対馬海流が育む夢のフィールド
新潟県の沖合約30キロに位置する佐渡島。日本では沖縄に次ぐ、2番目に大きな面積を誇る島です。古くは佐渡金山に代表される、金の一大産地として名を馳せました。
佐渡は暖流“対馬海流”の影響を受け、陸海ともに独特で豊かな環境を形成しており、現代では釣り人の楽園として知られています。
対馬海流の賜物
佐渡の釣りを語るうえで欠かせないのが、対馬海流の存在。新潟県は国内屈指の豪雪地帯ですが、対馬海流の影響を大きく受ける佐渡には、マグロやヒラマサ、メジナ、アオリイカなど高水温を好む魚が回遊してきます。
ショアキャスティングで狙う“ヒラマサ”
マグロやGTと並び、ソルトルアーフィッシング最高峰のターゲットであるヒラマサ。佐渡はヒラマサをショアから狙える、国内でも数少ないフィールドです。佐渡におけるヒラマサタックルの目安やポイントをご紹介しましょう。
“夢の20キロオーバー”も狙える
佐渡のヒラマサシーズンは、水温が上がり始める5~6月あたりからスタート。10キロオーバーの大型の実績が高く、20キロを超える超大型の“佐渡モンスター”も釣り上げられています。
しかし、佐渡でのヒラマサ狙いはまだまだ黎明期であり、釣り方のノウハウやポイントが確立されていない部分も。しかし、その魚影の濃さが抜群であることは間違いありません。
佐渡のヒラマサタックル
佐渡では大型のヒラマサに備えた万全のタックルで挑みたいところ。ロッドは10~11ftのヘビーアクションのショアキャスティングロッドが必須です。
リールはシマノであれば8000~10000番、ダイワだと4500~5000番のスピニングがベストサイズ。メインラインは最低でもPE5号、リーダーはナイロン20号以上がおすすめです。
ヒラマサのポイント
島北部に位置する、外海府海岸がヒラマサのメッカ。ポイントは豊富で、地磯・沖磯ともにヒラマサを狙うことができます。
地磯は情報が少ないため、初めて釣行する際には渡船で沖磯に渡るのがおすすめ。なかでも、二ツ亀や北鵜島、相川、矢柄の磯は超メジャーポイントです。