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明石のジギングを徹底攻略!明石海峡の激流を制する釣り方のコツと船宿6選

2022/10/20 更新

明石のジギングは多くのジギンガーを虜にしています。明石海峡の急流で育った魚は、ファイトも食味も抜群。激流アタックってなに?どんなタックルを使うの?疑問を解決していきます。船宿も紹介しているので、ぜひ参考にしていただき、『明石海峡イチのジギンガー』を目指してみてください!

目次

アイキャッチ画像出典:利弥丸

明石のジギングについて

明石ジギングの画像

出典:利弥丸
日本海の丹後と並び、関西のジギングフィールドとして名高い明石。ハイシーズンになれば多くのジギングファンが県外からも訪れます。明石のジギングの魅力をチェックしましょう。

関西ジギングのメッカ

明石でジギングしている画像
出典:魚英

明石海峡や播磨灘などに代表される“明石の海”は、国内屈指の好漁場として全国に知られます。

大阪から1時間、神戸からは30分で遊漁船に乗れる、アクセスの良さも人気の理由。そのため、古くからジギングのメッカとしてジギンガーを魅了しています。

浅くて速い

明石海峡大橋が写る海の画像
出典:PhotoAC

明石の主なポイントは、深いところでも水深70メートル程度。明石海峡大橋西側の淡路島寄りエリアでは15メートルほどと、全体的に水深が浅いことが特徴です。

しかし、明石海峡に流れ込む潮流は驚くほど速く、潮止まりの時間も極端に短い。もっとも潮が速くなる大潮の時には、なんと11ノット(時速20キロ)、普段でも3~5ノットで流れます。

わずか水深50メートルのポイントで、300グラムのジグを投入しても、底取りがままならないこともしばしば。国内屈指の急潮流を誇ります。

激流アタック

明石海峡の画像

出典:PhotoAC

明石海峡大橋の淡路島寄りの橋脚付近には、激流に加えて底に荒い磯があり、水深70メートルから30メートルまで一気に駆け上がります。

この駆け上がりにチャレンジすることを『激流アタック』と呼び、底取りに全神経を集中させなければ、一瞬で根掛かりしてゲームオーバー。

『ジグの墓場』と例えられる難攻不落のポイントですが、ブリの魚影の濃さは抜群で、ジギンガーとしての腕が試される人気のポイントです。

しゃくりはゆっくりと

ゆったりとしたジャークでジグを速い潮に乗せてアピールし、フォールで食わせるスロージギングが主流。

底から5~10メートルが勝負となる明石のジギングでは、シグが浮き上がりやすいハードジャークは禁物です。すぐにタナから外れないよう、ゆったり躍らせ、フォールで食わせの間を作りましょう。

食味抜群

速い潮と豊富なエサで育った明石の魚は食味が抜群。丸々とした魚体と、脂がのってまっ白な身には驚かされるでしょう。食味に魅せられて通うジギンガーもいるほどです。

明石のジギング<乗合船>

明石エリアで代表的なジギング船を紹介します。ほとんどの船は早朝から昼過ぎまでの半日便が主流で、料金は7,000~9,000円前後の設定。

どの船もハイシーズンの休日は満船になるため、早めの予約が必須です。自身のフィッシングスタイルに合う、お気に入りの船を見つけてみてください。

耕栄丸

耕栄丸の画像

船長が非常に親切と評判で、明石のジギング船の代表的な存在。操船技術に定評があり、潮の速い明石の海でまっすぐにジグを落としやすいように操舵してくれるなど、初心者でも釣りやすいジギング船。

釣った魚は船長がタモですくって生簀に入れてくれ、帰港時に血抜きと神経締め。釣り座は船の前後の希望を告げて、それぞれでじゃんけんやくじ引きで決定します。
耕栄丸facebook

東田丸

東田丸の画像
出典:東田丸

明石の海を知り尽くした船長は、キャリア40年以上の大ベテランで、操船技術は抜群。おすすめのジグの船内販売もしており、始めて明石にチャレンジする方や、初心者でも安心です。

船長の愛情ある細かい指導も受けられ、ビギナーからベテランジギンガーまで根強い人気を誇ります。釣り座は船長が乗船者の経験などを考慮して決めてくれ、釣った魚は帰港後に血抜きと神経締めをしてくれます。
東田丸 ホームページ

