ライフジャケットの必要性

毎年夏になると水難事故の悲しいニュースを耳にします。子どもは予期せぬ動きをするもの。釣りシーンではもちろん、一見水深の浅い河原でのアクティビティでも必ず着用をして安全を確保しましょう。今回はキッズ用ライフジャケットの選び方やおすすめモデルをご紹介します。
ライフジャケットの着用効果
国土交通省の統計によると、漁船やプレジャーボートから転落したときに、ライフジャケット着用時の生存率は60%、そうでない場合の生存率は27%と約2倍の差が出ています。統計からもライフジャケット着用の重要性が分かります。
釣りシーンでも必須!
着用が義務付けられているボートでの釣行はもちろん、堤防や安全柵の設置されている海釣り施設でもライフジャケットは必ず着用しましょう。万が一の際に命を守ってくれる重要なアイテムとなってくれます。
▼着用が義務化「桜マーク」のライフジャケット
子供用ライフジャケットの選び方って?
子供用ライフジャケットは、サイズや機能性など、大人以上に細かなチェックポイントを意識して選ぶ必要があります。体に合わないモデルを選んでしまうと、ライフジャケットの性能が上手く発揮できないので注意してください。ここでは子供用ライフジャケットの選び方をご紹介します。
①サイズ
体にぴったりと合うサイズを購入するようにしましょう。適合サイズを確認の上、できれば試着して購入することをおすすめします。ライフジャケットには適合体重の記載もありますので併せて確認してみてください。
②デザイン
ライフジャケットには様々なデザインがありますが、目立つ色を選ぶのが基本です。具体的には赤やオレンジ、黄色といった水に浮いた時に発見されやすい色を選びましょう。また反射板が付いていてより目立つものを選んでおくのが安心です。
③股下ベルト
子供用ライフジャケット選びで一番重要なのが股下ベルト。股下ベルトは水に浮いた時にライフジャケットが正しい状態で機能してくれるために重要なものなので、これが付いたモデルを選ぶようにしてください。着用の際に子供が嫌がることもありますが、安全のために必ず股下に通して使用するようにしましょう。
④背面の取っ手
子供用ライフジャケットでは、背面に取っ手が付いているものを選ぶものポイントです。万が一落水して引っ張り上げる時にこの取っ手が大いに役立ってくれます。また移動の際に大人が取っ手を掴んでおくことで、子供が転倒することを防ぐことも出来ます。
おススメのモデルを厳選!
ここでは股下ベルトや背面の取っ手が付いたキッズ用おすすめモデルをご紹介。サイズはもちろんですが、子供さんが着ることを嫌がらないデザインを選ぶのもポイントです。ぜひライフジャケット選びの参考にしてみてください。
頭部の浮力確保や保護に役立つピロー付き
モンベル フリーダム Kid's 85-125
桜マーク付きでボート釣りや海上釣堀もOK
十分な強度に加え、動きやすいライフジャケット
ライフジャケット キッズIII (KA-9021)
デザインが可愛いコラボモデル
JWBA認定品 ジュニア・キッズ用マリンベスト W.S.P.とミスターメン
よく目立つカラーで内側ポケットにホイッスル付き
水難事故を防ぐために
平成29年の警察庁のデータによれば、中学生以下の水難事故は釣りや魚取りをしていた時が最も多くなっています。また発生場所は、河川が6割以上を占めている特徴があります。ここでは水難事故を防ぐために知っておきたいことをご紹介します。
天候に注意
低気圧で雨が降っていたり、強風が吹いていたりする時には特に水難事故への注意が必要です。海であれば高波や離岸流の発生、河川であれば急な増水によって水難事故が発生しやすくなります。
また山間部の渓流では、ちょっとした雨でも水位が一気に上昇することがありますので注意が必要です。天候は事前にチェックし、急変した場合は速やかに水辺から離れるのが基本です。
常に目の届くところに
水難事故が起きるのはほんの一瞬の間。子供が水遊びをするときは、大人が付き添って目を離さないことが大事です。ライフジャケットを着用していたとしても、何が起きるか予想が付かないので、常に目の届くところで大人が見守るようにしましょう。
ライフジャケットを正しく着よう
ライフジャケットを着用していても、水難事故につながるケースもあります。特に股下ベルトの装着忘れが挙げられます。また最初は正しく装着していても途中で外してしまっていたなんてこともあります。正しい着用をしていないと、ライフジャケットが本来持つ性能を発揮出来ませんので注意しましょう。
ライフジャケットで水難事故発生を防ごう
釣りを始め水辺でのアクティビティはとても楽しいもの。しかし、事故が起きてしまっては元も子もありません。適合するサイズのライフジャケットを正しく着用して、水難事故発生を防ぐようにしましょう。