トラウトミノーについて
トラウトミノーは、さまざまなメーカーから発売されており、渓流向け・管理釣り場(エリア)向けと、釣り場の特徴に合った設計で開発されおり、店頭では売り場を分けて販売されていることが多くあります。特に管理釣り場(エリア)向けのミノーは、種類や色が豊富にラインナップされています。
渓流向けとの違い
渓流向けミノーとの大きな違いは、自重や浮力が挙げられるでしょう。渓流の流れに負けないスピードでリーリングし、狙ったレンジを通すために、重たく沈むタイプのミノーが多くあります。
▼渓流向けのトラウトミノーを紹介している記事です。
有効的なトラウト
一般的に管理釣り場では、ブラウントラウトやブルックトラウト、サクラマス、イトウなどの魚食性が高い魚に、ミノーが効果的とされています。
しかし昨今では、ニジマスに対してもミノーでアプローチをするスタイルが流行してきています。スプーンよりも強くクランクよりも弱い波動と、浮力を活かした縦の誘いなどでアプローチを行います。
強いフィールド
管理釣り場の中には、ミノーが強いフィールドもあります。自然渓流を利用して作られた釣り場や、餌に小魚を与えている釣り場は、人工餌を与えているトラウトよりも、ミノーに対して良い反応をする傾向があります。
管理釣り場(エリア)向けの種類
ミノーにはさまざまな種類があり、一目でわかるのはリップの長さ。短い(ショート)リップは、表層~中層に適しており、長い(ロング)リップは、中層~ボトムに適しています。その他にも、浮力の違いがあり、シチュエーションに応じて、使い分けることが1匹でも多くの釣果をあげるポイントにもなります。
フローティングモデル
フローティングモデルは、パッケージやルアー本体に『F』と記載されているタイプ。ボディに浮力があり水面に浮くミノー。表層から中層、シャロ―エリアを攻める際に適しています。
サスペンドモデル
サスペンドモデルは、パッケージやルアー本体に『SP』と記載されているタイプ。一定の水深を維持して沈み込まず、浮き上がらないミノー。中層から低層を攻める際に適しています。
シンキングモデル
シンキングモデルは、パッケージやルアー本体に『S』と記載されているタイプ。底に向かって沈み込むミノー。低層やディープエリアを攻める際に適しています。
トラウトミノー7選
エリアトラウト(管理釣り場)に、おすすめのミノーを7選ご紹介します。お好みのメーカーや試してみたいモデルなど、選ぶ際の参考にしてみてください。
数々の快挙を成し遂げたミノーイングの雄
横向きで不規則な動きが弱った魚を演出!
スローに「うにょうにょ」動かす奇抜系ルアー
タックルボックスに忍ばせる驚異の秘密兵器
スレ切るヌシに効くエリアの最終兵器
高活性魚を刺激する強波動型ディープダイバー
大型魚を狙い撃つヘビー・シンキングモデル
使い方(How to)
ミノーの基本的な使い方は、一定速度でリーリングを行う『ただ巻き』や、喰いの間を与える『ストップ&ゴー』。しかし、基本アクションではヒットしないケースもあります。ここで応用的な使い方をご紹介します。フィールドの状況に合わせてご自身のロッドワークに織り交ぜ、色々と試してみてください。
デッドスローリトリーブ
低速巻きのスローリトリーブよりも、更に遅く巻く『デッドスローリトリーブ』。各浮力の特徴を活かし、じっくりと漂うイメージでリトリーブを行います。
ロボット巻き
ストップ&ゴーのアクションを、細かい間隔で行うリーリング方法。ストップ&ゴーが1回転に1回停止であれば、1/2回転に1回停止を行うイメージです。
トゥイッチ
トゥイッチは、ロッドの穂先を細かく動かすことにより、ミノーをダートさせるイレギュラーアクション。ラインにテンションをかけたまま、穂先を10~20センチ程度動かし、ラインスラッグを巻き取り、また穂先を動かすを繰り返します。
ジャーク
ジャークは、トゥイッチよりも大きく穂先を動かすことにより、ダート幅を大きくし、広範囲にアピールするアクション。穂先を動かすよりも、ロッド全体を振り下ろすイメージで大きいアクションを行います。
シェイク
シェイクは、ロッドを立てて構え、手首を支点に振るわせることで、ルアーにアクションを与えるアクション。フローティングでは、水面を漂う虫をイメージ。シンキングでは、ボトム付近をチョンチョンとついばむ小魚をイメージして使うと良いでしょう。
ミノーイングで食わせの釣りを演出
エリアトラウトにおいて、スプーンでは反応を示さない魚を、違ったアプローチで楽しむことができるミノーゲーム。小魚のシルエットと、不規則な動きをがトラウトを狂わせ、捕食本能を刺激。繊細なスプーンゲームと違ったミノーイングで、新たなエリアトラウトを楽しんでみてはいかがでしょうか。