アジングのやり方について
アジングとはルアー・ワームの疑似餌を使用し、アジを狙う今大人気のお手軽ルアーフィッシング。諸説ありますが、メバリングの外道としてアジが釣れたのが起源とも言われています。
今では専用タックルも充実しており、アジングのやり方自体も変化し続けています。
アジングの基本解説動画はこちら
難しく感じさせているのは時代のせい!?
人気を博しているアジングですが、テクニックや専用商品も増え、ネットでの情報も多すぎることがかえって難しくさせているのかも知れません。
アジ釣りは、サビキやかご釣りをしている方を見れば至ってシンプル。今回はアジングの基礎を含め、やり方自体もシンプルに考えてみましょう。
やり方よりも大切なことがある?
″彼を知り己を知れば百戦殆うからず″と、ことわざがある通り、釣り上げるにはアジの習性を把握しておく必要があります。特に抑えるポイントとして『アジは回遊魚』ということです。
いい道具を揃えようとテクニックを磨こうと、そこにアジが居なければ釣ることは出来ません。つまり、釣り方よりも先にマスターすべきなのはポイント選びといえるでしょう。
時季
アジは回遊魚のため地域によって大きく異なりますが、初夏から秋頃にかけて接岸する地域が多いです。
よって、豆アジの数釣りが楽しめる初夏~サイズが期待できる秋頃にピークを迎えるので、アジングを始める方にもオススメですよ!
▼アジングの時季について
時間
アジは日中も餌を求めて回遊する昼行性の魚種です。しかし夜の方がポイントを絞り込み易く、常夜灯下はアジが捕食を行う一級ポイントとなります。
夜も暗ければ釣れる訳ではなく、昼行性なだけあり夜が更けると活性が落ちるケースもあります。
潮などの状況にもよりますが、喰い気が立つ“日の入り・日の出の前後3時間程度”はしっかり抑えたい時間帯です。
場所
回遊ルートの絞り込みは、同じポイントを通わなければ難しいでしょう。現場へ足を運ぶことも大事です。
しかし、日中にコマセをよく撒かれていれば、そこに居残るアジを狙うことが出来ます。近隣釣具屋さんでの釣果情報や、仲間内での情報も場所選びの大きな材料になります。
ルアー選びと動かし方
アジングはジグヘッドにつけたワームを動かして狙う釣り。繊細なイメージがあるかもしれませんが、まずはシンプルにとらえましょう!
ジグヘッドとワームの選び方
アジングにおいてジグヘッドとワームはとても大切な要素です。1つだけでなく、予備や重さ違いなどでも持っておくと便利ですよ!
・ジグヘッド
アジングの心臓部となるジグヘッドの選び方ですが、“ジグヘッドは1グラム”を基本とするのが良いでしょう。
1グラムを切る軽量のものがよく使われますが、1グラムのジグヘッドは初めての方にも重さを感じやすく、幅広く泳層を探ることが出来ます。
ジグヘッドの存在を感じやすい!初心者から上級者までオススメのジグヘッドです。
・ワーム
アジングワームの中間となる“ストレートテール2インチワーム”からスタートすることをオススメします。ワームがアジの口に対して大きいと思われがちですが、アジはベイトを吸い込むような形で捕食を行います。
テールの細いワームほど針がかりはしやすいため、吸い込みやすいサイズ・形状を意識したワームチョイスを試みて下さい。
臭いけど釣れる!?ガルプはアジングに外せない一軍ワームです。
ガルプ! ソルトウォーター サンドワーム 2インチ
ワームの動かし方
時間に合わせたやり方
前述のとおり、アジは回遊魚です。時間によって居場所や状況が大きく変わることもあるので、アジの習性を抑えてやり方を変えてみましょう!
難易度高?昼のやり方
日中は夜に比べて場所の絞りにくさ・ワームが見えやすいこともあり、一般的に難しいと言われています。初心者の方には少々難易度が高く感じられるかもしれませんが、素早い動きでアジを誘う“ライトワインド”などでアピールしてみましょう
▼ライトワインドとは?
▼昼間のアジングを詳しく解説している記事です
意外にシンプル!夜のやり方
日中に比べて至ってシンプルなのが夜のアジング。まずは常夜灯が灯る場所を探し、表層をスローリトリーブ(低速巻き)でチェックしてみましょう。反応が無ければ5秒刻みごとにカウントを取り、アジがいる層を探してください。ボトム付近に群れているアジは比較的サイズがいい場合もあります。
▼夜のアジングを詳しく攻略している記事です!
どうしてもダメな時に
「アジがいることは確認出来ているのに、釣れない・何をしても反応がない……。」
そんな時に試してもらいたい3つの手段を紹介します。
アクションの付け方を切り替えよう
アジングはアクション切り替えをきっかけに、好釣果に繋がることが多くあります。基本は表層低速巻きでのスローリトリーブですが、ただ巻き中にワームをストップさせて再び巻き始める『ストップ&ゴー』やワームを上にトゥイッチし、フォールさせる『リフト&フォール』と使い分け、その日のヒットパターンを模索してみましょう。
▼これであなたも上級者!?
潮の向きを意識してみよう
アジは流れるプランクトンやコマセを捕食していることが多いため、潮下についていることが多くあります。またアジは潮上に頭を向けているので、ジグヘッドが流される位置・ライン角度を判断して潮に乗せ流してみましょう。
キャロに変更してみよう
ジグヘッド単体では、どうしても飛距離が限定されてきます。手前でアタリがない場合、キャスト範囲外にアジが居る可能性もあるため、キャロライナリグやフロートリグで飛距離を稼ぐことも試してもらいたい手法の一つとなります。
▼Mキャロはアジングの定番です!1つは持って損はなし!?
固定概念に縛られないアジングを楽しむ
アジングの基本を解説してきましたが、あくまでも基本形。アジング自体確立してから日が浅く、まだまだ発展途上のフィッシングスタイルです。基本をマスターした後は、固定概念に縛られることなく、色んなことにチャレンジしてみて下さい。ターゲットの気持ちになり、釣り上げた魚はサイズや重さ関係なく価値のある思い出の一匹になるのではないでしょうか。