意外と美味しいワニゴチ

ワニゴチはマゴチ同様、クセのない上質な白身が特徴の魚。市場への入荷量も少なく、マゴチよりも高級魚として扱われているので、釣れたらぜひ食してみたいところです。ここではワニゴチの調理法をご紹介します。
刺身
ワニゴチの上品な味をそのままに楽しめるのが刺身。マゴチより柔らかい身をしていて、ピンク色が強めに出ているのが特徴です。調理する際には身の部分が少ないので、丁寧に捌いていくのがポイントとなります。
煮付け
ワニゴチは煮付けにするのもおすすめです。身が取りにくい頭の周りや骨が取りにくい腹周りを煮ると身がほぐれ、食べやすくなります。味付けは少し薄めにすると、ワニゴチの身を味わいやすくなります。
天ぷら
綺麗な身をしたワニゴチは、天ぷらにして食べるのもおすすめです。身を一口大の大きさに切って、ゆっくりと揚げるのがポイント。味にアクセントを付けるために、大葉を巻いてから揚げるのもよいでしょう。
ワニゴチの釣り方

ワニゴチは5~10月頃の暖かい時期に釣れることが多く、冬にはほとんど釣果は望めません。小魚やエビを捕食するので、エサ釣りでもルアー釣りでも狙うことができます。ここではワニゴチの釣り方をご紹介します。
投げ釣り
ワニゴチはシロギスの投げ釣りをしていると釣れることがあります。シロギス狙いのアオイソメに喰いついてきたり、針に喰いついたシロギスに喰いついて来たりします。投げ釣りでは出来るだけ遠くまで投げて、エサが弱っていないか確認しつつ、時には誘いを入れながら釣ってみてください。
▼“投げ釣り”を詳しく解説!
泳がせ釣り
伊豆半島で泳がせ釣りで狙うヒラメの外道としてもよく上がっているワニゴチ。泳がせ釣りではエサとなるアジやイワシを弱らないように針に掛け、アタリがあってもしっかりと喰い込むまで待つのが基本です。早アワセはすっぽ抜ける原因となりますので注意してください。
▼“泳がせ釣り”を詳しく解説!
ルアー
マゴチやヒラメをルアーで狙っていると、ワニゴチも釣れることがあります。ハードルアーよりは、ワームやキャスティングラバージグで釣れることが多いようです。地形や流れの変化、ベイトフィッシュが多いところを中心に狙ってみてください。
▼マゴチのルアーゲームを解説!
ワニゴチを釣ったら味わってみよう!

釣れてもその見た目から敬遠されがちなワニゴチですが、マゴチ同様に高級魚として扱われる美味しい魚です。活魚として市場に出回ることはとても少ないので、新鮮な状態を味わえるのは釣った人の特権です。釣れた時にはぜひおすすめの調理法で召し上がってみてください。




