ローリングベイトについてのおさらい

この不思議な形状を持つルアーはミノーでもバイブレーションでもジグでもなく、極微弱なバイブレーションを伴うローリングアクションが特徴。その独特なアクションから、唯一無二のローリングベイトというジャンルに振り分けられるルアーです。
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なんで人気なの?

今回はド定番ともいえるローリングベイトの奥深さについて紹介します。普段の使用では見つからなかった発見があるかもしれませんよ!
ただ巻きと3つの合わせ技

すでに実践されているアングラーも多いとは思いますが、まずはただ巻きに加えて行う3つの合わせ技についてみていきましょう。
カウントダウン
ローリングベイトの強みは、浮きすぎないレンジキープ力の高さが挙げられます。その強みを生かすためにキャスト着水後に3秒・5秒・10秒と沈めてからリトリーブするだけで、狙いたい層への正確なアプローチを狙いとする合わせ技。キャスト飛距離を変えずに縦の層を効率的に探ることが可能です。
アップクロスドリフト
ローリングベイトを上流側の流れに乗せ、より自然な形でリアクションを誘うテクニックです。上流側へキャストし、自分の正面を通過するまでは少し早めなリトリーブを意識。自分の目前を通過したタイミングでスローリトリーブに切り替える合わせ技です。バイブレーションなどで実践されるアングラーも多いと思われますが、ローリングベイトでも有効なテクニックの一つです。
スローリトリーブ
ローリングベイトをまるでシンキングペンシルかのように使用するテクニック。微弱なバイブレーションを手元で感じるために巻きすぎてしまいがちですが、スローでの使用も一つの合わせ技です。スロー域ではローリングアクション自体も弱まるため、あまりに反応がないシビアな状況で選んでみましょう。
パターンに合わせた使い方
シーバスは偏食が多く、対応策には頭を抱えてしまうところですよね。そんな偏食パターンにもローリングベイトに一工夫を加えることで、攻略が簡単になるかもしれませんよ!底バチパターン

底バチパターンとは、コンディションの整っていないシーバスが水面まで捕食に浮上せず、ボトム付近のバチを拾い食いしているかのような状況を指します。攻略が難しいとされる限定的なパターンですが、この場合にもローリングベイトがおすすめ。
底付近から流れ出る・流されるバチを演出するイメージで、ローリングベイトを一度着底させ、流れを利用しながらボトムにつけたり離したりを繰り返してみましょう。
ハゼパターン

しかし、夏に水面の水温が高すぎる場合などにはボトムのハゼを捕食するシーバスも多く、一度は試すべきパターンです。ローリングベイトのレンジキープ力を活かし、ボトム付近をなるべくスローに動かしてハゼを演出してみましょう!
最も使いやすいスタンダードタイプ!ハゼにも底バチにも効果的
稚鮎パターン

そんな時はローリングベイトの出番。稚鮎が岩についた藻などをはむイメージをし、ボトムのストラクチャーを感じつつリトリーブしてみましょう!
稚鮎攻略の定番サイズはハクパターンにも効果的!
甲殻類パターン

甲殻類はスーパースローシンキングで攻略!音のアピールもプラス!
番外編:シーバス以外の使い方
ローリングベイトと言えばシーバスに対し効果が高いルアーとして認知されていますが、広いレンジキープ力と豊富なアプローチパターンを持ってすれば、他の魚種に対しても有効な攻め方ができるのも魅力の一つと言えます。そのなかでも特に有効な魚についてみてみましょう。チニング
チヌはワ―ムだけでなくプラグへの好反応を見せることが多く、西日本ではチニングも盛んにおこなわれています。バイブレーションを用いて攻略する場合、どうしてもアピールが強すぎる……。と感じれば、ローリングベイトの出番。リフト&フォール・ファスト気味のリトリーブ&ストップを試してみましょう。ハードボトム攻略にはボトムチューンがおすすめ!
メバリング

対メバルのおすすめカラーを厳選!セイゴやカマスにもおすすめです!
ヒラメ

ただし、ヒラメの着き場が判断しづらい場合にはアピール力の関係上でメタルジグなどに軍配が上がります。適材適所で使い分けてみましょう。
ぶっ飛びタイプのローリングベイト!急深サーフでもおすすめです
レンジも魚種も幅広いローリングベイト

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