がPEライン2号を200メートルのため、シーボーグ200Jよりもライトなスペック。
非常に軽くて操作性は高いものの、汎用性はシーボーグほど高くはなく、青物にはやや厳しいでしょう。マダイやタチウオ釣りでは高い人気があります。
シマノ フォースマスター400
▼フォースマスター400を特集した記事です
電動リール史上に残る傑作!
『近海最強』とまでいわれ、電動リール史上に残る大ヒットを記録した、名機シーボーグ200J。
高価なハイエンドモデルですが、汎用性の高さを考慮すると、コスパがいいといえるかもしれません。電動リールを検討する際は、ぜひ手に取りたい1台です。