スチールミノーについて
スチールミノーは人気釣具メーカーのタックルハウスより発売されているメタルボディのルアーです。ボディ素材は鉛とステンレスプレートで構成されており、金属素材の高い比重を生かした、遠投性能とシンキングスピードがスチールミノーの特徴です。メタルルアーでありながら、通常の低速から中速ただ巻きでも、ラインアイを支点にしたハイピッチなウォブンロールアクションで泳ぎます。
高速のリトリーブでも水面に飛び出すことなく、イレギュラーなふらつきを交えながら水面直下を泳ぎます。幅広いスピードで活躍するルアーです。
ミノーともメタルジグとも異なる新コンセプトルアー
スチールミノーはミノーでもなくメタルジグでもなく、もちろんメタルバイブレーションにも分類出来ない新コンセプトのルアーです。インジェクションミノーと比較しても遜色ない、ウォブンロールアクションを演出しながらメタルジグ並の飛距離を叩き出すことができます。様々なルアーの利点を取り入れたまさに“良いとこ取り”のルアーです。
飛距離とアピール力を両立
スチールミノーは頭に搭載されたリップ、ベリー、プレート部の各パーツで効率よく水を受け流しアクションするため、軽い引き抵抗にも関わらず存在感の有る強いアピール力を持っています。また金属素材であることに加えて空気抵抗の少ないボディ形状は抜群の飛距離を誇ります。遠投先でメタルジグには不可能な強いアピールが出来るルアーなのです。
スチールミノーのラインナップ
スチールミノーには3種類のウェイトラインナップがあります。対象魚や水深、流れの速さ、風の強さによってウェイトを使い分けることが出来ます。元々発売時より販売されていた31g、41gに加えて、2018年には18gの軽量タイプのスチールミノーが発売されました。元々汎用性の高いスチールミノがより使える幅が広がったといえます。
カラーラインナップも非常に豊富で全20色を展開。全ての重さに全てのカラーがあるわけでなく、18gにしかない“コノシロ”などのカラーや、反対に“フルピンク”などは31g、41gにしか用意されておらず、カラーリングにもこだわりを垣間見る事ができます。
スチールミノー CSM31
スチールミノーCSM31は95mmという、日本全国に生息するベイトフィッシュの平均サイズにマッチするレングスで、31gの重量を持っています。堤防などの水深のある釣り場、流れの速い大規模河川、サーフで、遠くのポイントにレギュラーサイズのルアーを泳がせたい場合に有効です。フックはST46#6を採用しています。
スチールミノー CSM41
スチールミノーCSM41は105mmのレングスで41gのウェイト設定がされています。シリーズ中最もウェイトがあるモデルで、堤防のキャスティングでの大遠投、通常のミノーでは届かないナブラ撃ち、サーフでの大遠投、荒磯での使用など、飛距離とシンキングスピードが欲しい時に選ぶモデルです。フックはST46#4を搭載しています。
スチールミノー CSM18
スチールミノーCSM18はシリーズの中で最も軽量のモデルです。75mmのレングスで18gの重さがあります。シリーズ他モデルと比べると頭一つ抜けて軽いため、シャローエリアでの活躍が期待できます。特にシーバス釣りとの相性がよく、干潟など広大なシャローエリアでの遠投などで活躍します。フックはST46の#10を搭載しています。
スチールミノーの使い方
スチールミノーは、“ミノーのようなスイミングアクション”を通常メタルジグで攻めるような遠い距離のポイントで泳がせたい時にその力を発揮します。そのため狙いたいポイントや場所を把握し、それに合わせた重量のスチールミノーを選択することが重要です。
その上でリトリーブの許容範囲の広いスチールミノーを早く巻くのか、遅く巻くのかを判断しアクションさせれば、今まで攻めることのできなかった場所を適切なアクションで魚にアピールすることができます。ここでは各リトリーブスピードでの使い方をご紹介します。
ただ巻き
通常のタダ巻き。ミディアムリトリーブでは中層レンジをキープしながら、水平にほど近いテール下がりの姿勢でスイミングします。ただ巻き中に時折フォールを混ぜると、ボディを小刻みにロールさせながらゆっくりとフォールするためバイトチャンスを作り出す事ができます。
スローリトリーブ
スローリトリーブではテールを下げながら、中層からボトム付近をウォブンロールアクションで泳ぎます。メタルルアーですが想像以上の低速にも対応しています。水流の流れなどに機敏に反応しバイトチャンスを自発的に作り出します。ボトム付近に沈めた後に糸ふけを作りながらリトリーブすればボトム付近をレンジキープしながら攻めることも可能です。
早巻き
早巻きでは表層付近まで浮き上がり、水平姿勢でハイピッチなウォブンロールアクションを演出します。スピードを上げても決して飛び出さないため、堤防からの青物や河川や広大なシャローが広がる干潟などでも広範囲のサーフェイスレンジをきっちり探ることができます。リトリーブスピードに緩急をつければ、リアクションバイトを誘発することも出来ます。
今まで届かなかった距離や深みを泳ぐ新コンセプトミノーベイト
スチールミノーはメタル素材のルアーですが、アクションや対象魚は非常にミノーに近いことがおわかりいただけたかと思います。サーフでのマゴチやヒラメ、ショアからの青物、干潟でのシーバスなどソルトゲームで飛距離が必要なあらゆるシチュエーションで活躍間違い無しの新コンセプトミノーベイトです。今まで届かなかった距離の魚へこのルアーならではのアピール力抜群のアクションでアピールしてみましょう!