アンタレスDCの特徴
シマノの最高峰ベイトリールのアンタレス。始めてDC(デジタルコントロールブレーキ)が搭載されたのは2006年発売の06アンタレスDC。遠投性能に長けたベイトリールとして、多くのアングラーに厚い支持をうけてきました。そして、デビューから10年の時を経て、2016年にNEWアンタレスDC(16アンタレスDC)として生まれ変わりました。
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外観
メタリックシルバーのボディは高剛性マグネシウムフレームを採用。メカニカルブレーキノブをサイドプレート内部に移動させた為、流線型のラインが際立っています。
中量級ルアーの遠投性
特筆したいのは、なんと言ってもその遠投性の高さ。飛距離の伸びを重視した37mmの大径MGLスプールを搭載し、中量級(17グラム)以上のルアーの遠投性に長けたセッティングになっています。
シマノのベイトリールで最も遠投性の高いアンタレスDC。前モデルの最高は99m。そして今回はなんと109.37m!感想を言うと、今までとはまったくノビが違った。「フーン」と振っただけですぐ50m。経験的に信じられない。本当、マジで飛びます。出典:SHIMANO(村田基)
NEW 4×8DCブレーキ
内部のダイアルでFL(フロロカーボン)、P(PE)、NM(ナイロンモノフェラメント)、X(エクストリームロングキャスト)の4つのモードを選ぶことができ、使用するラインの特性に合った最適なブレーキ設定が可能です。
NEW 4×8 DCブレーキが人間には到底できないレベルで適切にブレーキをかけてくれるので、バックラッシュの恐怖感がなく、急な向かい風なども安心できる。出典:SHIMANO(秦 拓馬)
DCとは?
DCとはデジタルコントロールブレーキの略称です。電子制御で必要な時のみブレーキをかけるシマノ独自のブレーキシステムで、バックラッシュがしにくく、キャスト性能に長けているといった特徴があります。キャスト時の回転力で起動するので、電池は不要ですし、充電も必要もありません。
16 アンタレスDCは海水NG!
16アンタレスDCは淡水専用です。海水でDCリールを使いたい方は、アンタレスDCMDがオススメです
軽量ルアーの飛距離は?
37mmの大径スプールは、軽量ルアーには向かないという意見も見かけます。実際の使用感は個々のタックルセッティングにもよりますので、一概には断言できない点ですが、軽量ルアーを多用する方は、メタニウムMGL・スコーピオンDCなど34mmスプールを搭載しているモデルを検討してみても良いかもしれませんね。
噂通り、飛距離は抜群です。条件が揃えば、ルアーが彼方までぶっ飛んで行きます。腕次第なのかも知れませんが、最低3/8oz以上のルアーでないと飛距離が出ない様に感じます。出典:Amazon
よく、重量級のルアーでなければ、飛ばないなんて聞いてましたが、あくまで遠投に関しての話で、3インチセンコーくらいなら、トラブル無しで投げれます。出典:Amazon
そもそもスプール径とは?
糸を巻きつけている「スプール」の口径サイズです。スプール径が多きい程、遠投に向いていますが、口径が大きいため、軽量ルアーの初速(立ち上がり)が悪いです。スプール径が小さい程に初速が速くなり、軽量ルアーに向いています。5グラム以下のルアーを想定しているベイトフィネス機は32mmスプールが一般的です。
アンタレスDCのインプレッション
実際に、メアンタレスDCの使用者はどんな評価をしているのでしょうか?インプレッションの一部をまとめてみました。
16アンタレスDC
ギア比5.6のノーマルギアタイプ。スピーナーベイト、クランクベイトなど巻物に最適なギア比です。
シマノ 16 アンタレス DC
シマノが満を持して発売した凄まじいリールですね。飛距離、デザイン、価格(笑)全てが凄まじいです。噂通り、飛距離は抜群です。条件が揃えば、ルアーが彼方までぶっ飛んで行きます。腕次第なのかも知れませんが、最低3/8oz以上のルアーでないと飛距離が出ない様に感じます。出典:Amazon
今までのアンタレスで一番良いと感じました。MGLスプールの恩恵で7グラムくらいのクランクなんかもストレスなく投げられる。飛距離も文句なし。Xモードは、確かに条件を満たさないとなかなか使うことはありませんが、別に通常のモードでも十分過ぎるので全く問題ない。出典:Amazon
16アンタレスDC HG
ギア比7.4のハイギアギアタイプ。テキサスリグなどのワーミングにもピッタリです。勿論、巻物系でも使うことが出来ます。
リール 16 アンタレス DC HG
DC制御のおかげで多少の向かい風でもほぼバックラッシュしません。ラインはパンパンに巻いておくのをオススメします。ラインが無くなります笑 出典:Amazon
第3世代のアンタレスからピッチングにもDCが反応するようになりましたがそんな釣りをするために生産された機種とは思えません。ドゥワー!!っと飛ばして楽しみながら釣りができる機種だと思います。 出典:Amazon
アンタレスDCに合わせたいロッド
折角アンタレスDCを購入するなら、とことん飛距離を追及したいですよね!ワールドシャウラ1752R-2は中量級ルアーのロングキャスト性に長けたロッドです。
シマノ ワールドシャウラ 1752R-2
長いが非常に軽くバランスが良いため疲れない。綺麗に曲がってくれるので狙ったところにキャストが決まる。感度も素晴らしい。値段が高いがそれだけの価値はあった。 出典:Amazon
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18 アンタレス DC MD
アンタレスDC MD(モンスタードライブ)は、ビッグベイトなどの大型ルアーから、モンスター級のターゲットと真っ向勝負するストロングリールです。
各部が専用チューニングされドラグ力も大幅アップ。海水対応機能も付加されるなど、様々なソルトシーンでも活躍する究極の1台と言えます。
8段階のXBブレーキを搭載しており、使用するルアーや状況に応じた調整が可能。重いルアーと、空気抵抗の大きいルアーの中間に設定したい場合は、「Fモード」で対応します。さらに最大ドラグ力6キロと、大物を釣り上げる上で求められる性能を備えています。
シマノ 18 アンタレス DC MD XG RIGHT
飛距離がアドバンテージになる時
バス釣りにおいて飛距離が釣果に直結するとは一概には言えません。しかしボートが出せない野池でのオカッパリや、ボートプレッシャーをかけないでアプローチしたい時など、リールの遠投性が大きなアドバンテージとなる場面は確実に存在します。アンタレスDCはそんな場面でライバルに差をつける心強い味方となってくれるでしょう。