利弥丸

利弥丸の画像
出典:利弥丸

アットホームで楽しい船長さんがつくる和やかな雰囲気が魅力で、“船柄”に惹かれて通う常連ジギンガーも。ポイントに近い垂水漁港から出船するため、移動時間が少ないです。

帰港後に船長が血抜きと神経締めをして渡してくれ、氷は無料で準備されているなどサービスも充実。釣り座は希望を伝えて、ダブった場合はじゃんけんで決めます。
利弥丸 ホームページ

ビッグファイター

ビッグファイターの画像

大型のきれいな船で、洋式トイレもあり、女性や子どもも安心です。「全員に青物を獲らせたい」という船長の情熱から、青物狙いのジギンガーに人気が高いジギング船。

釣った魚は、生簀か船の大型のクーラーボックスに入れるため、クーラーボックスは船に積む手間がありません。少人数で出船しており、釣座はじゃんけんで決めます。
ビッグファイター ホームページ

愁輝丸

愁輝丸

出典:愁輝丸

ジギングに精通した船長さんが、優しく丁寧に教えてくれるため、初心者からも評判がいいジギング船。少人数で出船しており、ゆったりと快適なジギングを楽しめます。6人から仕立てることができ、仲間同士で貸切るのも楽しいでしょう。
愁輝丸 ホームページ

魚英

魚英の画像
出典:魚英

3船体制で出船する明石の老舗船宿。3船それぞれの船長がそれぞれのポイントへ向かい、たえず連絡を取り合う連携プレーが特徴です。

船長の経験やアドバイスに信頼が厚く、ジギングエキスパートが多く集まるため、難しいポイントへも積極的に向かいます。同船のエキスパートジギンガーのテクニックは必見で、上達への近道でしょう。

船と釣り座はあらかじめ船宿が決めており、帰港後にはお茶とおしぼりのサービスがあります。
魚英 ホームページ

明石のジギング<時期と釣果>

明石のジギングのハイシーズンは、7月から12月。このシーズンにはほとんどのジギング船が毎日出船していて、人気の青物やタチウオを手軽に狙うことができます。

ハマチ・メジロ

明石のジギングの画像

撮影:TSURI HACK編集部

6月中ごろからメジロやハマチの釣果が上がり始めます。夏にはツバスの数釣りが楽しめ、ジギング入門に最適な季節です。

明石の青物は速い潮流で身がしまっていて、豊富なベイトフィッシュを捕食しているため、小型でもしっかりと脂がのります。

10月ごろに『鹿の瀬』というポイントで釣れる、イカナゴを捕食しているハマチは、砲弾型にまるまると太っていて、脂ののりも最高で絶品。食味の良さから、あえてブリを狙わずにハマチを狙うジギンガーもいるほどです。

ブリ

ブリの画像

出典:PIXTA

水温が下がり、タチウオがベイトとなる晩秋は、ブリの釣果が高まるチャンス。潮流に乗って猛烈に走る明石のブリとのファイトはスリリング。脂がのったタチウオを捕食しており、食味も格別です。

なによりも激流を制した証であり、明石のブリはジギンガーにとって勲章といえるでしょう。明石ジギングに魅了され、虜になってしまう理由がそこにあります。

タチウオ

タチウオ ジギング 仕掛け

撮影:TSURI HACK編集部

夏からはタチウオジギングが盛んで、タチウオジギング専門で出船する船も。青物狙いのジギング船でも、青物が食わない緩い潮の時は、潮を待ちながらタチウオを狙います。

とくに神戸沖のタチウオは有名で、ポイントには100隻にも及ぶ大船団を形成。青物狙いのジギング船に乗る場合でも、タチウオタックルはぜひ揃えておきたいところです。

サワラ

サワラ
出典:PIXTA

夏から初秋に釣れるサワラは絶品で、近くの市場では1匹1万円を超える高値で販売されます。しかし、居場所がコロコロと変わり釣果が安定しないため、青物やタチウオのように専門に狙うことはありません。

サワラはカミソリのように鋭い歯を持っており、ラインブレイクが多発します。着底までの中層でヒットすることが多いため、ラインスラッグを極力減らしてフォールバイトを即アワセしましょう。

