18エメラルダス AIRについて
ダイワのエギング用リール『エメラルダスAIR』がモデルチェンジして新登場しました。旧モデルの15エメラルダスAIRから、どのように進化したのでしょうか。
LTコンセプトモデル
18エメラルダスAIRは、LTコンセプトに基づき設計されています。そもそもLTコンセプトとは、2017年から打ち出した、Light(軽さ)とTough(強さ)の両立を図るコンセプトです。
ボディ・スプール・ハンドルを細部まで徹底的に軽量化し、心臓部であるギア・ボディの剛性を向上。まさに夢のようなリールです。
▼LTコンセプトを特集した記事です
18エメラルダス AIRの特徴
18エメラルダスAIRは、徹底した軽量化にくわえ、さまざまな最新機能を搭載。進化したエメラルダスAIRの機能を紹介していきます。
LC-ABSスプール
薄肉アルミ製スプールを採用したことで、大幅な軽量化に成功。また、スプールエッジ部分の形状を見直し、従来のスプールと比べ“飛距離の約5%アップ・ライントラブルの10%ダウン”を達成しています。
マグシールド
ボディとローターの隙間に磁性を持つ『マグオイル』の壁を作ることで、海水や異物の侵入をシャットアウトする画期的な防水構造。2010年から採用され、ハードなオフショアシーンでもその信頼性を発揮しています。
ATD
ATDはスムーズな出だしと、ズルズルと出すぎない粘り強さが特徴です。大型イカの走りを最小限に抑え、ゲソ1本で掛かった際の身切れを軽減。ハイエンドモデルにも搭載される、滑らかな高性能ドラグです。
エアローター
超軽量のエアローターは、巻き出しの軽さと、巻き心地のスムーズさに貢献しています。“ダイワらしい巻き心地”といわれる、初動が軽くレスポンスのよい回転性能を実現。繊細なラインコントロールが求められるエギングでは、大きな武器です。
ザイオン
軽量かつ高剛性のザイオンを、ボディ・ローターなどの主要部品に採用。軽量で操作性に優れるうえに、タワミが少なく負荷が掛かった状態でも、力強い巻き上げができます。
18エメラルダス AIRラインナップ
エギング専用機種のため、ラインナップは2種類のみ。93センチを巻き上げる超ハイギア仕様に、シングルハンドルとダブルハンドルがラインナップされます。
LT3000S-CXH
自重180グラムの軽さが際立つ、シングルハンドルモデル。自重が軽いことに加えて、ハンドル側重量が減ることでウエイトバランスが向上。ハンドル長が長いため、巻き上げ力に優れます。
ダイワ エメラルダス AIR LT3000S-CXH
何もかも最高のリール!
今年の年始にこのリールを購入しました。 エクストラハイギヤということで一回転の巻き取りの長さはとても長いです。だからこそ、それをいかした釣りをできます! また、LTモデルとあってかなり軽く感じます。 デザインもとてもよく、個人的にかなりお気に入りのリールです!
3000番なので、かなり汎用性は高いです。
シーバス・太刀魚やライトショアジギングにも使わせてもらっています。
今じゃ、手放せない最高の相棒です!
LT3000S-CXH-DH
自重195グラムと、やや重くなるダブルハンドルモデルです。ダブルハンドルのメリットは、惰性でハンドルが回らず、止めたい位置で止められること。スラックジャークなどの、ハンドルから手を離すシャクりでは、その性質が顕著に表れます。
ダイワ エメラルダス エア LT3000S-CXH-DH
18エメラルダス AIRおすすめのポイント
とにかく軽い
LT3000S-Cのシングルハンドルで比較すると、18イグジストが185グラム、18エメラルダスAIRが180グラム。なんとハイエンドモデルのイグジストよりも軽く、超軽量リールであることがよくわかります。
シャクりを多用するエギングでは、軽さは大きなメリット。軽量ロッドと組み合わせることで、操作性能と感度が向上します。
ベアリングが9個
ボールベアリングが9個搭載された、滑らかな巻き心地は大きな魅力。イグジストのベアリング数は12個のため、ハイエンドモデルに匹敵する回転性能を有しています。
超ハイギア
ラインスラックをスピーディーに回収できることは、エギングでは大きなアドバンテージ。とくに風が強く、ラインが膨らみやすい状況では、より快適に釣りが出来ます。
ただし、エギが手前に寄ったり、底から浮きすぎたりすることがあるため、シャクり時のハンドルの回しすぎには注意しましょう。
18エメラルダスAIRは“買い”なエギングリール
LTコンセプトで生まれ変わった18エメラルダスAIRですが、旧モデルよりも1万円ほど低い価格設定に!
「もしかしたら上位機種が出るのでは? 」とも考えられますが、スペックを考えれば“買いの一択”であることは間違いないでしょう。
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