ジャーク中も、ジグを大きく飛ばしてラインスラッグを出し過ぎると、“サワラカッター”の餌食になってしまいます。

タコ

明石タコの画像

撮影:TSURI HACK編集部

ジギングではありませんが、近年は夏ごろのタコ釣りが流行中。青物の潮待ちにタコ釣りをすることもあり、タコエギを忍ばせておきましょう。『明石タコ』は日本一のブランドタコで、お土産にすると喜ばれます。

▼明石のタコ釣りを特集した記事です

明石のジギング<タックル>

明石ジギングの画像

出典:利弥丸

速い潮流と荒い磯、浅い水深の砂地のポイントなど、さまざまなポイントを攻める明石ジギング。タックルの選択が釣果を大きく左右するため、万全の準備で臨みましょう。

基本はベイトタックル

潮流が速く根の荒いポイントが多いため、底取りがなによりも大切です。そのため、着底感度に優れアクションを早く起こせるるベイトタックルが基本。

屋根があるジギング船が多い明石では、6フィート前後のジギングロッドが扱いやすく、スローピッチジャークのできる柔らかいロッドがおすすめ。

潮にラインを流されないように、細いラインを使うことが特徴。極端に太い糸を使うと、水中のラインの角度が違ってしまい、同船者とお祭りを起こしてしまいます。

エバーグリーン ポセイドン スロージャーカー 603-3

全長:1.91m
自重:115g
継数:1本
仕舞寸法:191cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:-2号

要所でスピニングタックルを

スピニングは底が荒くない、浅いポイントで有効です。砂地のポイントやイカナゴパターンの鹿の瀬では、ジグをアンダーハンドでキャストしてナナメ引き。

バーチカルよりも上下に少ない移動距離でアピールできます。キャストすることで、同船者が攻めていないポイントを釣れるメリットも。スピニングタックルを持ち込むことで、戦略がより広がります。

ダイワ ソルティガ BJ 63XHS-S・V

全長:1.91m
自重:131g
継数:1本
仕舞寸法:191cm
ルアー重量:60-150g
PEライン適合:0.8-1.5号

ジグの基本

イワシやイカナゴがメインのベイトの時期はショートタイプのジグを用い、60~250グラムを潮の流れや水深により使い分けます。

フォールのアクションに優れたセンターバランスのジグが人気で、潮の影響を受けにくい細身のタイプや、水切れの良いタイプが扱いやすいでしょう。ピンクシルバーやブルーシルバー、アカキンが定番のカラーです。

シービーワン ゼロワン 100g

全長:130mm
自重:100g 

明石名物ロングジグ

タチウオがベイトとなる秋から冬にかけての“タチパターン”ではシルバーのロングジグが絶対に必要です。

明石海峡大橋付近の激流アタックでは、潮の影響を極力受けずに、早く着底させやすい細身のロングジグがベスト。いつの季節もロングジグは明石ジギングの必需品です。

スミス CBナガマサ 250g

全長:260mm
自重:250g 

フックシステム

ジグにフックが付いている画像

撮影:TSURI HACK編集部

底が荒くないポイントやサワラの釣れるポイントでは、フロントにツインフック、リアにもアシストフックを付けるシステムが有効。

しかし、激流アタックの際は、リアフックは絶対に外しましょう。間違いなく根掛かりしてしまい、ジグを捨てるようなものです。

青物はベイトの頭から捕食するため、フロントフックがシングルフックでも、ブリの吸い込み力をもってすれば、ほぼ確実にフッキングします。

タチウオジギング

明石のタチウオジギングは、神戸須磨沖の70メートルラインが主なポイント。一般的なタチウオジギングタックルでドラゴン級のタチウオにも対応できます。

タチウオも歯が鋭くラインブレイクしやすいため、飛び過ぎないタチウオ専用ジグを使いましょう。紫やピンク、ゼブラ、グローが定番のカラーです。

デュエル ブランカ 150g

全長:125mm
自重:150g 

明石海峡の激流で価値の高い1本を獲ろう

明石ジギングの画像

柔らかいロッドに細いラインのライトタックル・シルバーのロングジグでの神経を研ぎ澄ませた底取り・スローピッチジャークでフォールで食わせること

この3点が、明石海峡を攻略する重要なポイントです。激流に挑み、価値ある1本を狙ってみてはいかがでしょうか。

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